公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

浦和活動支援センター

urawa-k-006
〒330-0061
さいたま市浦和区常盤9-19-5 岩淵ビル3-C
Tel.048-835-5020 Fax.048-835-5021

2023年度事業計画

 登録者は48名,平均年齢49.8歳.日常生活支援や憩いの場を活用した集団性のある活動,個々のニーズに即した活動づくりを行なう.特に,通所が少ない登録者の生活実態を把握し,充足感のある生活が送れるよう検討する.また,登録者が主体的に活動づくりに参画できるよう,丁寧な話し合いを基礎に,希望や思いを表出できる機会を継続する.浦和区内の障害福祉等関係機関と連携し,活動支援センターが地域で担う役割を明確にする.

2022年度事業報告

登録者:48人

1)登録者の状況

 平均年齢49.8歳(65歳以上5人〈10.4%〉).男性29人,女性19人.家族同居30人(62.5%),単身生活14人(29.1%),グループホーム4人(8.3%).見学5人,体験利用者3人に対応した.新規登録者は2人である.また,他事業所利用,高齢者施設入所などの理由で8人が退所となった.

2)2022年度の取り組み

(1)感染症対策の取り組み

 COVID-19の感染症対策として,検温,換気,消毒等の徹底,パーテーションの設置,憩いの場を予約制にする等必要な対策を講じた.登録者が意識できるよう手洗いうがい,マスクの着用など適宜声掛けや掲示を行った.

(2)話し合いを基盤にした活動づくり

 2021年度,登録者の課題整理を行い, 30~40代の登録者にコミュニケーションの困難さを感じる人が多い傾向が見られた.また,健康への意識・関心が高い人も多数いたことから,仲間づくりと健康づくりを目的としたグループ活動を実施.グループ活動参加者と話し合い,企画や運営を進めた.
 継続している映画を語り合う会等の文化的な活動や散歩の会は,登録者とともに内容を検討し,開催した.月1回情勢共有や行事の企画をする「浦和ミーティング」は,気持ちを共有する場や自分の考えを話し合う場が欲しいというメンバーからの声により,テーマを決めて話し合う時間を設けた.

(3)地域とのつながりを深める活動

 つなぐ・つくるプロジェクトの地域巡回,出張憩いの場づくり検討会に参加し,登録者とともに企画・運営から携わった.登録者が憩いの場を利用して,人とのつながりから得られた安心感が支えになったこと等を出し合い,地域の居場所づくりの意義を共有した.

(4)個別の課題に対応する支援

 登録者の生活状況把握に努め,支援体制を組んだ.内科疾患については受診同行や訪問,関係機関と連携を行った.また,登録者の状況を健康増進チームの保健師や看護師と共有し対応を検討した.
 グループ活動では看護職員を招き,講座を開催.その他,週1回実施する散歩の会等,健康増進・予防に向けて取り組んだ.

3)2023年度に向けて

 2022年度新たに開催したグループ活動では,継続参加が難しい人が多く,メンバーにとって主体的な参加につながる環境づくりになっていたか,開催の工夫やグループワークの進め方など今後に向けての課題が残った.
COVID-19の流行時より感染症対策を講じつつ事業所運営を続けてきたが,憩いの場の人数制限等が利用の妨げになる登録者もいた.また,既存の活動は自宅中心の生活を送る人へ向けたものが十分でないこともあり,利用しやすい活動支援センターに向けて利用環境や活動を見直していく.更に浦和区地域協議会への参画を通し,浦和区において活動支援センターが担う機能や役割を明確にし,新たな利用者につながることを目指す.

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