公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

やどかり情報館

JYOHOKAN
〒337-0026
さいたま市見沼区染谷1177-4
Tel.048-680-1891~3
Fax.048-680-1894

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2016年度事業計画

やどかり情報館

事業:就労継続支援A型,B型,就労移行支援の多機能型事業所
定員:A型15人,B型15人,移行8人
現員:A型16人,B型8人,移行3人
作業内容:出版・印刷・ピアサポート事業を中心としたA型事業,やどかり農園・協働ネットワーク事業を中心としたB型事業,自分に合った働き方について,所内外の実習等を通して考えていく就労移行支援事業を実施する.
 

① 事業について

 印刷・出版で働く人たちの技術力が上がってきており,仕事量の確保のために,自社企画の出版物に留まらず,関係各所への営業を行う.事業内容や進捗を共有するための会議を定期的に開催する.
 やどかり農園では,自然栽培への取り組みや法人全体にも声掛けをした「農」を楽しむ活動を展開する.また,自然栽培の作物を利用した食品加工の事業を本格実施する.
 やどかり研究所は,毎月の運営委員会で検討しながら進めるが,2つの調査結果を今後の活動に生かしていくことなど検討していく.
 11月に開催される第20回日本健康福祉政策学会学術大会in埼玉の企画・運営に協力する.
 

② 労働を支える

 やどかり情報館での仕事内容などを伝えるための案内を作成し,法人内外にやどかり情報館で働きたいと希望する人たちを広く求めていく.新たに希望する人たちも含めて,1人1人の力が発揮できる働く場にしていく.また,立地条件により通所に困難がある場合には,送迎などを検討していく.

 

2015年度事業報告

やどかり情報館

 精神障害者福祉工場としてスタートしたやどかり情報館だが,障害者総合支援法に基づく事業に移行する際に就労継続支援A型事業(雇用型)と就労移行支援事業に移行した.今年度農福推進事業を開始するにあたって,就労継続支援B型事業を加えた多機能型の事業所として新たなスタートを切った.農福推進事業を開始するにあたって,出版事業と印刷事業を一体的に運営することになり,一部部屋の改装も行った.
 農福推進事業では,自然栽培の野菜の加工の取り組みを進め,低温乾燥機を整備した.また1月には「やどかり情報館お仕事説明会」を開催するなど,やどかり情報館で働く障害のある人を募集する取り組みを行った.
 病気療養などで長期間休む人もおり,日額払いの報酬制度による影響を大きく受けた1年であった.

1)出版事業(やどかり出版)

 単行本(ブックレットを含む),雑誌「響き合う街で」の発行が2つの柱であるが,外部から編集・制作を委託された出版物,やどかりの里が発行する地域雑誌「大宮見沼よみさんぽ」の編集協力を行ってきた.
 戦後70年という節目の年に,45周年を迎えたやどかりの里.障害者権利条約を物差しに,実践を点検する出版物を発行できた意義は大きい.
 やどかりブックレットの2つのシリーズ(障害のある人,家族)において,編集委員での検討を重ねて,出版した.
 雑誌「響き合う街で」では,精神保健福祉領域にとどまらず,社会情勢について広く発信する役割を果たした.
 外部からのテープ起こし(音声データを活字化),きょうされんから受注した13,000件のアンケート入力など,メンバーの高い技術力が発揮された.しかし同時に,仕事量に波があり,仕事量の確保が課題となった.
 文化事業部が行う体験交流会(隔月実施)には,やどかり情報館のメンバーだけでなく,法人内のメンバーや職員も広く参加し,メンバーの体験から学ぶ貴重な機会となっている.
 また,日々の業務に追われる中で,出版・印刷全体の流れを共有するために,月1回定例で「やどかり出版会議」を実施.全体状況の把握や仕事の調整,メンバーが主体的に働く環境づくりを目指した.

(1)編集部

 ① 単行本
 単行本7冊,編集・制作を委託されたもの8冊を刊行することができた.例年より出版点数は多いが,全体的に販売努力が課題となっている.
<単行本一覧>
・老年期神経症とその周辺 2015年4月
・障害者権利条約とやどかりの里 2015年6月
・精神保健福祉士(PSW)の魅力と可能性第3版 2015年6月
・「生き場」をなくした人たち 2015年7月
・こころの病いの物語をつむぐ 2015年7月
・家族会と出会って元気になる 2015年9月
・歌体操 2016年3月
(外部からの委託)
・こころの衛生 平成25年度号 2015年4月
・看護研修録 2015年7月
・効果的な学校メンタルヘルスリテラシー教育プログラム立ち上げ方,進め方ツールキット 2015年9月
・心理劇 第20巻 2015年12月
・さいせいしん No.21 2016年3月
・EU・ドイツ・フランスにおける障害者雇用・就労の近未来 2016年3月
・保育士・幼稚園教諭の生涯学習のための試行的プロジェクト 2016年3月
・筑波大報告集 2016年3月
 ② 雑誌 響き合う街で
 73号…日本国憲法が歪められようとしている政治状況の中,弁護士の杉井静子さんに改めてその意義を学んだ.
 74号…障害のある人にとって,重要な所得保障制度となっている障害年金制度.その改革の方向性と,制度の本質的課題に迫った.
 75号…国際的な視野で日本の高齢者施策を捉え,高齢期の豊かな暮らしについて考える機会とした.
 76号…精神科医療における強制入院制度について,当事者や家族,医療関係者などさまざまな見地から検討を加えた.
 

