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2011年度
機関紙「やどかり」2012年3月号より やどかり情報館の新体系移行と今後 2012年3月1日,やどかり情報館(以下,情報館)は,障害者自立支援法(以下,自立支援法)に基づく就労継続支援A型事業(雇用型)と就労移行支援事業を行う多機能型事業所に移行した. 自立支援法については,「障害の自己責任」論に基づく,福祉の「応益負担」原則など,多くの問題点があることは周知の通りである.運用にあたっては,制度解釈が朝令暮改のように揺れ動き,流動的な状況が続いた.事業所に対しては,利用日数に応じた報酬支払の日割り計算方式が導入されたが,通所者数が一定しない施設では大幅な減収となっている.精神障害のある人にとって,就労を継続していくためには,タイミング良く休息をとることや,体調悪化の前兆があるときには,無理せず休養を取ることも必要だ.しかし,働くことを支えるために必要な休みが,事業所には運営を不安定にさせる原因になってしまうのだ.就労継続支援A型事業においては,これまでの雇用契約に加え,福祉サービスの利用契約を結ぶという,大きな矛盾を内包しながら,障害のある人の雇用を支えていくことになる. 移行を約1か月後に控え,1月28日には,情報館2階ホールにて,新体系移行についての説明会を行った.情報館で働くメンバーとその家族,職員を含めた42名が参加した.初めて顔を合わせる方も多く,それぞれの自己紹介から始まった.その後は,公益社団法人の活動と情報館で行っている事業について説明,続いて,自立支援法のあらましと,移行までに個々が行う必要な手続きについて説明を行った.意見交換では,障害認定の有効期間などの質問が出された.家族からは,就労に至るまでの経過やメンバーの変化,職場への期待などが語られた.また,情報館建設時の裏話も話され,新人職員が感銘を受けたり,家族からボランティアの申し出があったりした.新体系移行の説明会ではあったが,家族同士が繋がるきっかけとして,また,情報を共有することで,制度の理解や運営への賛同を得られる機会となったことは,とても意義深いことであった. 情報館での就労を希望する人は,年々増加している.雇用関係を結び,最低賃金以上を保障する事業所として,また,働きたいというニーズに応えられる事業所として,事業を拡大し,障害のある人の雇用を支えていく事業方針に変わりはない. (宗野 政美) |
機関紙「やどかり」2012年3月号より 活動報告 やどかりの里援護寮の新たな取り組み 平成23年4月1日,やどかりの里援護寮(以下,援護寮)は,障害者自立支援法に基づく『宿泊型自立訓練』に移行した.同年度中に改築を行い,『自立訓練(生活訓練)』と『生活介護』に移行する予定だったが,改築工事が来年度事業となったため,11月より,先行して日中活動に取り組み,平成24年4月1日に正式に多機能事業としてスタートすることになった. 援護寮の活動から見えてきたこと 新たな活動づくりに向けた取り組み これからに向けて (玉手 佳苗) |
機関紙「やどかり」2012年3月号より 退院支援事業報告 「退院したい」「退院してよかった」と思える支援を 2006年度から始まった,さいたま市精神障害者退院支援事業(以下事業)が,今年度で終了となる.この事業はさいたま市保健所が中心となり,退院後も自立した地域生活を安定して継続できることを目的として,市内6か所の精神科病院,各区の障害者生活支援センター,当事者と有資格者で構成される自立支援員などの関係機関が連携し,長期入院者の退院と,退院後の安定した地域生活の定着を目指して取り組んできた.6年間で事業を利用した人は70名,うち34名が退院した(2012年1月31日時点). 退院したいと思えるまでの支援が必要 退院してよかったと思える支援を さいたま市内の精神科病院には,支援があれば退院可能な人が120人いるといわれている(2011年12月実施.市内精神科病院調査結果).制度が変わっても,入院している人たちに支援を届け,1人でも多くの人が「退院してよかった」と思えるような支援し続けていかなくてはならない. (阿部 友恵) |
