公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

やどかりの里とは

やどかりの里は,精神障害のある人たちが,地域の中で生き生きと暮らし,働くことを目的に設立された民間の公益法人(社団法人)です.
1970(昭和45)年に“ごく当たり前の生活を”求めて始まった私たちの活動は,効率だけが優先される社会ではなく,一人一人が尊重され大切にされる社会を,そして,障害のある人も一人の市民として共に生きる街づくりをめざし,活動しています.

1人1人が主人公

やどかりの里では,関わる1人1人が主人公です.
互いの意見や考え方を尊重しながら,学び合い,話し合いに基づき創造的な活動を展開していきます.
病気や障害があっても健康を守って暮らすこと,働くこと,活動することを大切にします.
病気や障害の体験から学び,体験や実践から生まれた知恵をみんな(社会)の知恵にしていきます.
さいたま市で,埼玉県で,そして全国各地で思いを同じにする人たちと力を合わせ,知恵を出し合い,声を合わせ,障害や病気があっても「生きていてよかった」と実感できる地域づくりを目指します.

活動方針

1.主体的に活動に取り組む

社会情勢を正しく捉え,やどかりの里の将来を切り拓いていくため,そして,1人1人が自分の人生の主人公となっていくために,主体的に学習・活動・運動に取り組みます.

2.福祉的な支援の充実

精神障害からの回復,社会参加を進めるために,医療的なケアとは一線を画した福祉的な支援をさいたま市や関係機関と連携し,地域の中に拡充していきます.

3.患者中心の精神科医療の実現

精神疾患を持った人たちが,安心して,納得して治療を受けられるように患者中心の精神科医療が求められています.やどかりの里は,関係者と理解を深め合い,粘り強く患者中心の医療の実現に向けて取り組みます.

4.協働の活動づくり

競争社会とは異なる方向で,働くことで人間として成長することが保障され,地域の住民や他の障害者施設との共同の取り組み,企業や労働関係部局との連携を進めながら,働く場所を広げていきます.

5.社会保障・権利擁護の推進

やどかりの里の活動に悪影響を与える障害者自立支援法は,社会保障・人権擁護の後退です.すべての市民に理解を広げながら自立支援法の改善運動に力を尽し,社会保障・権利擁護の推進に努めます.

6.協力者の輪を広げる

障害者施策の変動の中で財政的な危機が予測されます.やどかりの里の運営基盤を安定させていくために,各活動を充実させ,同時に賛同者・理解者・協力者の輪を市内・県内・国内に広げていきます.

7.地域づくりを目指して

やどかりの里の活動に求められる公共的な役割を明確に意識し,他の障害者施設や障害者団体との連携・連帯を強め,そのつながりを多くの市民に広げ,地域づくりを意識した活動を進めます.

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