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2022年度事業計画
2022年度は,COVID-19の感染症対策を継続し,登録者の日常生活支援,安心して過ごせる憩いの場の提供とともに,利用者,家族,関係機関のニーズに沿った活動づくりを進めていく.
年齢を重ねることで,身体的にも精神的にも負担を訴える登録者も増えてきている.生活状況やニーズ把握を進め,必要な支援体制を検討していく.
また,法人内の事業所と連携し,仲間づくりや余暇活動,地域交流を目的としたイベントについても開催に向けて検討を進める.
2021年度事業報告
登録者:30人
1)登録者の状況
平均年齢は59歳(65歳以上10人<33%>).男性17人,女性13人.家族同居10人(33%),単身生活者9人(30%),グループホーム利用者11人(36%).
2021年度は体験利用者1人,見学者1人で,新規登録者なし.また,入院が長くなり,自宅に戻ることが難しくなったことを理由に1人が退所となった.
2)2021年度の取り組み
COVID-19の感染症対策として,検温,手洗い,うがい,換気,消毒,マスク着用の徹底を利用者に呼びかけ,活動を継続してきた.
(1)安心して過ごせる憩いの場づくり
毎月1回,中部ミーティングを開催し,情勢共有や憩いの場での過ごし方,季節の行事などについて検討した.話し合いでは,感染症対策等,安心安全に活動できるかを考えた.1年間の振り返りでは,「憩いの場があることで,みんなと話ができた」「自分で企画を提案して,工夫しながらイベントができて良かった」「家だと1人.中部があるから人と会えて楽しかった」などの意見が出された.
(2)日中活動の充実に向けて
感染症対策を継続しながら,ウォーキングやラジオ体操など,継続して身体を動かす機会をつくってきた.特に,ウォーキングは,毎週水曜日に「中部ウォーク」として定期的に活動するようになった.また,登録者が企画・運営の中心となり,カラオケやクリスマス会,将棋大会などのイベントを行った.久しぶりに仲間と顔を合わせる機会となり,お互いの近況報告ができた.
(3)日常生活を継続するための支援
個別支援計画に基づき,入浴サービスの提供,服薬管理や金銭管理,通院同行,訪問支援等を行った.年齢を重ねることで,身体機能が低下し,今まで1人でできたことが負担に感じるようになってきた人たちも多い.1人1人の状況に合わせ,自宅訪問や同行支援を行った.また,下半期より,希望する人に対して健康チェックの取り組みを始め,自分の体調について意識する機会になった.
(4)地域交流としての活動
定期的に発行される地域雑誌「よみさんぽ」の戸別配布を行った.また,つなぐ・つくるプロジェクトで行っている地域巡回に参加し,地域の人たちと関わる機会を持つことができた.
3)2022年度に向けて
2022年度も工夫をしながら,交流のできる機会を増やしていく.法人内の3つの活動支援センターと協働し,登録者のニーズ把握を進めながら,新たな活動づくりを行っていく.また,大宮区障害者生活支援センターと連携し,活動支援センターに求められる役割を整理し,福祉サービスの利用につながりづらい人たちが居場所として活用できるよう新たな取り組みも検討していく.