機関紙「やどかり」2012年2月号より 「人生,ここにあり!」上映会開催 映画上映を通して取り組んだこと 去る1月15日(日),市民会館おおみやにおいて,イタリア映画「人生,ここにあり!」の上映会を開催した.映画は1日3回上映.約600人の人たちが来場してくださった. 働くことは生きること 1978年以降のイタリア.バザリア法によって精神病院が廃止される中,ある精神病院が協同組合へと変身を遂げた.この映画はその実話に基づき,1983年のミラノを舞台に,精神障害のある人たちが働くことを通して人生を取り戻していく様をリアルに描いている. 感動が広がった映画上映 今回の上映会は,映像を通して精神障害のある人への理解を深めるとともに,新たな人たちとの出会いとつながりを創り出すことを目的に実施した.事業所ごとに地域住民や教育・労働機関に携わる人たちなどに広く呼びかけ,当日は当事者や家族,医療関係者はもちろんのこと,学生や自治会役員の方々や,チラシやポスターを見て当日券を購入し鑑賞してくださる人たちもいた.「もっと多くの人に観てほしい」「実話なんてすごい.感動した」などの感想も寄せられた. わが地域を歩き,知る 今回の映画上映は,準備期間がいつもより短く,年末年始を挟んでわずか1か月.短期間で精力的に取り組むこととなった. 振り返って考えれば,日々の活動の中で,わが事業所周辺の地域をどれほど歩いているだろうか.足を使って歩くことで,車やバイクで走り去っている時には気づかないものに皮膚感覚で気づかされることがある. (三石 麻友美) |
機関紙「やどかり」2012年2月号より 埼玉発「みんなで創ろう!障害者総合福祉法を!」 力を合わせ総合福祉法の実現を 1月20日,埼玉会館小ホールで「みんなで創ろう!障害者総合福祉法を!in埼玉」が開催された.朝からみぞれ降る中560人が集結.やどかりの里からもメンバー,職員が多数参加した. 埼玉でも広がる運動の輪 緊迫する情勢の中で 障害者総合福祉法の制定を! |
機関紙「やどかり」2012年2月号より 研修レポート
働く場での研修を通して 浦和区障害者生活支援センターに入職して4か月が経ち,地域で生活するメンバーの支援を行う様々な現場を知り,自らの視野を広げたいという気持ちから,働く場であるエンジュとドリームカンパニーでの研修を行った.働く場の魅力を見つけるとともに,そこで働いているメンバーとの関わりを通し,新たな視点で1人1人の暮らしを知ることを目的として,研修に臨んだ.研修は2011年8月〜11月にかけて,週1回程度の頻度で行った. 働く場の魅力 働く場の魅力の1つは,仕事を通じて出来る「仲間」だと感じた.研修に行く前のイメージは,ピリピリとした雰囲気で,黙々と作業をこなしていくような場所を想像していた.しかし,実際に訪れてみると,事務所ではスタッフとメンバーの世間話や笑い声が飛び交い,とても和やかな雰囲気だった.しかし,作業場に入ると先ほどまでの和やかな雰囲気とは違い,みんなが真剣な面持ちで,次々と各自の仕事をこなしていた.ただ,黙々と作業をこなしている中にも,「○○さん.その仕事手伝うよ」「次こっちの仕事手伝って」と,互いに声をかけ合い,助け合いながら仕事をしている姿が印象的だった.このように仕事を通じて共通の目標に向かって一緒に取り組む「仕事仲間」を作れることや,チームワークを大切にした働き方が,働く場における大きな魅力なのではないかと感じた. 自分らしい働き方を選ぶ 働く場の特徴の中で,とても大切だと感じたのは,安心して「自分らしい働き方」を選択できることだ. 学びを生かして 働く場での研修を経て,メンバー1人1人のもつ「自分らしさ」を大切にした支援のあり方を,改めて知ることができた.この学びを生かして,時間をかけて相手と向き合い,相手の気持ちや暮らしに寄り添った関わりをしていけるよう,これからも努力していこうと思う. (関口 和司) |
機関紙「やどかり」2012年1月号より 新生「ルポーズ」始動 喫茶ルポーズ1月23日(月)にグランドオープン決定! 昨年10月から始まったルポーズの改装工事が無事完了し,いよいよグランドオープンを迎えることとなった.3か月間に渡る工事の間の活動場所は,やどかり情報館の厨房・会議室等を提供していただき,You遊・ルポーズ合同で活動に取り組んだ.これは,2月からのYou遊・ルポーズを統合しての事業移行に備えるためである. 皆で取り組んだ引越し作業 店が無くても稼いだ食事販売 じっくり考えた学習会 ★新しい「喫茶ルポーズ」の見どころ★ |
機関紙「やどかり」2012年1月号より ドリームカンパニー・アトリエなす花統合 すてあーず誕生!!
