公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

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さぽすて(書道教室)
さぽすて(書道教室)

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2020年度事業計画

 今年度も,生活訓練・生活介護・宿泊型自立訓練・短期入所の4つの多機能事業に取り組む.特に,生活訓練事業については,通所型・宿泊型に加え,訪問型の支援に新たに取り組み,生活介護事業については,定員増員を検討していく.

① 生活訓練(自立訓練)事業
 定員14人 現員24人
 在宅中心の生活から一歩外に出る習慣を身につけるために利用する人,就労継続支援事業の利用に向けて生活リズムをつくるために利用する人など,1人1人の個別支援計画に合わせた支援を行う.
 これまで通所型の生活訓練を行ってきたが,今年度は訪問型の生活訓練にも取り組み,外出できるようになるまでの支援や,対人関係のスキルを身につける支援など,新たなニーズに対応するための取り組みを進める.また,ピアサポーターの活用も視野に入れ,長年の懸案である訪問支援チームづくりにつなげる取り組みとしていく.
② 宿泊型自立訓練事業
 定員16人.現員15人
 2年間の訓練期間の中で,地域生活に移行していくための支援を行う.精神科病院に入院中の人たちの体験利用を積極的に受け入れ,関係機関とのケア会議を開催しながら,退院に向けた支援を行う.また,さいたま市ピアサポーター養成事業の委託を受け,精神科病院への訪問や面会,外出同行支援などピアサポーターが活躍する機会をつくり,1人でも多くの人が精神科病院から退院できるよう支援を行う.
③ 生活介護事業
 定員10人 現員23人
 利用希望は年々増加しており,定員増について検討を進めてきた.今年度は定員を10人とし,ニーズに対応できるようにする.
 さらに,健康づくりのプログラムの強化,保健師・看護師を増員して健康チェックの習慣,健康指導を行う.また,書道・絵画などの創作活動にも力を入れ,展示発表の機会を増やす.
④ 短期入所事業
 定員3人.さいたま市内の障害者生活支援センター,関係機関等と連携しながら,緊急的なニーズにも対応できるよう体制を整える.また,利用案内を見直し,関係機関に周知できるように努める.
 設備のリフォームを行い,利用しやすい環境整備を行う.

2019年度事業報告

 宿泊型自立訓練事業,自立(生活)訓練事業,生活介護事業,短期入所の4つの事業を運営する多機能型事業所として,さいたま市内の関係事業所と連携しながら,多様なニーズに対応した.

1)今年度の重点的な取り組み

(1)当事者支援員事業の受託とピアサポーターの養成

 今年度も,当事者支援事業を受託し,当事者支援員の派遣と研修に取り組んだ.
 市内精神科病院をはじめ関係機関との連携を取りながら,面会から徐々に外出同行し,退院に向けて動き出す支援を丁寧に行ってきた.支援対象となる件数は多くなかったが,1~2年かけて支援してきた人が退院につながるなど,成果をあげている.退院後は,地域生活に慣れるまでの支援,外来通院の支援など,地域定着支援を行っている.また,これまでピアサポーター(当事者支援員)が関わり退院につながった人たちを対象に,今年度初めてOB会を開催し,退院後の生活やこれからの抱負など語り合う時間となった.
 毎月研修会を開催し,支援経過の共有や関わりの点検,退院に向けたアプローチの方法など,それぞれの経験や知恵を出し合いながらスキルアップをはかってきた.年度後半には,市内精神科病院への訪問調査を予定していたが,新型コロナウィルス感染症の影響で次年度に延期となった.

(2)地域交流を意識した取り組み

 今年度も引き続き,自治会活動に積極的に参加し,夏祭りや運動会など準備から参加まで法人内各部署にも呼び掛けし,協力して取り組んだ.また,10月に開催したやどかりの里大バザーの会場として活用し,たくさんの方々に足を運んでいただいた.12月には地域の恒例イベントとなってきたクリスマスコンサートの会場として,地域の子ども会を中心にたくさんの人でにぎわった.また,1月にはやどかりテラスを使って,新春餅つき大会と寄席を開催し,子ども会や近隣の方々が参加した.
 1年を通してさまざまな企画をたて,コンサート委員会やバザー委員会と協力して地域交流イベントとして開催することができた.

(3)感染症対策と予防の取り組み

 今年度は,例年取り組んでいる感染症予防・対策に加え,新コロナウィルス対策にも重点的に取り組んだ.
 健康増進プロジェクトで,厚生労働省やさいたま市から届く感染症対策の指導に沿って,集団性の高い施設内での徹底した対策をとった.通所者,入所者への毎日の検温,健康チェックを行い,来所者については玄関での検温・記録など管理を徹底した.毎朝のミーティングで繰り返し注意喚起し,手洗いの仕方もデモストレーションを実施.1時間おきの換気,共有スペースの消毒などを日常化するようにした.
 衛生用品の不足など日頃から有事に対応できる備えをしておくことが課題となった.

2)宿泊型自立訓練事業(定員16人)

 新規利用者は7人で全て精神科病院を退院しての入所だった.退所者は6人で,2人がグループホームを利用,3人が単身アパート生活に移行,1人が病状不安定なために再入院となった.
 2年の訓練期間の中で,体力づくり,お金の使い方,お薬の管理など生活に必要なスキルを身につけて地域生活に送り出す役割を果たしてきた.そのために,定期的な支援計画と振り返りの時間をもち,1人1人に合わせた地域生活の形を見つけていくことを大切にしてきた.
 宿泊型の機能をもつ事業所は地域でも少なく,利用を希望する方がひじょうに多い.待機者が常に数人いるという状態が続いている.

3)自立(生活)訓練事業(定員14人)

 登録者は24人で,新規利用者は11人.事業利用期間を終了して退所した人は6人.終了後,就労継続支援B型事業所を継続している人が3人,就労移行支援事業所を継続している人が1人,グループホーム1人,訓練期間途中で再入院となって退所となった方が1人だった.
 今年度開始したプログラムには,女性のグループ活動「すずらんの会」がある.何気ないお喋りや,外出などを通じて,コミュニケーションの経験を重ねることを目的としている.また,「ひまわりの会」は,初めて料理をする仲間と協力し,安い・簡単・美味しいものを,1人1人が作ってみるというプログラムとしてスタートしている.
 次年度は,数年かけて検討している訪問型の生活訓練を開始する予定である.

4)生活介護事業(定員6人)

 登録者は23人,新規利用者は3人.年齢は25歳から83歳と昨年度より更に年齢の幅が広がった.利用終了となったのは2人で,転居と他事業所への移行が理由となっている.
 体力低下を防ぐ目的のウォーキングや,体操,書道や手工芸,絵画などの表現活動など,各自のペースや興味に合わせて,取り組めるようにプログラムを工夫した.また,定期的に保健師が健康チェックを行い,食生活などについてのアドバイスや必要に応じて通院支援も行った.
 生活介護事業は,継続利用となる人が多く,加えて年々利用希望者も増加しており,次年度定員を増やす方向で準備している.

5)短期入所(定員3人)

 利用登録している人は28人,今年度の新規登録者は9人で,市内関係機関からの紹介が中心だった.家族との距離をとるために利用する人,虐待が疑われる場合の一時避難先としての利用,また体調悪化時に入院せず乗り切るために,といった目的で利用となっている.
 短期入所の利用をきっかけに,その後家族と離れてグループホーム利用になった人や単身生活に移行した人など,一時的な利用がその後の地域生活につながっている.

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