title  
会社概要お支払い出版物一覧ご注文Q&A


2004年度版 「出版案内」ができました!

出版案内(9.3MB)
■目次■   やどかりブックレット・障害者からのメッセージ |  地域(精神保健福祉)活動 |  精神医学ソーシャルワーク叢書 |  予防活動に生きる |  精神衛生実践 |  谷中輝雄論稿集 | 雑誌

 
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・1
精神障害者にとって働くとは
840円
病気や障害を持ちながら働くことについて、精神障害者福祉工場で働く3人が語る。病気を隠さずに働ける場で出版や印刷の仕事に従事する中、それぞれの労働観も変化していった。働くということが、人生や生活に、積極的な意味をもたらしていることが伝わってくる。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・2
過去があるから今がある,今があるから未来がある・1  2人の旅人がやどかりの里にたどり着くまでの軌跡
1,050円
和子は、職場の人間関係に悩み、転職を繰り返す中で、精神分裂病を発症。再入院を繰り返す中で、保健婦にやどかりの里を紹介され、仲間と出会い、病気への理解を深め、両親からの自立を果たす。一方の進は、中学卒業後宮城県から上京。過重な労働の中で発症し、何回か再入院を繰り返す中で、やどかりの里に出会い、自分なりの新しい生き方を見出す。それぞれの道を歩んでいた2人が、やどかりの里で出会うまでの軌跡を描いている。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・3
自然体の自分を見つめて  ありのままに私たちの生き方を語り合おう・第1回障害者体験発表会
945円
聴覚障害者、車椅子生活者、知的障害者、精神障害者、失語症患者7人の体験談。それぞれが自分を語り、意見交換し合う。何らかの障害や病気を負うと、とたんに生きにくくなる社会が見えてくる。生きづらさはそれぞれ異なり、体験者が語ることでわかることも多い。互いに知り合うことは、さまざまな人が街の中で一緒に生きるための始めの一歩である。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・4
マイ ベスト フレンド 第2版
945円
「マイ ベスト フレンド」=精神分裂病(統合失調症)と言い切れるまでの歩みを描いた初版に加え、夫として、子どもを授かった父親として、家庭人としての成長ぶりが生き生きと描かれている。さらに、全国を飛び回る多忙な講演活動に加え、各種委員会での活動等、今まで以上に充実した社会人としての姿も描いて見せてくれる。4年間の人間的な深まりと成長に、読者は拍手を送られるに違いない。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・5
やどかりの里におけるグループ活動  爽風会
1,050円
埼玉県大宮市(現さいたま市)で産声を上げたやどかりの里は、精神障害者が地域で暮らすための支援を行ってきた。仲間づくりの活動として展開されてきた「爽風会」活動について、活動した人たちが、自分にとっての「爽風会」「やどかりの里」を語っている。仲間との出会いの意味、居場所の大切さ、職員との関わりについて本音で語っている。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・6
精神障害者がいきいきと働く
840円
『精神障害者にとって働くとは』の続編。病気や障害の体験と働くことの価値について語る。精神障害を持つ人は、病気と、目に見えにくい生活のしづらさを語り、病気を持ちつつ働く意味について考えを述べる。障害者とともに働く職員は、「やどかり情報館」の歴史と理念を紹介している。4人とも金を稼ぐだけでない価値を、働くことに見出している。1人1人の持ち味を生かした職場づくり、地元の住民や地域社会との関係などについても述べている。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・7
