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 2007年9月のお知らせ 最終更新日:2007/8/8
★ やどかりの里 見学・研修・講師派遣のご案内
やどかりの里 研修のご案内
随時見学・研修・講師派遣等を承っております。詳しくは上記ページをごらんください。

★ やどかり研究所サロン
今年度からやどかり研究所では家族の支援を考える研究チームの活動をスタートさせました。その研究活動のスタートに当たり、まずは学習を重ねることが確認されました。今回のサロンは、その学習の最初の一歩です。伊勢田先生にも研究活動にご協力をいただくことになり、伊勢田先生のお話を伺う機会を設けることにいたしました。

伊勢田先生には、長年臨床医としての体験の中で実感してきた「家族支援」の必要性、そして、英国におけるさまざまな施策の中の家族への支援の取り組み、今後の日本における課題など、お話をいただく予定です。伊勢田先生のお話をうかがいつつ、参加者の皆さんと共に考える機会としていきたいと願っております。

タイトル:今,改めて精神障害のある人の家族の支援を考える(仮)
講師:伊勢田 尭先生(東京都多摩精神保健福祉センター所長)
時:2007/9/1(土)13:30〜16:00
所:やどかり情報館
参加費:一般…千円。研究所会員…五百円。
申込先:やどかり研究所事務局(048-680-1891)。会場準備の都合がありますので、必ずお申込ください。

最新出版物のご案内 最終更新日:2007/8/8
■ 辰村泰治の七十年 時代の波にほうろうされた一人の精神障害者

1890円(内消費税等90円)
2007年8月発行 A5版 172頁
辰村泰治 著

著者 辰村 泰治(たつむら やすはる)1937(昭和12)年6月生まれ.
 精神科病院の鉄格子の中で,私の人生は終わって行くのだ……そんな決心をしていたある日,顎鬚の似合う新任のケースワーカーが病室にやってきた.「人生80年,残りの20年を外で暮らしてみませんか」という.やどかりの里(精神障害を持つ人たちの地域生活を支援する民間施設)にたどり着いたのは,今から8年前,もう60歳を過ぎていた…….
 本書は,著者自身が,幼少期から今の暮らしを掴むまで,波乱万丈の人生をたどりながら,一筆一筆丁寧に書き綴ったものである.「日本の国策にほんろうされた」といっても過言ではない辰村泰治の人生を,障害者自立支援法等の暗雲の漂う今だからこそ,多くの人たちに知ってほしい.自分の人生を自分の手で掴み,自分の足で歩くことのすばらしさを感じるはず.そして「今を精一杯,生きよう」と思うだろう.精神障害者ではなく,「人間,辰村泰治」に出会える1冊.
■ ふあっと 出雲の精神保健と精神障害者の福祉を支援する会 20年の軌跡

1,995円(うち消費税等95円)
2007年5月発行 A6版 226頁
「ふあっと」20周年記念誌刊行委員会 編

 「ふあっと」なんのことだろう・・・・・・そう思われる方も多いのではないでしょうか.
「ふあっと」とは,「出雲市の精神保健と精神障害者を支援する会」の通称である.今から20年前,精神科医師,看護師,ソーシャルワーカーの6名が,出雲市における精神医療を良くしたい,精神障害者を地域で支えたい,との思いで発足させた.専門性も年齢もまちまちな人たちが,肩書きを外し,地域に生活する一員として毎月1回集い,精神医療,精神保健について本音で語り合ってきた.
 この取り組みは,出雲市のネットワークの揺るぎない礎となり多くの宝を生み出した.本書では「ふあっと」が出雲地域でどんな行動をし,何を創ってきたのか,関わってきた人たちが,その20年の軌跡を語っている.1987(昭和63)年,6名で始まった会も,今では会員140名.医療関係者,福祉職員,市町村職員,弁護士・・・多機関,多職種の人たちが,とにかく集まり,とにかく話し,とにかく続けてきた・・・情勢を読みとり,現状を学び,未来を描き出す・・・インフォーマルなつながりは,表の場(本来の仕事)で大きく生かされ,行政は行政の,医療は医療の,そして福祉は福祉の役割りをそれぞれが担い,補完し合える.この間,作業所,グループホーム,生活支援センターができ,精神障害を持つ人たちもピアサポーターとして活躍の場も広がった.これらの活動は,地域全体での支援システムを創り出しているのである.
 「ふあっと」の活動は,なぜ魅力的なのか・・・・・・出雲では誰もが主人公であり,誰もが名脇役であるから.本書からも,ネットワークとは“人と人とのつながり”であることがよく分かる.
 今,ネットワークづくりを考えている方,地域のあるべき姿を模索している方へ・・・学びが満載の1冊.
■ やどかりブックレット16
70歳を目前にして今,新たな一歩を 精神障害者であることは変わりないが

945円(うち消費税等45円)
2007 年3月発行 A5版 98頁
堀 澄清 著
やどかりブックレット編集委員会 編


 「まるで仙人のような人ですね」堀澄清さんはこの言葉を誰からも幾度となく聞いていることでしょう.素足に下駄履き,どこにでも自転車で出かけ,着流しの風体,まさに仙人のような人・・・・・・.
 北海道で生まれ育った堀さんは,病弱で入退院を繰り返す子どもだった.高校卒業後,大学進学のため上京するが,隙間なく建っている家・家・家・・・.そして,頻回に響く救急車の音に絶叫し発病.北海道に戻り精神科病院に入院となる.
 2回目に入院した精神科病院・・ここでは,運びこまれるなり「腕を出して」と一言.いきなり太い注射を打たれた. 気づくと70人もの患者と窓のない大部屋にいた.3年間風呂にも入れない生活が続いた.この体験から医療を拒否.退院後26歳から45歳までの20年間,どんなに苦しくとも医療の世話にはならなかった.ところが45歳の時,劇的に心境が変化し妄想も幻聴も消えた.
 やどかりの里へ来たのは63歳の時.その時は自分の人生の主人公になることを諦め,自分の人生を100%に近く否定していたという.しかし,やどかりの里での出会いや空間に癒され,作業所での仕事,体験を語る講師の仕事を通し,「やっと自分の人生の主人公になれた」と肯定感を持てるようになった.現在は,同じ病を持つ女性に恋をし,2人の生活を満喫している.
 本書では,70歳の堀澄清さんが病とともに生きてきた人生を振り返り,ありのままを語っている.「生きることはすばらしい」と,堀さんの声が聞こえてくるはず.
■ レッツ・トライ健康学習
幸せな健康教育実践

定価840円(本体価格800円)
2007年3月発行 A4版 66頁
福留 スミ子 著

 地域の保健活動を35年間続けてきた神奈川県の福留スミ子保健師が,保健師35周年の集大成として,自ら実践してきた健康教育のイロハを,後輩の保健師や地域の人々にわかりやすく,実践的に伝えたいという思いで書かれたのが本書です.
 本書は,具体的かつ実践的な実用書です.事例ごとに背景,教室の目的,目標,指導案に基づき,どう参加者同士の会話を促し,どう主体的に学ぶよう方向付けるかなど,わかりやすくまとめています.保健師が行う健康教育が「楽しそうだから,役に立ちそうだから参加してみたい」と思われる教室の方法論が書かれています.
レッツ・トライ(まずはやってみようよ)
 専門職が知識を与える保健指導をするのではなく,本人の力を引き出し,生活への夢を一緒に考え,健康的な生活を獲得する過程を示したヒント満載の1冊です.

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