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2023年度事業計画
事業:就労継続支援B型
定員:20名 現員:
作業内容:喫茶店運営,外部販売,ギャラリー運営,菓子製造販売,農作物販売
①事業について
『彩の国「新しい生活様式」安心宣言+(プラス)』認証店の感染症対策を続けながら,安心,安全に利用できるような喫茶店運営を継続する.これまで取り組んできた外部販売(弁当販売等)に加え,キッチンカーを活用した販売先の開拓とともに,交流の場,情報発信の機会とする.
原材料やエネルギー価格高騰により,メニューの見直しと値上げを行う.
②労働を支える
毎月開催してきた事業運営委員会を廃止し,接客技術・調理研修,食品衛生に関する知識やその他学習,防災訓練,レクリエーション,日々の業務中での困りごと等が話し合われるようなミーティングの機会として,休業日を活用して土曜ミーティングを始める.
「健康を保って長く働き続けることができる」,「技術習得や体力向上などステップアップできる」環境整備に努め,個々の目標にそった運営を行っていく.
2022年度事業報告
定員20人,新規利用者6人,退所者8人(在宅2人,他事業所利用4人,その他2人),
登録者27人
1)事業について
喫茶店舗運営,ギャラリー運営,外部販売,菓子製造販売,農産物販売の5事業を柱として事業を行った.
喫茶店舗運営は店舗来店客数6,013人,1日平均来店客数24.7人(2021年度はそれぞれ5,674人,23.7人),売上総額8,387千円(前年度8,443千円)となった.4月にメニュー改定と値上げを行ったが,収支への影響は少なかった.
『彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+』(飲食店営業のガイドライン)基準で営業を続けてきたが,3月から緩和され,新基準に合わせた店舗運営に変更した.
ギャラリー運営は,例年通り年間の予約も埋まり,新たな作家の利用希望もあった.
「やどかりの里作品展」を3月に開催し,作家の方々や友人知人等も訪れ,にぎわった.作品展期間中に各労働支援事業所のOB・OG会も兼ね,お知らせ等を発送し,近況などを聞く機会となった.
外部販売,菓子製造販売,農産物販売については前年度並みの販売実績を維持できた.特に菓子製造販売事業では,製造数が増えることで販売向上が十分見込まれるため,作業に取りかかる人員や製造時間を増やすよう体制整備を行うことが2023年度への課題となる.
1月には大宮八幡中学校より職場体験事業「未来くるワーク体験」(3日間,1年生2人)を受け入れた.ともに働きながら,メンバー自身が取り組んでいる仕事の意味や技術の説明と,接客業の基本である「相手の顔を見て笑顔で話す」ことの大切さを再認識する機会となった.
2)労働を支える
ルポーズの事業では多種多様な業務があり,覚えること,身につけることが多く,勤務時間・日数,経験にも大きく左右される.新規利用者も6人増え,接客スキル等を身につけるまでの練習時間を確保し,仲間同士で教え合うこと,確認し合うことを基本に取り組んだ.
メニュー構成や接客の学習機会として11月(3班に分かれ)に他店舗研修を行った.レポートをもとにしたミーティングも行い,ルポーズの良さ等も再確認した.改善の声もあがり,今後取り組んでいく.
「ルポーズの今後を考える会」も開催し,収支状況と原材料費の高騰などを確認し,メニューラインナップと値上げの検討を行い,2023年度より価格改定の決定をした.
2月より店舗休業日を利用して第3土曜ミーティングを開始した.これまで行ってきた事業運営委員会を3月で廃止した.より多くの参加者が集まり,意見交換の場として,また情報共有,各種研修(衛生管理,防災,調理技術,接客技術等),レクリエーション開催の時間として,業務上の困りごとなども話し合う場として活用していく.
3)キッチンカー製作の取り組み
つなぐ・つくるプロジェクトによる地域巡回等のイベントに積極的に参加した.2021年度よりキッチンカーを活用することで,多くの人たちが集まり,自然と会話が弾み,また販売促進にも多大な効果があった.この活動を今後も継続し,多くの人たちとの出会いの場としてキッチンカーを取得したい,との意欲が高まり,つなぐ・つくるプロジェクトの取り組みとして法人としての寄付活動を行った.多くの方々の協力により,キッチンカー製作にとりかかることができた.
自分たちでできるところは自分たちで作るワークショップ形式で製作を行い,外装まで完成することができた.内装設計と什器取り付けは2023年5月に完成予定,5月以降運用予定.