公益社団法人やどかりの里は,精神障害をもつ人たちが,地域で安心して暮らしていくために必要な生活にかかわる支援活動を推進しております.

グループホーム

2017年度事業計画

グループホーム

 (定員58人 入居者56人)
 加齢に伴う健康課題や生活課題に対応するとともに,1人1人の生活状況とニーズに基づき日常生活支援を進める.特に,グループホームに入居する人の多くは生活習慣の改善や健康面の支援が求められるため,必要に応じて保健師や関係機関と連携し,訪問や同行支援を行う.また,入居者同士の交流会や茶話会,グループ活動を通して,仲間同士の支え合いを育む機会をつくっていく.ここ数年,グループホームを希望する人たちのニーズも変化してきている.入居者の高齢化への対応とともに,新たなニーズに対応できるようホーム運営のあり方について検討を進める.

2016年度事業報告

グループホーム

 2016年度末の入居者は56人.そのうち新規入居者は4人.退所者は2人であった.近年の年齢構成と変わらず60歳代が最も多く,今年度も加齢に伴う生活課題への対応に力をいれて取り組んだ.

1) 退院直後の生活環境の変化の軽減

 今年度の新たな取り組みとして,グループホームの空室を活用し,退院後の体力回復や食生活の安定などを目的に,無理なく単身生活に戻ることを目指した取り組みを行った.具体的には、一定期間みなみハウスで生活し,十分な体力が回復した後に単身型のグループホームに戻るための生活の場としての活用や,過度の体重増加を防ぐため,食生活管理のサポートを行った.退院直後の急激な生活環境の変化,支援環境の変化による負荷や影響をできるだけ軽減することを目的に取り組んだ.

2)健康課題への取り組み

 精神科以外の疾患を抱えるメンバーの健康課題の多くは,糖尿病や高血圧といった生活習慣病,膝の痛みや腰痛などの疾患である.加えて悪性新生物などの疾患の治療,経過観察が必要だった人もいた.それらへの対応として,医療機関や家族との連絡調整,受診時の同行,退院後の体調確認のための訪問支援を行った.また,疾患の早期発見や治療,疾患の悪化を予防するため,健康診断やがん検診を促した.その結果,66%のメンバーが健康診断を受診した.更に法人の保健師,看護師と連携しての訪問支援,受診同行,住環境の整備も継続的に取り組んできた.

3)つながりや楽しみを感じる活動づくり

 加齢に伴い,外出の機会が減り,自宅中心の暮らしを送っている人も少なくない.そのため,メンバー同士が顔を合わせ,交流する機会が減っている.今年度は行事やグループ活動の充実を図り,仲間同士の支え合いを育む機会としてグループホーム交流会を開催した.企画の段階からメンバーが中心となって準備を行い,交流会当日は,メンバーと職員が料理をいっしょに作り,食事をともにしながら楽しい時間を過ごした.また,グループホーム新聞を年間4回発行し,メンバー紹介,行事報告,詩などの作品を掲載した.

4)災害時に備えた態勢整備

 災害時に安全に避難できるよう,6月と2月に地区別の避難訓練を行った.同じグループホームに住んでいるメンバー同士が声を掛け合いながら避難場所まで歩き,避難場所の確認を行った.また,災害用伝言ダイヤルの使い方を練習し,災害に対しメンバーが主体的に備え,行動できるような取り組みを行った.

5)今後の課題

 メンバーの高齢化が進む中で,生活課題や健康課題も変化するため,1人1人の生活状況に合わせた支援が必要になっている.特に,身体機能の低下に伴い,1階での生活が可能な住環境とバリアフリーの整備が重要となる.そのような住環境のバリエーションの拡充を,来年度以降も重点的に取り組んでいく必要がある.
 また,糖尿病等の日常的な見守りが必要な人から,転倒や心疾患といった突発的な疾患への対応を必要とする人まで,健康課題への対応はさまざまである.それらの課題に柔軟に対応ができるように日々の健康状態の把握を行い,僅かな体調変化への気づきに努めるとともに,緊急時に迅速な対応ができるよう取り組んでいく.

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