地域で私たちが生きるために   心の病をかかえて
945円
東京都練馬区の3つの作業所で活動する精神障害を持った3人が、発症から回復までの過程を語っている。結婚生活で夫との軋轢の中での発症。2年間予備校で頑張り入学した大学在学中の発症。家庭にも学校にも居場所がなく、大学時代に働いてはパチンコという中での発症。3人に共通することは、病気をしながらも、現在の自分の環境や家族や友人との関係の中で明るい兆しを見出していることである。本書には3人の体験発表のほかに作業所の紹介が所収。それぞれの生き方を支える活動の実際、作業所間の連携のあり方も伝えている。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・8
精神障害者 新たな旅立ち
1,050円
3人の精神障害者の体験談と現在の暮らしが綴られている。22年間の長期入院の中で退院を諦めていたが、60歳代で退院して地域で暮らしている男性。自由であることが何より嬉しいという。思春期に発病して納得のいかない入院生活を経験、病気を理由に離婚された悔しさ……けれども病気を恥じていないという女性。思春期の人間関係の葛藤をきっかけに発病し、病院の中での苦しい経験を経て、仲間との出会いや退院後の信頼できる医師との出会いから人が信じられるようになった女性。苦しみを越えて、今、生き生きと暮らす3人の姿に勇気づけられる。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・9
グループホーム  豊かな暮らし
840円
グループホームを利用して地域で暮らす3人の精神障害者の生活が描かれている。近所づきあい、仲間との助け合い、生活の工夫、時間の使い方などを具体的に語っている。住む人同士でのさりげない助け合いがあり、職員には必要なときだけ相談する。また、3人が暮らすやどかりの里のグループホームの仕組みと歴史を、グループホーム入居者である編集委員が取材をしてまとめた記事も収録している。実際、住む場が確保できたからこそ退院できた人も多い。1人1人が望む自由な暮らしの実現のために、どういった環境や仕組みが必要なのかを考えさせられる。
やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・10
過去があるから今がある、今があるから未来がある・2  結婚 和子と進のラブストーリー
1,050円
「2人の旅人がやどかりの里にたどり着くまでの軌跡」の続編。やどかりの里で出会った和子と進が6年間の交際期間を経て、結婚し、現在の暮らしを築くまでの歩みを綴っている。互いの家族に、仲間に祝福され、こんなに幸せでいいのかとつぶやく2人。日常の暮らしの中から、当たり前の幸せを実感することの大切さが読み取れる。互いの再入院中に交わした往復書簡、年老いた母親から、兄弟からの愛情こもった手紙が収載され、こまやかな心の動きが伝わってくる。人と人とが支え合って生きることの大切さと暖かさ、そして力強さに圧倒される1冊。
このページのトップへ
 
地域(精神保健福祉)活動
国づくりを展望した地域づくり  長野・下伊那からの発信 2,940円
1994年2月19日、長野県下伊那郡高森町の一角に「南信州地域問題研究所」が産の声を挙げた。小さな、小さな研究所は規模としては小さいまま10年間を維持してきたが、その間、「ニュース」を延々と発行し続け、2003年5月にはなんと112号を発行している。本書は、地方の創造性あふれる活動を、さまざまな観点から活写し、再編したものである。
わける と ふえる   つくりっこの家の25年 2,625円
東京の練馬区にある「つくりっこの家」は、だれもが気楽に出会える場を作りたいと願った1人の主婦が、自宅の1室を開放したことから始まった。 
以来、障害や疾病の有無に関わらず、街の中で共に生きることを願い、その実現に向けてがんばっている人たちが集まってくる。そこから生み出されたネットワークは「つくりっこの家」のエネルギーの源であり、喫茶店、お総菜屋、リサイクルショップ、便利屋、地元の/野菜販売、あるいは委託事業等々の活動となって広がっていく。本書は、小さい力が、大きな力になっていく、まさに「わけるとふえる」過程をつぶさに伝える1冊である。
