公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

すてあーず

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〒337-0042
さいたま市見沼区南中野844-22 イエローハウス
Tel.048-688-8223 Fax.048-687-4483

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2022年度事業計画

事業:就労継続支援 B 型
定員:20 人 現員:27人
作業内容:リサイクルショップの運営,布・ 革・ガラス製品の製作販売,軽作業

① 事業について

店舗部門においては,昨年度に引き続き, 地域の中の「もったいない」思いをつなぐこ とを意識した店舗運営を行っていく. 製作部門では,商品の品質向上, 技術アップとあわせ,オンラインショップでの販売を見据えた商品開発を行う.また,販売機会が減少していることから,商品カタログを製作しオーダー販売にも取り組んでいく

② 労働を支える

COVID-19 の感染拡大により,密にならない環境を保つため,所内の人数の制限を継続している.メンバーの働く場と機会を保障し,また就労の目標や働き方の多様さに対応できる作業スペースの確保,作業拡充に取り組む.

③ その他

埼玉県障害者アートネットワーク(TAMAP ±0)に参加し,アート活動を行う団体と情報交換しながら,商品力向上を目指す.

2021年度事業報告

 定員20人.新規利用者0人.退所者4人(他事業所利用3人,転居1人).登録者28人.

1)事業について

 店舗部門では,COVID-19感染拡大以降,作業スペースの確保のため,店舗部分を縮小しての営業を継続している.リサイクル品の寄付は,長年途切れずに続いているが,量的には減少している.寄付の多くは,季節の変わり目に自宅を片づけし,捨てるにはもったいないと衣類などを持参する常連のお客様で,その帰りに買い物をされていく.誰かの「もったいない」という気持ちが別の人の手に渡ることでつながっていく店舗運営を意識して取り組んだ.常連のお客様にとっては,買い物だけでなく,店員とのおしゃべり,お客様同士のやりとりを楽しみに来店される人も多く,すてあーずという「場」が地域の交流の場の1つとなっている.
 製作部門では,さいたま市の障害者施設の製品を販売するオンラインショップ「サデコMONOがたり」での製品開発をはじめ,オンラインショップでの販売を見据えた商品開発に取り組んだ1年であった.
 サデコMONOがたりでは,同じ見沼区で活動する春里どんぐりの家とコラボした商品の開発や販売,さいたま市誕生20周年で大宮駅に掲出していた大型フラッグのアップサイクル製品の開発に取り組んだ.
 また,吉祥寺で全国の障害者施設の製品を販売するセレクトショップ「マジェルカ」が主催する商品力向上ワークショップに参加した.メンバーの既存のデザインをさらに生かせる商品としてファスナー付きの財布を開発した.何度も試作を繰り返しながら微調整を行い,製品のブラッシュアップに取り組んだ.ワークショップ後の商品コンテストで入賞し,マジェルカ店頭での販売につながった.通常イベント等での販売を主としており,「売れる価格」を設定してきたが,このワークショップを通して自分たちが作るものの価値に着目し「売りたい価格」の設定に挑戦し,販売実績を上げることができた.ワークショップには職員が参加し,実際の商品開発をメンバーと取り組む形で進めた数か月,実際に商品が売れた際には,「自分たちのつくる商品がこんなに高い価格で販売できると思わなかった」「改めて価格に見合った製品を作っていかなくてはいけないと思った」などの感想が出された.
 COVID-19の感染状況が収束せず,対面販売を行えるイベントはほとんどない状況が続いており,受注販売を増やすため,商品カタログの製作にも取り組んだ.すてあーずの商品は,お客様や実際に使っている人の声から仕様や種類が変わることも多く,カタログの製作には約10か月を要した.2022年度から配布する.

2)労働を支える

 2020年度から開催できていなかったミーティングを行い,運営状況やこの間取り組んできたさまざまな仕事や活動について共有した.メンバーからは,「運営状況は厳しいが自分にできることをやっていきたい」「自分がやってもらったように,自分ができる作業を他のメンバーにも教えていけるようになりたい」「売り上げアップのためにすてあーずをもっと知ってもらえる策を考えていきたい」など心強い発言が出された.売上アップのため,8月には新たに縫製の軽作業を受託した.軽作業の種類が増えたことで,新たにミシンやこれまでやっていなかった作業に挑戦するメンバーもおり,仕事の幅を広げることにつながっている.
 また,やどかり農園のつくった野菜の販売やコキアのほうきづくりなどにも取り組んだ.野菜販売については,関係機関とのつながりづくりや顔の見える関係づくりにもつながっている.
 今後,時間や日数を増やしたいというメンバーもおり,狭い空間ではあるが,可能な限り作業スペースを捻出しながら,「もっと働きたい」というメンバーの希望に応えていけるよう環境整備を継続していく.

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