(2)文化事業部

 ① 販売促進
 やどかり出版のホームページリニューアルに伴い,web会員システムを導入.メンバーも含めた積極的な出張販売など,販売への意識を高めた.
 ② 研修事業
 体験研修,学生実習,精神保健福祉士資格実習を受け入れ,法人内の連携で実施した.体験研修は,県内から14件195人,県外から19件165人が参加した.
 ③ 講師派遣・体験交流会
 やどかり情報館のメンバーを中心に講師派遣に対応した.県外派遣8件,県内派遣5件,法人内で実施する研修時の体験発表17件に対応.体験交流会は,法人内にも呼び掛け,講師活動の研鑽と講師を広げていくことを目的に隔月で開催した.

2)印刷事業(やどかり印刷)

(1)印刷・製本部門

 前年度同様,印刷の質の向上と作業効率を課題に取り組んだ.作業態勢は,職員1人,従業員2人で勤務状況は1年を通して安定していた.従業員2人は,刷版から,印刷,製本まで職員の作業補助なしに進めることができ,質,生産効率ともに向上している.
 作業量は,前年よりは繁忙期と閑散期の差が多少縮まったが,年間を通した作業量の平準化を意識しつつ,受注量を増やすことが課題である.

(2)DTP・CTP部門

 職員1人,従業員2人が作業を行った.
 今年度より,出版の組版作製部がDTP・CTP部門に統一され,職員配置が1人減ったが業務量は従来と変わらず,職員も従業員も,納期に追われた.
 従業員の技術の向上に向けた取り組みと,新規従業員の拡充に向けた対応を検討していく.

(3)ITソリューション部門

 従業員1人(非常勤)がITによる事務処理の効率化,データベースの構築,Webサイトの運用とネット環境の保守管理業務を行った.
 Webサイトの更新,運営管理は,やどかりの里法人事務局,やどかり出版,フットサルクラブ,協働ネットワーク事業等のサイト管理・運用を請け負った.
 また,来年度初頭に法人のホームページをリニューアルすべく作業を進めている.

(4)営業部門

 配達などの納品営業は,取引先に応じて分担し進めることができた.年間を通しての継続的な営業活動ができず,新規の顧客獲得は数件にとどまった.
 生産性の向上に応じて受注量の増大が求められ,営業力の向上や工夫,その態勢づくりが課題である.

3)やどかり研究所

 例年通り概ね月に1回の運営委員会を開催し,社会情勢などを共有しながら,やどかりサロン,やどかり研究所報告・交流集会の企画・運営にあたった.

(1)2つの調査の実施

 45周年を迎えたやどかりの里だが,年々メンバーのニーズは変化し,その変化に対応するために2つの調査を実施した.3月13日に調査報告会を実施した.
 ① やどかりの里の単身生活者への訪問調査(2015年4月~5月)
 やどかりの里の単身生活者93人の内84人に協力を得ることができ,2人1組で11チームで訪問調査を実施した.調査用紙に基づき,約1時間程度の聴き取りを自宅にて実施.調査用紙の作成,調査結果のまとめ方など筑波大学の大村美保氏の協力を得た.
 ② 40代で家族と同居する人たちの状態調査(2015年9月4日~6日)
 40代で家族と同居している21人への状態調査を行った.原則は自宅へ訪問し,話しの柱立てはあるが,話し手(調査協力者)が話したいことを話していただいた.高知県四万十市の宮本昌博氏の協力を得て実施した.

(2)学習会の開催

 6月13日:やどかりの里45周年のトークセッションで「障害者権利条約とやどかりの里」をテーマに企画・運営した.
 6月30日:やどかりサロン「社会モデルで認知症の地域ケアを考えよう」講師 西田淳志氏
 2月27日:やどかり研究所報告・交流集会開催,特別企画として「ふくしまの今を見つめ,自分のこととして考えよう」を実施.

(3)第2回日本健康福祉政策学会学術大会in埼玉実行委員会への協力

 2016年11月12日,13日に開催される学術大会の実行委員会に運営委員会のメンバーが参加し,企画内容等の検討に加わった.

(4)その他

 運営委員会では研究協力についての検討を行った.また,隔月にプロジェクト見沼の会議を開催し,やどかりの里の新たな事業起こしについて検討を行った.