やってみようプライマリヘルスケア  変わりゆく世界と21世紀の地域健康づくり 2,310円
住民が参加し、そして主体的に自らの健康づくり、地域の健康づくりを考えることを実現していくのが、プライマリヘルスケア(PHC)の活動である。そして、PHCは、人権としての健康を守ること、命を守ることでもある。本書は、PHCの歴史と考え方をわかりやすく説明し、国内、海外でPHCの理念に基づき活動した実践例が紹介されている。
本書は、地域の中で「住みよい街づくり」を考え、実践している人たちへの具体的なテキストにもなるであろう。そして、各地で展開されている「健康日本21」の地域計画づくりにどう魂を入れていくのかを読み取っていただきたい。
グループ活動入門  グループ活動の理論と実際  あなたにもできるグループづくり 2,310円
かつてやどかりの里の活動の中核は「グループ活動」であった。具体的には「爽風会」活動と名づけられ、メンバーも職員もこの活動を通して育ち合いをしていったのである。人間の生活はすべて関係性の上に成り立っている。グループ活動はほどよい関係性とは何かをそれぞれが納得していく過程である。だから、必ずしも職員がリードしていく活動ではない。そこから生まれてくる概念は「仲間づくり」となり、教え、教えられる関係は消滅していく。
当事者に学ぶ  精神障害者のセルフヘルプ-グループと専門職の支援 2,625円
著者である半澤さんは、自分自身がセルフヘルプ-グループに参加するこことで、力を回復するという経験をしている。
人はさまざまな人生のターニングポイントで誰かに助けられる。そうした場の1つがセルフヘルプ-グループである。専門家であってもなくても、セルフヘルプ-グループという「体験を分かち合う場」の面白さについて、もっと知りたい、考えてみたいという関心を抱いていただけたらと思う。
住民との新たな関係づくり  保健婦の状態調査の実践が示すもの 2,310円
保健師は行政に所属するために、ともすると住民と上下関係であるかのような錯覚に陥りがちである。そのような活動は住民を無気力にし、お上任せの発想を植えつけていく。住民がほんとうに望むものは何か、住民の地平に立ちながら担当地域の活動を展開するためには、住民の心の中に食い入るような活動が求められる。状態調査はそのための貴重な資料を提供してくれる。
今、そして未来につなぐ  歴史からみる群馬の保健婦活動 2,625円
すべてが統制令の厳しい監視下にあって、ないないづくしの社会資源(つまりすべての物資が極度に不足していた)を駆使して、保健婦は村人の命と健康を守るために必死の努力をしていた。今は死語に近くなった「献身」という言葉が生きており、保健婦が村人の尊敬と信頼を一身に集めていた時期でもあった。本書は編者の1人内堀千代子さんが戦中・戦後の保健婦の活動記録を丹念に収集されていたものを基にして、群馬県の今を生きる保健婦たちが温故知新のために編纂したものである。わずか半世紀前の出来事でしかない。
職員主導からともに創り合うやどかりの里への転換  生活支援活動と福祉工場の胎動 2,625円
本書は、1994年から2000年までのやどかりの里の実践をたどり、創設30年の節目にやどかりの里が新たなステージに入ったことを記したものだ。地域生活支援センターや福祉工場、授産施設、地域作業所、グループホーム等が地域に点在するやどかりの里では、職員主導の運営を見直し、精神障害を体験した人と職員の「創り合う」関係を模索してきた。さらに、地域を足場とした活動を街の人たちと協働していく試みが描かれている。
みんな一緒に生きている 第3版  統合失調症理解のために 1,470円
統合失調症(精神分裂病)についてわかりやすく説明し、統合失調症の体験を持つ人との関わりについて、周囲の人たちが日頃の暮らしの中でさりげなく関わることの大切さを説いている。家族、友人、ボランティア等が、平易に読めて、安心して関わりを進めていくための基礎的な学習のための1冊である。これからボランティアを希望する方、家族に患者を抱えて戸惑っている方たちに、ともに生きる方向性を指し示している。
生活支援  精神障害者生活支援の理念と方法 2,625円
