公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

やどかり情報館

JYOHOKAN
〒337-0026
さいたま市見沼区染谷1177-4
Tel.048-680-1891~3
Fax.048-680-1894

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2017年度事業計画

やどかり情報館

・事業:就労継続支援A型,B型,就労移行支援の多機能型事業所
・定員:A型15人,B型15人,移行8人
・現員:A型17人,B型12人,移行8人
・作業内容:出版・印刷・ピアサポート事業を中心としたA型事業,やどかり農園・協働ネットワーク事業を中心としたB型事業,自分に合った働き方について,所内外の実習等を通して考える就労移行支援事業を実施する.

 ① 事業について

 印刷事業の態勢が変わることを機会として捉え,版下作成の技術力を上げることを優先課題とし,実践に加え,技術習得のための研修などを企画する.印刷,出版で働く人たちが増えており,良質な仕事の確保のため,これまでの仕事を大切にしながら,官公庁,民間企業,研究機関などへの営業活動を行う.事業内容や進捗を共有するための会議を定期的に開催し,情報の共有と技術力向上の研修の機会としていく.
 やどかり農園では,自然栽培への取り組みや法人全体にも声掛けをした「農」を楽しむ活動を展開する.また,自然栽培の作物を利用した農産物加工の事業の充実,あゆみ舎と協力して販路拡大を目指す.
 やどかり研究所は,運営委員会の開催場所・開催日時などを工夫し,運営委員会の充実を図る.

 ② 労働を支える

 やどかり出版,印刷,やどかり農園,ピアサポート事業部などで働く人たちが増えているが,交流の機会が少なく,今年度は全体集会のあり方を検討し,働く人たちのつながりを大切にした運営に務めていく.
 やどかり情報館のパンフレットを活用しながら,法人内外にやどかり情報館で働きたいと希望する人たちを広く求めていく.新たに希望する人たちも含めて,1人1人の力が発揮できる働く場にしていく.
 企業就労を目指す人たちに対して,法人横断的に就労に向けた準備会や合同面接会準備会などを行う.

2016年度事業報告

やどかり情報館

 定員38人(A型15人,B型15人,就労移行8人).新規利用者(A型2人,B型8人,就労移行11人),退所者(A型1人,B型5人,就労移行5人)で登録者36人(A型17人,B型11人,就労移行8人)
 やどかり農園の事業を開始して,2年目を迎え,働くメンバーも増え,その季節ごとの収穫も増えた.自然栽培のさつま芋で作った干し芋も好評で,やどかり出版が学会等での書籍販売の折に,販売すると即座に売り切れるなど,やどかり情報館の中でも連携をしながら,事業を推進してきた.やどかり出版・印刷で働く人たちと,やどかり農園で働く人との交流が不足しているという指摘があり,部署を越えて交流が図れるように全体集会のあり方を改善することになった.
 共同募金会の助成(500万円)を受け,全館のエアコンの入れ替え工事を行った.2月に工事が完了(総工費891万円)した.
 やどかり情報館は,1997年に土地購入のための借入3,000万円,建物・備品整備で5,000万円の借入でスタートしたが,そのすべての借入金返済が今年度で終了した.

1)やどかり出版

 やどかり出版会議などで話し合いながら,テープ起こしや照らし合わせ校正などの仕事に加え,第一次リライトなどのより高度な技術を要する仕事をメンバーが取り組み,1人1人の仕事の幅を広げた.また,書籍の出張販売にも多くのメンバーが出向き,販売方法の工夫などにも力を注いだ.
 今年度は委託を受けて書籍づくりを行うことが多く,その多くが締め切りが厳しく,版元としての書籍発行が予定通り進まなかった.
 年度途中に印刷担当職員が休職となったため,編集部の職員が一時印刷を担当せざるを得なくなり,出版と印刷を一体的に進める態勢づくりが進んだ.
 日本健康福祉政策学会で「やどかりブックレット障害者からのメッセージ」をテーマにポスター発表を行った.ポスター制作の過程で,ブックレットの前史の雑誌「爽風」について学んだり,ブックレット編集委員が分担して,ポスター制作や発表を進めたことも今年度特筆すべきことである.

