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2022年度事業計画
登録者は64人.平均年齢は55歳.登録者の日常生活支援,いつでも安心して過ごせる憩いの場づくり,ニーズに合わせた活動づくりを行う.2年間活動の制限を余儀なくされてきたが,感染症対策をした上で新たな活動を創り出していく.具体的には,仲間同士がお互いの思いを共有しながら余暇を楽しんだり,健康づくりができるグループ活動を開始する.T.Tプロジェクトと連動して地域の中の新たな居場所づくりに積極的に関わっていく.定例ミーティングを再開し,新たな居場所づくりに向けた議論を深めたり,仲間同士が交流できる機会を創っていく.
2021年度事業報告
登録者:64人
1)登録者の状況
平均年齢は55歳(65歳以上16人<25%>).男性47人,女性17人.生活形態は,家族同居8人(13%),単身生活29人(45%),グループホーム25人(39%),その他2人(3%).夕食宅配サービスの利用や仲間との交流を目的に9人が新規登録した.夕食宅配サービスは41人が利用した.
2)2021年度の取り組み
(1)感染対策の継続と安心して過ごせる憩いの場づくり
憩いの場の1日3回の清掃消毒,来所時の手指消毒,健康観察など感染対策を継続しながら憩いの場を運営した.密を防ぐため,利用日時を事前に相談することで安心して過ごせる場が維持できた反面,利用を断らざるをえない場合もあった.
COVID-19に関連する話題も日常化している中,特にワクチン接種への不安は大きかった.接種への迷い,接種後の体調不良の不安など,それぞれの思いを受け止めながら分かりやすい情報提供に努めた.
(2)登録者の日常生活支援
感染収束の見通しが立たない不安,気軽に気分転換ができない閉塞感が続く一方で,買い物を宅配にしたり,通院を電話診療に切り替えたりと,生活に感染症対策が浸透している様子がみられた.運動不足による体力低下や,刺激の少ない生活が続くことでの精神面への影響が心配された.
憩いの場に来所しない登録者は,訪問,面接,電話相談,関係機関との連携を通して生活を見守った.その他,夕食宅配サービス,体組計や血圧計を用いた健康チェックなど個々の健康課題に応じて取り組んだ.
(3)ニーズに合わせた活動づくり
健康づくりの取り組みとして週1回のウォーキングを継続した. 感染拡大の影響で中止した企画もあったが,少人数で近所の桜並木や菖蒲園を散策したり,クリスマスにはゲームで交流する会を開催した.法人内3か所の活動支援センターで共同企画したステンドグラスづくりや健康講座は,仲間同士の交流が広がる機会となった.
(4)地域交流活動
つなぐ・つくるプロジェクトの地域巡回に4回参加した.「憩いの場で仲間から優しく接してもらった経験があるから今の自分がある」「憩いの場で話をすることは自分の世界が広がること」自分の経験とも重ね,地域で孤立した生活を送る人との新たな出会いの場をつくる活動に参画していく意義を共有した.
3)今後の課題
2年間活動の制限を余儀なくされてきた.今後は,感染対策をした上で継続できる新たな活動づくりに取り組む.登録者のニーズに合わせ,互いの思いを共有しながら交流できる活動を創っていく.また,つくる・つなぐプロジェクトにおける地域の中の新たな居場所づくりにも積極的に関わっていく.