各地に精神障害者地域生活支援センターが展開するのに先立ち、やどかりの里は地域の中で生活支援活動を展開してきた。精神障害を持つ人たちが、地域で安心して暮らしていくための生活支援活動のあり方を、やどかりの里を素材に示してある。さらに各地域でどのような計画のもとで生活支援態勢を形作っていくのか、関係機関との連携のあり方、精神障害を持つ人たちの暮らしを形づくっていくためのソフト面の整備の重要性を伝えている。
生活支援II  生活支援活動を創り上げていく過程 2,625円
やどかりの里では制度化を待たずに地域生活支援センターを設置してきた。当然、地域で暮らしたいと願う精神障害を持つ人たちとの二人三脚で試行錯誤しながら作ってきたものである。本書では実際に生活支援活動を実践してきた者たちが、必要に迫られ展開してきた、そのありのままの実践を記している。「この人が地域で生きるために必要なこと」を模索しながら、ともに生きることの喜びを感じていた著者たちの息遣いが伝わってくる。
心病む人々の生活支援  精神保健福祉相談員の記録 2,625円
大阪府の職員として、地域精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの草分けとして活動してきた著者が、精神障害を持つ人たちとの出会いを通して得た感動を伝えている。精神障害を持ちながら暮らし続けるために何が必要か、心病むことの苦しさと悲しさ、法・制度の貧しさ、しかし、地域の人々手を組むことの素晴らしさ、そして地域の中で懸命に生きる人たちの姿を社会に伝えたいという願いが本書を生み出したのである。
茶の間のおばさん  精神障害者の母の記録  志村 澄子伝 1,700円
精神障害者の家族としてやどかりの里の創設に関わり、また、やどかりの里の職員として、1人1人の障害者の生き方を受け止め、いつでもだれでもそこにいることができる居場所、茶の間を作り出してきた1人の女性の歩みを、彼女に共感した著者がインタビューを重ねながら綴った。「ただひたすら聴くこと」の大切さ、本当に必要な支援とは何かを伝えている。大正、昭和、平成と生き抜いてきた1人の女性の生きざまを描いた1冊でもある。
セルフヘルプグループとソーシャルワーク実践  患者会・家族会の運営と支援の方法 2,310円
本書は、セルフヘルプグループを実際に運営する人たちとソーシャルワークを進める専門職が、セルフヘルプグループへの理解を深めるために書かれたものである。セルフヘルプ運動のありようを明らかにし、セルフヘルプグループの活動や機能について、詳細に述べている。さらに専門職がセルフヘルプグループの設立や運営を助け、地域福祉を進めるために必要なセルフヘルプグループの理解のためにも役立つように編纂されている。
地域で生活をすることを支えて  精神障害者との出会いから50年 2,625円
東京の三多摩地域において保健所の保健婦が地域精神衛生活動に取り組み始めて50年が経過した。1981年に発足した保健婦による自主的な研究会である三多摩保健婦看護研究会は、月1回の事例検討会で保健婦技術の向上を図り、精神衛生活動を継続していく力を蓄えてきた。研究会では50年間の保健婦による地域精神衛生活動を振り返り、活動を見直し、これからの保健婦活動の糧とするために本書の作成にあたった。
インターフェースの地域ケア  語り合い、響き合い、共に生き、創り合う 2,625円
精神障害者の地域福祉活動、難病の地域ケア、医学教育における人材養成、それぞれの分野ですぐれた実践活動を展開してきた3人の先達の実践の道程を明らかにした。さらに、後に続く後輩4人が、先輩の活動を受け止め自らの実践を見直す中で、活動の共通項を探り、21世紀における地域ケアのあり方を提案している。7年間の道程を経て、上梓された。人と人とが響き合って、創り合う、インターフェースの地域ケアのあり方を示したものだ。
いのちの地域ケア  いのちの倫理を考える 2,310円
保健・医療・福祉の領域で働きたいと学んでいる学生たちに、平易に網羅的にしかも全体像を示す中で、「生命倫理」について述べたものである。日常生活の中で、いのちの地域ケアにまつわる諸活動を通じて、生命倫理を考える力を養うことを目的としている。各章では、日常生活における疾病、ケアの理論や実践を通じて、いのちに触れる地域ケアとはどんなことなのかを具体的に示している。