(1)編集部

 ① 単行本
 単行本1冊.編集・制作を委託されたもの6冊刊行した.
<単行本一覧>
・『シロウトですんません』精神の疾病や障害を抱える人たちとの「どもならんなあ~」の<い~ばしょ>の3年間 2016年10月
(外部からの委託)
・人よりうけた情けは石に刻め 2016年4月
・歌集 秋海棠 2016年6月
・社会福祉法人豊芯会法人20周年記念誌 2016年7月
・心理劇 第21巻 2016年12月
・3.11以後,山元町で生きる~被災コミュニティで暮らす住民の記憶のアーカイブ~
2017年3月
・平成28年度(平成27年度決算)経営レポート(埼玉県企業局) 2017年3月
 ② 雑誌 響き合う街で
 77号は,やどかり研究所報告・交流集会を全面特集.伏見香代さんからは,東日本大震災後の福島の「今」を聴いた.
 78号では,群馬県上野村を取材し,内山節さんの哲学に触れる.自然を通じて見えてくる世界があった.
 79号は,津久井やまゆり園での事件を受け,安永健太さん事件と併せて「障害者差別と人権」をテーマに緊急特集を組んだ.
 介護保険制度の現状と課題,障害者や高齢者の実態に迫った80号だが,発行は次年度送りになった.今年度も制作に追われる状況が続き,計画的な進行が課題である.

(2)文化事業部

 今年度から体験研修を受ける態勢を変更し,看護・福祉系の大学の学生への講義や資源見学を法人内の他事業所の若手の職員が担当し,やどかり情報館のメンバーと協力し,実施した.法人横断的に専門職の養成課程にある人たちの研修に寄与できることも前進であった.
 講師を務めるメンバーが中心となって,自らの体験を語る体験交流会は,隔月に開催され,法人内のメンバーや職員の参加もあり,体験を語る場,互いの研鑽の場となった.

2)やどかり印刷

 長らく組版を担当していた職員の休職に伴い,出版・印刷の態勢変更を余儀なくされた.これを業務見直しの機会と捉え,従業員の力をさらに引き出す仕組みづくりを目指すこととなった.部門横断的に,職員・従業員が一丸となって取り組む雰囲気が醸成されつつある.

(1)印刷・製本

 従業員2人の技術はさらに向上し,職員の補助なしに印刷・製本作業に従事でき,複数の注文も効率よくこなせるようになっている.依然として受注増が求められるが,大量の注文が入ると職員の負担が過重となる傾向にあり,納期に余裕をもった受注,年間作業量の平準化が課題である.

(2)組版・DTP

 従業員2人の技術は向上し,仕事の幅も広がっているが,職員の休職によって負担も増加している.出版・印刷の職員が組版の知識と技術の習得に努める一方,組版を担える従業員の拡充に向け,仕事の分担や技術伝達の工夫が課題となっている.

(3)ホームページ(HP)・電子書籍

 やどかり出版HPのリニューアルに取り組んだ.ネットでの販売力強化のため,従業員が現状の売り上げ分析を行い,支払いシステム等の全面的な見直しを行った.外部からHP作成の要望等も寄せられるが,手が回らないのが現状で,HP業務が担える従業員の拡充も課題である.
 電子書籍は,提携サイトの選定から商品制作まで従業員主導で取り組んだ.今後は商品を充実させ,販売実績につなげていく.

(4)営業活動

 通常の営業活動に加え,市内の行政機関,生活支援センター,クリニック等にパンフレットなどを配布した.今後も継続的に実施していく.大学,行政からの新規受注については,カラー印刷や大量部数など,内部では対応できないものもあるが,印刷事業の実績ともなるので,外部の印刷会社とうまく提携し,今後もできるだけ受注していく.

3)やどかり研究所

 月1回の運営委員会での検討を中心に事業を進めた.運営委員会は,法人内のメンバー,職員の参加が中心となり,他機関に所属する運営委員の参加が少なくなっていることが課題として残った.
 障害分野のことを中心に社会保障全体の動きを共有しながら,とりわけ介護保険改正の動向に着目し,3月に開催したやどかり研究所報告・交流集会では,介護保険制度と障害者福祉というテーマで企画し,介護保険制度の変遷が介護を必要とする高齢者にどのような影響を与えているのか,その現状と課題を学ぶ機会となった.高齢分野と障害分野の連携の必要性も明らかになった.