2012年1月1日,精神小規模作業所ドリームカンパニー,アトリエなす花(以下なす花)が統合し,就労継続支援B型事業所に移行した.今年度当初は,移行期限ぎりぎりの2012年3月を予定していたが,新規利用者が増え,1日平均利用者数も安定してきており,急遽予定を早めた.事業所名については,いろいろなアイデアが出たが,1階のドリームカンパニーと2階のなす花をつなぐ階段(stairs)と,売り上げアップ,工賃アップをめざし,一歩一歩階段を上がっていきたいという思いで「すてあーず」に変更し,心機一転,新たな一歩を踏み出した. 障害者自立支援法下の施設への移行を前提に,現在の場所へ移転したのは,ドリームカンパニーが2006年7月,なす花が2006年8月.一つ屋根の下で活動を始めてからは,移行を含めた今後の活動展開についてなど,2か所の作業所合同のミーティングを通して,継続的に話し合ってきた.合同ミーティングでは,それぞれの作業所の活動内容を理解し,働く人同士が知りあうことから始まり,障害者自立支援法のこと,そこに示されているサービス体系についての学習,皆がどう働いていきたいのかといった思いの共有などを行った.途中,障害者自立支援法訴訟や政権交代など,情勢の動きが激しくなり,情報共有に時間を費やした時期もあった.様々な情勢の変化に一喜一憂しながらも,移転後の5年半,今まで自分たちが創ってきた活動を大切にしたい,今まで同様工賃アップ目指していきたいという思いは変わらなかった. すてあーずは,リサイクルショップを運営する店舗部門と,エプロン・白衣製作を主とする製作部門の2つの柱で運営していく.リサイクルショップすてあーずを今後とも変わらず,ご愛顧くださいますようお願いします.そして,すてあーず製作部門へのご注文もお待ちしております. (宗野 文) |
機関紙「やどかり」2012年1月号より やどかりの里地域交流イベント 12月17日(土),大宮区障害者生活支援センターと,共同型グループホーム“みなみハウス”を会場に,「やどかりの里地域交流イベント 東北物産展andミニバザー」を開催しました.現在の場所で活動を始めて2年近くが経ち,多くの地域の方のご理解のもとで運営が成り立っていると感じています.そうした中,まだお互いによく知らない地域の方々との交流のきっかけとしていくためにこのイベント開催を試みました. イベント開催のきっかけは,昨年10月に行ったやどかりの里大バザーで販売しきれなかった寄贈品を無駄にせず再び活用したいということから始まりました.そして,日々の活動の中で,グループホームを利用しているメンバーの生活を支えていくためには,私たち職員の関わりだけではなく,メンバーが暮らしている地域の方々の存在が重要であると感じ,地域の方に私たちの活動を知っていただくことが,障害のある人たちの地域生活の可能性をより拡げていく事につながるのではないかという思いでこの企画を進めていきました. 当日は,土地のオーナーさんの御好意で空いている駐車場をお借りでき,当初の予定より広くなった販売スペースに,東北事業所商品・バザー品・やどかりの里自主商品が並び,被災地支援の写真展や,やどかりの里の活動案内のポスターを配置しました.寒空の下,温かい山形郷土料理のいも煮も好評いただけたようでした. (町田絵里奈) |
機関紙「やどかり」2011年12月号より 3.11東日本大震災 その後 3.11東日本大震災以降,やどかりの里はきょうされん等の全国組織の支援募金に協力し,同時に日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部の立ち上げたみやぎ支援センターを中心に職員を派遣してきた. |