障害とともに生きる  失われた言葉を取り戻して 2,100円
人生の働き盛りに病を得て、言葉に障害をもたれた著者の三輪さんは「自己実現は社会にある」と再起され、「リハビリテーションの知恵」という手記を綴られた。さらに三輪さんの回復過程を共に歩んだ医師、言語治療士、保健婦などの専門職が「互いに育ち合う」姿勢で、三輪さんとの関わりからの気づきを記した。専門職が障害や疾病の当事者から学ぶことの大切さを思う編者山崎さんの思いが、本書をこの世に送り出した。
公衆衛生を住民の手に  公衆衛生と「地域保健法」 1,575円
21世紀を迎えたこの時点で、どこまで日本国民の諸権利を押さえ込むことができるか、壮大な実験を試みているのが、現今のわが国の歴代政府である。それに抗してどこまで自分たちの権利を確保していけるかが問われている。
地方分権と公衆衛生  住民本位の立場から市町村と保健所の今後を考える 1,575円
公衆衛生は諸刃の刃という性質を持っている。とはある有名な公衆衛生の学徒が言った言葉である。悪くすると全体主義的上位下達の方向に流れる可能性が大である。しかし、一方で、住民の主体化をベースに地方主権を日常的に位置づけるすばらしい側面も持っている。わが国では公衆衛生は、憲法に、国民の権利として位置づけられているが、その実体化を図るにはまさに国民主体の内実かがどこまで達せられているかが問われるのである。
保健婦のめ  見た とび込んだ 大阪のくらし 1,890円
大阪の保健婦は全国でも範となるような活動を展開してきた。それは公衆衛生の原点である地域を丸ごと見る目をしっかりと持ち、行政職として住民の命と健康を守ることの意義を明確に認識する努力を怠らなかったからである。
このページのトップへ
 
精神医学ソーシャルワーク叢書
精神医学ソーシャルワーク叢書・1
あたりまえの生活 PSWの哲学的基礎  早川 進の世界
2,625円
本書はおもしろい性質を持っている。店頭販売で「絶対に1度は眠くなります」と言うと、半数の方が買い求めてくださる。「ほんとうにソーシャルワークを勉強しようと思う方には必見の書です」と続けるからだろうと思われる。
精神医学ソーシャルワーク叢書・2
援助関係論を目指して  坪上 宏の世界
2,625円
精神医学ソーシャルワーク叢書はやどかりの里の活動の中核をなす理論的な支柱を描き出すべく刊行された。初代やどかり研究所長であった本書の著者は援助関係の真髄を追求した学究の徒であり、多大の影響を残した人である。
精神医学ソーシャルワーク叢書・3
意識生活学の提唱  岩本 正次の世界
2,940円
「やどかりの里」の基本的な活動理念を編み出した本叢書の3人の先達(早川 進・坪上宏)の1人である。特に圧巻なのは、1960年代に「生活」に注目して、精神保健・福祉・医療の分野に提唱していることである。医学・医療一辺倒であった当時の流れの中で、「やどかりの里」の生活支援の理念の形成には欠かすことのできないものである。
岩本氏の活動は地域でよりも、大学、精神病院でのそれのほうがはるかに長い。にもかかわらず、「生活」を見据えたこの先駆性は、今日、ソーシャルワークのプロフェッショナルを志す人々の「師」に値するものである。
このページのトップへ
 
予防活動に生きる
予防活動に生きる・1
ごうたれ保健婦マツの活動  五十嵐松代の歩み
2,039円
「おら、村のしょうがめんごくて」……かつてこの名言を吐いて、都会から来た地域活動のベテラン(住民)をしてはらはらと落涙させ、感涙にむせばせたのがごうたれ保健婦マツこと五十嵐松代さんである。しかし、彼女の全国一(もちろんマツさん自身はそんなことは思ってもいないだろうが)の保健婦への道のりは決して安易なものではなかった。村のあらゆる旧習と住民の保守性との絶え間ない闘いであった。しかし、あぐらをかいて住民と語り合うマツさんの今は、現職を引退した後も光り輝いている。
予防活動に生きる・2
町役場に築いた保健婦活動  おらの選んだ道
2,100円