(1)プロジェクト見沼

 障害者総合支援法の枠組に捉われず,やどかりの里の活動の主たる拠点となる見沼地域,大宮区役所新庁舎移転に伴う大宮駅周辺,さらにさいたま市内で展開されている市民活動や暮らしに注目し,そこにやどかりの里の今後の事業の活路を見出していくことを目的に活動している.また地域発見マガジン「よみさんぽ」を編集し年4回発行した.取材を通じ生き生きとした活動や人々紹介している.

(2)学習会・サロン

 ① 「やどかりの里 これからの20年」
 やどかりの里のビジョンづくりの一環として,6月18日に学習会を開催.若手職員4人がメンバーとの出会いを通して学び,獲得してきたことをそれぞれの実践とともに語り,参加者と共有する時間となった.
 ② 「生活臨床について学ぼう」
 精神科医師である伊勢田堯さんを講師にお迎えし,9月17日にサロンを開催.生活臨床は病状に捉われず,その人の「どう生きたいか」を積極的に支えていく治療である.やどかりの里の実践と重なることも多く,それぞれが学びを深める機会となった.

(3)第20回日本健康福祉政策学会学術大会への参画

 やどかり研究所の運営委員が政策学会の実行委員会に加わり,企画・運営に参画した.
 福島からのバトンを受け,研究所の企画の中でも福島から学ぶことを積み重ねた.さらに,やどかりの里の人材育成ややどかりの里が醸成してきた文化にも関心が寄せられ,メンバー,家族,職員がどのような関わりや取り組みの中で成長してきたのか,それぞれの立場で発表した.
 6月の学習会,11月の政策学会,2月の総括会議,3月の研究所報告・交流集会は,1つ1つのながりを意識しながら,企画立案してきた.これまでの学びを土台にやどかりの里のビジョンづくりにも研究所として関わっていくことになる.

(4)やどかりの里障害年金問題研究チーム

 2016年9月から,障害年金の等級認定にかかる新ガイドラインが適用された.厳しくなる認定により,やどかりの里のメンバーが不当に年金不支給にならないように,学習会の開催や支援態勢を整えた

4)やどかり農園

 自然栽培を開始して,丸2年が経過し,農園の活動を知ってもらえる機会が増え,働く人たちも増えた.また,作付面積が広がったことで,作業量も増加.販売できる野菜の種類や量も増えた.その分,野菜たちの販路を開拓することが課題となった.

(1)自然栽培

 ① 畑の開拓
 緑区に新たに約1反の耕作放棄地を開墾し,畑に再生した.秋には作付を開始,葉物野菜を中心に栽培を行った.また,水はけの悪い御蔵の畑には,排水用の明渠を造り,排水対策を施した.
 ② 野菜の栽培
 作付面積が約3反となり,年間を通して26種類の野菜を栽培した.収穫した野菜は,市内のレストラン,カフェを中心に販売,法人内の施設の給食にも活用した.
 ③ 技術研修
 隔週金曜日,職員1人とメンバーが明石農園に通い,栽培技術の研修を続けた.また,農業体験スクールソラシドに,隔週土曜日,職員1人とメンバーが調理補助で参加し,自然栽培の野菜の調理技術を学んだ.
 ④ 備品等整備
 バザーの収益金から,畑作業で使う管理機などの農機具と資材を置く物置,加工品を保管する冷凍庫を購入した.
 ⑤ 野菜加工作業
 4月より常温温風乾燥機を本格可動し,干しいもづくりと,乾燥野菜を生産,都内を中心に大口の取引先の販路を広げた.
 ⅰ)野菜加工の商品化
 干し芋6種,乾燥野菜17種を商品化.また,企業から試作品として果実3種の加工を委託され作業を行った.
 ⅱ)販路の広がり
 市内6か所(自然派食堂カフェたねの木,有機八百屋野良,おかし屋マーブル,喫茶ルポーズ,オニオンジャック,スワンベーカリー北浦和店),県内3か所(有機の里ぐるりごはん,サンスマイル,第二いもの子作業所),都内2か所(バグラスファーマーズ,木村秋則と自然栽培の仲間たち)の販路を開拓した.

