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健康福祉政策情報No.78
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特別報告
住み慣れた家が壊れる喪失感
熊本地震を体験して
岩永 俊博(健康なまちづくり支援ネットワーク)
始まり
ここ数年,5~6年前から認知症となり,自分での歩行や移動ができなくなった母の介助のために,3か月に2~3回ペースで,1週間から10日ずつ帰省していた.その日も妻と2人で,母の着替えやトイレを済ませ,ベッドで「おやすみ」の挨拶が9時頃,私はそのまま自分の布団に入った.しばらくして,下からどんと突き上げられ,家全体がミッシミッシと揺さぶられ,あれをしてこれをしてなどととっさに思いつかず,揺れは収まったが,結構大きな余震が続いた.そのたびにミシミシ鳴る築約50年の家がつぶれるのではないかと不安がよぎる.約300mほど離れている弟の家に母と移ることにした.弟の家では,テレビが壊れており,ラジオでは被害の様子は分かりにくい.ときどき襲ってくる余震を感じながらも寝た.
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