本書の著者塩沢絹子さんの保健婦活動は昭和33年に福島県浅川町で始まった。当時の日本は敗戦後の混乱からようやく立ち直りを見せ始めてはいたが、多くの日本人の保健衛生面はまだ多くの課題を残していた。彼女の地を這うような活動は、当時の心ある保健婦たちと同じく、住民の幸せを願い、健康、栄養、衛生の向上に努める毎日が続くことになるのである。
予防活動に生きる・3
すべってころんで保健婦生きる  保健と福祉の一体化を図りつづけて
2,310円
戦後民主主義の洗礼を受けた1人の若い生命が、原爆の後遺症である白血病に悩み、極貧の小・中学校時代に、病める人々の看護を志した。看護婦から保健婦へ、保健婦から助産婦へと学習領域を広げ、保健所保健婦から沼隈町(広島県)の保健婦へと活動の場を人々の暮らしの近いところへ移していった。本書はそんな1人の保健婦の足取りをたどったものである。
予防活動に生きる・4
大地に生き人々に育てられて  ふり返れば保健婦の道
2,500円
今野さんの歩みは、保健婦活動の真髄が凝縮されて語られている。保健婦は人々が健康で健やかな生活を営めるために、自治体が人々への責任を果たすために雇っている専門職である。だからこそ、生活をしている場、すなわち、家庭へ出向き、その人に会い、その人を通して家庭での生活状況を見、家庭を通してその地域の状況を見て、自治体の健康に関する施策を打ち立てていくのである。これが生活を丸ごと見るということなのである。今野さんはこのことを「60年以上」も続けてきた真の保健婦の1人なのである。
このページのトップへ
 
精神衛生実践
精神衛生実践シリーズ1
精神障害者の社会復帰の実践  「やどかりの里」の試み
900円
1970年に産声をあげた「やどかりの里」だが、その運営は厳しく財政上の問題により存続が危ぶまれていた。創設から5年間の活動を関わった職員が綴ったものである。活動の存続の意味を確かめ、方向性を探った。やどかり出版の礎を築いた貴重な1冊である。
精神衛生実践シリーズ2
ごくあたりまえの生活を求めて  精神障害者の社会復帰への実践
900円
存続をめぐって苦戦を続けていたやどかりの里で、「やどかりの里を存続させる意味」を話し合ったセミナーの記録化である。実践家が活動の実際と思いを語り、哲学者早川進と対話した。対話を通し「精神障害」について、根底から見直そうと試みた1冊である。
精神衛生実践シリーズ3
やむ心からの提言  体験・やどかりの里と私
1,500円
本書は1976年11月、精神障害を負った人たちが自らの体験を語り、やどかりの里の存在意義を社会に向けて語った第2回やどかりの里実践セミナーの記録である。セミナー開催から出版までやどかりの里のメンバーが中心になり進めてきた貴重な1冊である。
精神衛生実践シリーズ7
仲間づくりの方法と実際  精神化領域における
1,200円
精神障害者のグループ活動が活発になり、仲間づくりの方法が語られているが、ここでは地域の中で実践されている3つの事例を紹介し、さらにやどかりの里の実践を踏まえてグループワークの原則が記されている。グループワーカーへの手引書ともなっている。
精神衛生実践シリーズ8
流れゆく苦悩
1,500円
精神障害者のあたりまえの生活を支えるために生まれたやどかりの里の実践者と哲学者の対話の記録である。精神障害といわれる人々に対する人間観を深め、その人間観に基づいていかに接近したらよいのかという方法が、対話を通して描かれている。
精神衛生実践シリーズ9
失われたものを追い求めずに  精神障害者の生活の記録
2,100円
精神病という病を抱えた人々は、この病とどう対峙し、どう克服していくかという課題を抱えて生きている。やどかりの里の中で、病と二人三脚し、それなりの人生を歩み、人生を築いてきた人々が自らの生きる姿を綴ったものである。
精神衛生実践シリーズ10
春はまだ来ないけど  やどかりの里歩み20年
2,625円
常に存続の危機を抱えて歩んできたやどかりの里の20年を集大成した1冊である。関わる人々が、そこに賭けてきた自らを語り、活動を振り返りながら、これからの活動のありようを導き出そうと討論を重ねながら創り上げてきた1冊である。
精神衛生実践シリーズ11
危険な賭け 新しい創造へ  精神保健法にもとづく施設づくり
