公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

大宮東部活動支援センター

O-TOUBU-G
〒337-0042
さいたま市見沼区南中野467-1 スガヤハイツ205号
Tel.048-687-0492 Fax.048-687-0517

2023年度事業計画

 登録者は59人.平均年齢は53歳.登録者の日常生活支援,いつでも安心して過ごせる憩いの場づくり,ニーズに合わせた活動づくり,地域交流活動を行う.登録者が参加しやすい,仲間とつながりながら健康的な生活が送れる活動づくりに力を入れる.具体的には,健康課題や生活状況に即した食事と運動,余暇を楽しむ活動を話し合いを基盤に創っていく.また,地域で孤立した生活を送る人たちとつながるきっかけとなる新たな活動を法人内の事業所と協働して展開していく.

2022年度事業報告

登録者:59人

1)登録者の状況

 平均年齢は52.7歳(65歳以上10人<14%>).男性45人,女性14人.家族同居8人(14%),単身生活27人(46%),グループホーム22人(37%),その他2人(3%).新規登録者は8人.高齢者施設や障害者グループホーム等への転居,夕食宅配サービスの利用終了を理由に13人が退所となった.

2)2022年度の取り組み

(1)安心して過ごせる憩いの場づくりとニーズに合わせた活動づくり

 憩いの場の消毒,利用日時の事前相談,来所時の手指消毒・健康観察など感染対策を継続した.定期的な来所者は,生活のリズムを維持したり,仲間との交流を通して気分転換する場として憩いの場を活用している.また,2022年度は情勢や互いの思いを共有したり,活動内容を検討する場として2年ぶりにミーティングを再開した.暑気払いやクリスマス会は実行委員会を開き,より多くの登録者が参加しやすく,交流が深まる機会になるよう企画した.その他,3つのグループ活動(ウォーキンググループ,創作活動グループ,よろこびの会)を継続,法人内の横断的な活動として麻雀倶楽部を開始した.

(2)ピアサポーターとの協働

 6月からピアサポーターが週1日勤務を開始した.自宅中心に過ごす登録者への訪問支援やグループ活動の支援など,登録者への理解を深めつつ活動を進めている.登録者からは「ピアサポーターが入って雰囲気が明るくなった」「ピアサポーターの細やかな気遣いが嬉しい」などの声があがっている.

(3)登録者の日常生活支援

 食料費や光熱費の相次ぐ値上げは多くの登録者の家計を圧迫した.体に悪いと分かっていながらもエアコンの使用を控えたり,食事をより安いインスタント食品に切り替えたりと,切実な状況が語られることが多かった.また,加齢や体調の変化により,これまでできていたことが困難になった人に対しては,関係機関への連絡調整や臨時の受診同行,家事支援などを通して困っていることを具体的に解決しながら,生活の再構築を支援した.

(4)地域交流活動

 公民館や見沼区役所での地域イベント,見沼区内でのお花見やくだもの狩り,つなぐ・つくるプロジェクトへの参加など,地域活動に積極的に参加した.下半期は,法人内の3つの活動支援センターと協働で,地域で孤立した生活を送る人たちに向けた新たな活動の検討会を開始した.

3)今後の課題

 再開した活動に参加し,張りのある生活を取り戻す人がいる一方で,自宅中心の生活を送る登録者もいる.より多くの登録者が参加しやすい,健康的な食事と運動,余暇活動を仲間と楽しめる活動を創っていく.また,地域で孤立した生活を送る人とつながるきっかけとなる新たな活動を法人内の事業所と協働して展開していく.

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