(2)ネットワークづくり

 10月,全国の自然栽培家と関係者が一堂に集まる交流・直売イベント「自然栽培フェア2016」に出店,1月には,無肥料・自然栽培勉強会に参加,やどかり農園の取り組みを報告した.懇親会では,栽培農家との親睦を深め,情報交換と交流が進んだ.

(3)部署間の協業

 ① 種取りプロジェクト
 やどかり農園と4事業所(ルポーズ,サポートステーションやどかり,すてあーず,あゆみ舎)が,採種農家より固定種・在来種の種を預かり,種取り作業を行って,種苗会社に販売する事業を試行した.次年度には本格始動を行う予定.
 ② 野菜の販売委託
 あゆみ舎に,収穫した野菜のルート営業と一般販売を委託し,生産と販売の分業化による業務の効率化を図った.
 ③ 寄贈された土地の検討
 1月に見沼区片柳に寄贈された80坪の土地と,既存の土地,建物などの資源の有効活用について,サポートステーションやどかりと地域活動支援センターとで検討を開始した.活動を進める中で随時,協議していく.

(4)その他

 ① ランチミーティング
 6月より,月に1回,畑の野菜を食べる機会を兼ねてランチミーティングを開始,行事や作付計画,畑の様子などを共有した.
 ② 取材協力他
 各種マスコミ等(埼玉新聞,埼玉県精神保健福祉センター,東京コロニー,埼玉県SELPセンター)の取材や日本健康福祉政策学会のエクスカーションで,農園の取り組みを紹介した.

5)協働ネットワーク事業

 農園と植栽管理を中心に,関連するネットワークを活かした仕事づくりに取り組んだ.
 「食農同源」をテーマに,農産物の販売や,食事会,料理教室,写真展の企画など,複数事業所の連携で就労機会の拡大を模索した.

(1)公設施設の植栽管理

 さいたま市より,思い出の里市営霊園と青山苑の植栽管理を請け負い,3法人(やどかりの里,鴻沼福祉会,ななくさ)4事業所(やどかり情報館,ななくさ大谷事業所,そめや共同作業所,あざみ共同作業所)で,年間261日の植栽管理業務を行った.

(2)自然栽培と食に関するワークショップ

 農業体験スクールソラシドと共催で自然栽培の野菜を食べる会(全5回)と料理教室(全5回)を企画.食べる会は,ルポーズと共同で,料理教室は,明石農園と共同で運営を行った.
参加者からは,自然栽培の野菜を食べ,食を楽しみながら,農と食に関する基礎的な知識を学べる貴重な機会であったという感想をいただいた.

(3)地域イベントに出店

 ① ポップコーンの移動実演販売
 年間14か所のイベントや集会に出張し,製造販売を行った.
 ② 地域行事への参加と交流
 地域一斉清掃や夏祭りなどの自治会活動への参加や近隣施設との交流会を企画し,開催した.

6)ピアサポート事業

 3か所の活動支援センターの委託によるメンバーへの夕食の宅配,エンジュの委託による夕食の拠点宅配を5人のメンバーが担当した.サポートステーションやどかりでのメンテナンスや利用者へのサポートなどを中心に2人のピアサポーターが活動した.年度末にはあゆみ舎,すてあーずからの依頼を受け,2つの事業所へのピアサポーターの派遣の準備を行った.
 いずれの業務も法人内の各部署との連携で進めてきた.当事者の体験を生かしつつ,職員と協力しながら,ピアサポーターの仕事の領域を広げていくことも情報館の役割である.

7)やどかり塾

 柳義子さんを講師に玉手佳苗が担当し,「仲間づくりの方法と実践を学ぶワークショップ」を行った.講師が実際のグループ場面にも参加し,より有効な研修プログラムとなった(毎月).入職1年から3年目までの職員の研修を行い,2つのグループに分かれて記録に基づくワークショップ(隔月)と全体会(隔月)を行った.全体会の終了後にはレポートを提出し,自分の学びを記録化した.4月20日のやどかりミーティングで1年間の学びを発表する.(担当,堤,鈴木裕,増田)また,個別のスーパービジョンも行った.

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