1,835円
やどかりの里の存続を賭けて取り組んだ社会復帰施設建設は、1つの賭けであった。施設化することへの危惧を抱えつつ、資金づくり、ネットワークづくりに遮二無二取り組みながら、新しい活動のあり方を探った。そこに関わる人たちの息遣いが伝わる1冊である。
精神衛生実践シリーズ12
旅立ち 障害を友として  精神障害者の生活の記録
2,039円
精神障害を体験した人たちは、「地獄を見てきた」「精神のどん底を味わった」と言う。このどん底から這い上がってきた人たちが、自らの人生を語った。そして、当事者の声から学ぶとして専門職の意見を収録した。「失われたものを追い求めずに」の姉妹編である。
精神衛生実践シリーズ13
共に担った危険な賭け  泣いて笑った5年間
2,310円
社会復帰施設建設はやどかりの里にとって危険な賭けであった。その賭けの結果を問うているのが本書である。「社会復帰」の言葉の代わりに登場したのが「生活支援」であった。この中身をどう作ってきたのか、メンバー、職員が自らの泣き笑いを含めて綴っている。
精神衛生実践シリーズ14
地域で生きる  精神障害者の生活と意見
2,310円
精神分裂病からの回復過程を体験者が語った。「安心、安全の保障」「喜びが過去の悔いを溶かす」「自信を回復し、ゆとりが生まれる」、それぞれの体験から紡ぎだされた生き生きとした言葉が本書の中から次々と飛び出してくる。読む人が元気になる1冊である。
このページのトップへ
 
谷中輝雄論稿集
谷中輝雄論稿集I 生活 1,631円
本書は谷中輝雄論稿集の第1巻であり、著者にとっては記念すべき出版であった。それまで20数年にわたって精神障害者の地域生活を支える活動を続けてきた著者は、各メディアに論文を出し続けてきたが、成書としては共同執筆もしくは編者として数点を出版するにとどまっていた。やどかりの里の新たな活動展開の時期に、著者にとっては今までの論文を整理して、現場活動からの理論化を図る必要に迫られていた時でもあった。
谷中輝雄論稿集II かかわり 1,835円
論稿集第1巻は「生活」というテーマでまとめられた。精神医療の世界で「患者」としてしか位置づけられてこなかった精神障害者を1人の生活者、それはつまり人格を持った人間として、地域生活を営むことのできる「人」として捉えた、当時としては画期的な発想であった。第2巻はそういう人としての精神障害者との「かかわり」に焦点を当ててまとめられた。著者の、当時の精神医療に対する怒りが噴出している1巻である。
谷中輝雄論稿集III 社会復帰 1,835円
論稿集第3巻は「生活」「かかわり」に続いて「社会復帰」というテーマでまとめられた。今では古色蒼然とした響を醸し出している社会復帰という言葉であるが、病院に閉じ込められていた精神障害者を、社会の流れに抗して地域へと誘う1歩を活動の原点としているやどかりの里にとって、そしてその運動の原動力1人である著者にとって、このテーマはもっと現代にフィットする言葉に置き換わっても、燦然と輝くものであり続けるであろう。
このページのトップへ
 
雑誌
響き合う街で 1,260円
地域で精神障害を持って生き生きと生きる人たちの活動、生き方を支えるさまざまな実践や仕組みづくりを中心に伝える、地域精神保健福祉の雑誌です。活動に関わる当事者、家族、関係者の生き様に注目して、地域で当たり前に自分らしく生きるために、何が必要なのかを考えていきます。また、この分野では先駆的な活動を続ける社団法人やどかりの里の最新情報も発信。合わせて、精神保健福祉を取り巻く社会の動きや施策をどう読むか、考えるための材料を随時提供していきます。
公衆衛生ジャーナル さるす 1,260円
日本の公衆衛生は、保健所の統廃合、都道府県と市町村の役割分担などにより、「総合性」「現地性」が失われつつある。「自治体に働く保健師のつどい」(「公衆衛生ジャーナル さるす」の編集団体)は、公衆衛生に関する知識や技術を学習する機会が弱まることに危機感を抱いている。そして、「したたかに、粘り強く」公衆衛生の再構築を図る目的から雑誌の発行に至った。活動の実践を学習し、交流のできる「さるす」を是非一読してほしい。
このページのトップへ