4)農福推進事業

(1)新規事業立ち上げ

 4月に開所したものの,職員の準備不足もあって,作業プログラムは5月からの開始となった.
 新規事業であるため,さまざまな知識と経験が必要だと考え,まずはみんなで農業の現場に触れることから始めた.三芳町にある明石農園に,毎週木曜日,職員2人とメンバーがいっしょに通い,収穫技術と出荷調整の研修を続けた.また,農業体験スクールソラシドに,隔週土曜日,職員2人が参加し,座学と実践を通して,自然栽培の基本知識と栽培技術を学んできた.
 今後も研修は続くが,農業の現場に関わることで,確実に1年前と見える風景は違っている.
 登録メンバーは開所より,定員に満たない状態が続いており,ニーズに合った魅力のある仕事づくりが課題となっている.

(2)自然栽培 

 5月に緑区に農地1反歩を借り,トマト,ナス,キュウリを定植,無農薬,無肥料,無除草剤で自然栽培を開始した.土と作物の状態の変化を記録しながら,顧問である明石農園の明石誠一さんに指導を仰ぎ,年間39品種の野菜を栽培した.直売所の開所までには至らなかったが,農産物として販売できるものは,イベントで販売したり,エンジュやまごころのお弁当の食材の一部として使ってもらうことができた.
 機械整備は,バザーやコンサートの収益金から,軽トラックや,耕耘機,トラクター,乾燥機などの農機具を購入した.

(3)耕作放棄地の開墾

 学生ボランティア,家族含め総勢30名が参加し,10か月かけて,耕作放棄地5畝を畑に再生した.7月にネギを定植,9月には葉物の種を植えたが,その後の大雨の影響で,畑が荒れてしまい,葉物は全滅した.また,泥の中にトラクターがはまり,脱出できなくなったり,1月の大雪では,よしずの小屋の屋根が崩壊することがあった.3月には,新たに1反の耕作放棄地を借り受け,再生を手がけた.

(4)乾燥野菜の加工

 1月に低温乾燥機を設置し,干しいもづくりや,切干し大根,乾燥リンゴなどの生産実験を開始した.歩留まり率を高めるための工夫を模索しているところである.今後,商品化に向けて,食品衛生管理の徹底と作業効率を考えた厨房の改装,作業工程の標準化,パッケージのデザインなどに取り組んでいく.

(5)イベント・料理教室

 農業体験スクール「ソラシド」の関係者と,農と食に関わるワークショップの開催に向けて協議した.自然栽培の野菜を食べる会と料理教室を柱に,ルポーズを会場として地域交流の拠点づくりを目指している.
 法人内外の地域交流イベントには,収穫したポップコーンやさつまいもなどを販売し,自然栽培への取り組みを市民に紹介する機会を得た.

(6)ネットワークづくり

 1月,全国の自然栽培家と関係者が集う自然栽培勉強会に参加,やどかりの里の農福連携の取り組みを報告した.勉強会や農業体験スクールの参加者との情報交換を通して,さまざまな人たちとつながりを広げることができている.3月には,そのつながりで,愛媛県松山市と周防大島の研修会に参加し,福祉施設の農業への取り組みと新規就農者のコミュニティづくりについて学ぶ機会を得た.
 農業の実際に触れながら,あるべき農福連携の姿を描くことで,やるべきことが少しずつ見えてきている.

5)協働ネットワーク事業

 地域の人と自然に注目し,関連するネットワークを活かした仕事づくりに取り組んだ.
 新たな試みとして,農福推進をテーマに,農産物の販売や,食事会,料理教室,写真展の企画など,複数事業所の連携で就労機会の拡大を模索した.

<共同受注>

・さいたま市営霊園の植栽管理業務請負
 (思い出の里市営霊園・青山苑の2か所,年間業務日数261日を3法人4事業所で請負)
・企業のリサイクルパソコンの販売
 (すてあーずと共同で販売取次店契約)
・企業のちらしの挟み込み作業請負
 (あゆみ舎とエンジュと共同で受注)
・農と食に関するワークショップ企画
 (ルポーズと共同で準備開始)

<地域イベントに出店>

・ポップコーンの移動実演販売実施
 (年間14か所のイベントや集会に出張し,製造)

<地域ネットワーク,協働の拡充>

・自治会活動や地域交流イベントへの参加,近隣施設との交流会を企画,開催した.

6)ピアサポート事業部

 活動支援センターの委託によるやどかりの里メンバーへの夕食の個別宅配,エンジュの委託による夕食の拠点宅配をメンバー4人が担っている.宅配は車で配達を行っている.配達先のメンバーの状況に応じ,代金の集金や留守時の対応など適切に行われている.
 また,法人内のサポートステーションやどかりやグループホームの個別支援やグループ活動などにメンバー4人がピアサポーターとして従事した.

7)やどかり塾

 昨年度に続き,柳義子さんを講師に迎え「仲間づくりの方法と実践を学ぶワークショップ」を開催.また,入職1年目から3年目の職員を対象としたワークショップを毎月1回開催.

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