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2023年度事業計画
登録者の日常生活支援,安心して過ごせる憩いの場の提供とともに,利用者,家族,関係機関のニーズに沿った活動づくりを進めていく.
2023年度は,「健康づくり」をテーマに,体力の低下を予防すること,生活習慣を整えることを中心にプログラムを整え,取り組んでいく.
また,法人内の事業所と連携し,仲間づくりや余暇活動,地域交流を目的としたイベント開催を行っていく.
2022年度事業報告
登録者:29人
1)登録者の状況
平均年齢は58歳(65歳以上10人<34%>).男性17人,女性12人.家族同居9人(31%),単身生活者12人(41%),グループホーム利用者8人(28%).
2022年度は体験利用者5人,見学者4人で,新規登録者3人.また,高齢による介護保険サービスへの切り替え,転居による利用施設の変更で4人が退所になった.
2)2022年度の取り組み
COVID-19の影響により縮小していた3地活合同の活動を再開し,隔月での将棋交流会,年2回の防災訓練を実施した.また,旅行委員を募り,企画・運営のための準備をすすめ,鉄道博物館への日帰り旅行を楽しんだ.
(1)安心して過ごせる憩いの場づくり
毎月1回,中部ミーティングを開催し,情勢共有や憩いの場での過ごし方,季節の行事などについて検討した.COVID-19への不安を話す人もおり,感染症対策やワクチン接種の確認,日々の免疫向上について共有した.特に,憩いの場でのマナーやルールについて確認を重ね,お互いに気持ち良く過ごせるよう取り組んできた.また,来所者の健康チェックを継続し,健康課題に合わせた生活改善の取り組みを検討してきた.
(2)日中活動の充実に向けて
毎週水曜日のウォーキングは参加者の減少で不定期になっている.代わりに,室内でのラジオ体操や動画を活用したストレッチを開始した.中庭のガーデニングでは,植物の成長を楽しみに通所を続ける人もいた.また,週2回のコーヒー会と隔週1回のお茶会で登録者が積極的に関わる機会を設けた.
下半期より,単身生活者向けのグループ活動「たんぽぽの会」を開始し,暮らしの悩みや健康課題について仲間同士で解決策を考え,生活の中で活かせるよう取り組んだ.季節の行事としては,暑気払いとクリスマス会を行い,仲間との交流を楽しむひとときとなった.
(3)日常生活を継続するための支援
本人の希望に沿って,入浴サービスの提供,通院同行,訪問支援等を行った.家族と同居する人の中で,親の介護等を理由に通所が不定期になっている人も増えてきた.定期訪問や電話連絡で生活状況を確認し,関係機関と連携して支援のあり方を検討した.
(4)地域交流としての活動
つなぐ・つくるプロジェクトの地域巡回や出張憩いの場の企画・検討にメンバーと共に参加し,3地活合同で取り組んだ.また,定期的に発行される地域雑誌「よみさんぽ」の戸別配布を通し,地域の人にやどかりの里を知ってもらう機会となった.憩いの場では,実習生1人を受け入れた.
3)2023年度に向けて
登録者の健康課題や生活習慣に合わせた参加しやすい活動を展開できるようにし,新規登録者を増やせるようにする.また,ランチづくりなど食事に関わる活動の再開も検討し,仲間が集まれる機会を増やしていく.