公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

すてあーず

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〒337-0042
さいたま市見沼区南中野844-22 イエローハウス
Tel.048-688-8223 Fax.048-687-4483

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2023年度事業計画

・事業:就労継続支援B型
・定員:20人 現員26人

①事業について

店舗部門では,地域の中の「もったいない」思いをつなぐことを意識した店舗運営を行っていく.製作部門では,商品の品質向上,技術アップに取り組む.イベントでの販売に頼りすぎず,昨年度までに広がった関係企業や団体のオンラインや店頭での販売に合わせた受注生産にも力を入れ,売上につなげていく.

②労働を支える

メンバーの働く場と機会を保障し,就労の目標や働き方の多様さに対応できる作業スペースの確保について検討する.また,地域交流を含むイベント出店や軽作業の請負等法人内の労働支援事業所等と連携し取り組む.
Covid-19感染予防対策として中断していたレクリエーションを可能な範囲で再開し,一緒に働く仲間として交流を深める機会を大切にしていく.

③その他

埼玉県障害者アートネットワーク(TAMAP ±0)に参加し,アート活動を行う団体と情報交換しながら,関係機関との交流を深め,商品力向上に取り組む.

2022年度事業報告

 定員20人.新規利用者0人.退所者3人(他事業所利用2人,転居1人).登録者25人.

 年度初めのミーティングは,なるべく多くのメンバーが参加できるように2日に分けて開催.1年間の目標を確認し,そこに向けて自分たちがどんな取り組みをしていけるか,1人1人が考える時間を持ち,活動内容を共有した.下半期は,「もっとこまめに情報共有したい」「事業全体の流れを知る機会が欲しい」「ものづくりについて検討する時間が欲しい」等の意見があり,月1回ペースでミーティングを開催した.法人や事業所の活動の流れを確認したり,働く中で感じたことを話し合ったりと,日頃の気づきを全体で共有し,働きやすい環境を見直しながら事業運営を行った.

1)事業について

 事業全体の売上前年度比は149%となり,初めて1年間に3回の一時金を支給した.
 製作部門では,革・ステンドグラス・布製品を中心とした製作販売を行った.3年目となるステンドグラスは,製品ラインナップが揃ってきたことで,委託販売先からの定期的な発注につながった.4月にはカタログが完成し,それを活用した販売や,新たなセレクトショップでの取り扱いが始まり,各イベント販売と合わせ,年間を通して安定した製作と販売の機会を得ることができた.製品全体の質を見直し,それに見合った価格に大幅に修正してきたことも,売上向上につながった.また,さいたま市障害者総合支援センターと協働で取り組むオンラインショップ「サデコMONOがたり」では,さいたま市誕生20周年記念の大型フラッグやクリテリウム懸垂幕のアップサイクル製品の製作販売にも取り組み,デザイナーとの製品開発や他事業所との交流など,売上向上だけでなく,製作に臨むうえで大きな刺激を受けた.
 2021年度から開始した縫製の軽作業等,複数の軽作業にも継続して取り組んだ.あゆみ舎やエンジュと共同受注した作業もあり,協力しながら受注・作業を進めたことで年間を通じて安定した作業量を確保することができた.製作や受託作業の繁忙期が重なることもあったが,そうした事業の現状を全体で共有しながら取り組む中で,新たな作業にチャレンジし仕事の幅を広げたメンバーも増えた.

2)労働を支える

 ミーティングは,すてあーずや法人の活動の状況等について共有する他,いっしょに働く仲間が何を感じ,考え,働いているのかを知る機会ともなった.「他のメンバーに作業を伝えるようになりたい」「新しい作業にも挑戦したい」など,互いの想いに刺激を受けながら自身の働き方を振り返る時間にもなった.
 レクリエーションや製品を取扱う店舗の見学といった外出の機会も少しずつ持てた.自分たちのつくった製品が広く販売されていることを店舗で実際に目にし,またそれらの店舗が発信するSNS等を通じて,自分たちがつくったものが多くの人の目に触れ,買ってもらえることを実感できることは,やりがいや喜びを感じるとともに,商品の製作に対する責任感につながっている.
 5月から新たに設定した,通所予定日のうち9割の通所を達成した人対象の手当は,通所予定日に合わせて体調をコントロールすること,また皆勤への励みとなっている.
 作業の種類,量が充実し,売上向上が達成できた一方で,作業に追われるという点で作り手への負担があった.新たに仕事を覚え,それぞれの作業の担い手が増えることで作業の分担を見直しながら,過度な負担を感じることなく働ける環境を整えることに努めた.
 年度初めに具体的な売上目標・達成率を明確にし,月次でそれらの成果を皆で共有しながら取り組んできた1年だったが,それと同時に,売上等で確認できる成果や達成度だけでなく,メンバー1人1人が望む働き方を実現するために必要な環境や関わりの大切さを考える1年でもあった.

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