機関紙「やどかり」2011年12月号より 私たちの声が届けられた社会を目指して 11月26日,やどかり情報館にて,「障害者総合福祉法(以下,総合福祉法)」の骨格提言についての学習会が行われた.総合福祉法は,障害者自立支援法に代わる法律として,2013年8月の施行を目指している.現在は,障害者福祉制度の整備のために内閣府に設置された,障害者制度改革推進会議に基づく総合福祉部会でまとめられた骨格提言をもとに,厚生労働省が法案として作り上げていく段階である.総合福祉部会は,障害のある人や家族,関係者など55名で構成されており,当事者が法づくりに関わってきたということに意味を持っている.総合福祉法によって私たちの生活はどう変わっていくのか,どんな社会を目指していくのかを知るためにも,骨格提言を学ぶことは大切なことである. 1.「障害者の権利の擁護等に関する条例」について 三石麻友美(見沼区障害者生活支援センターやどかり)より,権利擁護条例の説明が行なわれ,障害のある人に対する権利侵害である虐待・差別は,どのような事例が考えられるのか,どこに相談すれば良いのかなど,権利擁護条例のパンフレットをもとに話された.特に,虐待や差別が起きてしまう背景については,社会的資源の乏しさも挙げられており,起きた虐待・差別への対応だけではなく,根本的に社会が障害のある人や家族などを支える仕組みを整えることの重要さを感じた. 2.「障害者総合福祉法」骨格提言について 増田一世(やどかり情報館)より,提言がまとめられた資料集『完全実現を目指して』(日本障害者協会発行)を確認しながら,骨格提言がまとまるまでの歩みや,ポイントとなる項目などの説明が行われた.特に,私たちが意識しておくこととして,骨格提言は自分たちがつくったものであること,諸外国の障害者福祉の水準にやっと追いつける段階であること,また,法律として成り立つまでに行政からの逆風は未だにあることなどが確認された. 会場からの質問や意見では,権利擁護条例がさいたま市の条例であるため,職場や居住地が市内外で跨いでしまった場合の相談や,点字や手話などコミュニケーション手段の保障についてとなど具体的な質問が出された.また,現在,障害者福祉制度改革の大事な時期でもあるため,皆で改革の実現に向けてがんばっていこうと気持ちを改める言葉もあった. 今回学んだ条例や提言は,私たちの声を形にしてきたとても貴重な制度である.しかしながら,骨格提言についてはこれから厚生労働省がどのような法案に仕上がるのか,目が離せない状況でもある.また,権利擁護条例も,多くの市民へ条例を広めるためには検討や工夫をしていかなくてはならない.学習会では,制度の概要を理解するとともに,今後も声を上げていく必要があると感じられる内容であった. (八木由美子) |
機関紙「やどかり」2011年11月号より 報告 第1回誰もが共に暮らすための市民会議開催
2011年9月30日,第1回誰もが共に暮らすための市民会議(以下,市民会議)が与野本町コミュニティセンターを会場に開催された.当日は約80名の人たちがワンフロアーで8グループに分かれ,18時半から約2時間半にわたる意見交換が行われた. 市民会議は,18時半きっかりに始まった.始めに,市長に代わり副市長の小林氏より「条例制定はノーマライゼーションのスタートである」とあいさつがあった.続いて全体司会である平野氏(社会事業大学准教授)より,「条例づくりのための第1回100人委員会がスタートした場所と同じ場所で100人委員会の後継会議として市民会議がスタートした.今年はさいたま市障害者計画の作り直しの年でもある.直接意見を出し合う場,誰もが一緒に考える場として,意見を出し合いながら考えていきたい」とあいさつと説明があった. 私は市民会議に参加し,「条例をつくって終わりにしてはいけない」と感じた.市民への周知と共に,条例に基づいてよりよい暮らしの実現を図っていけるよう継続して参加していきたい. (玉手 佳苗) |
機関紙「やどかり」2011年11月号より 3.11東日本大震災被災地支援報告(宮城県女川町) 避難所から仮設住宅へ
9月10日から18日まで,JDF(日本障害フォーラム)みやぎ支援センターの一員として,震災被災地である宮城県女川町に入り,支援活動に参加した. (宗野 政美) |
機関紙「やどかり」2011年11月号より やどかりの里大バザー 強いつながりを実感 やどかりの里大バザーが,10月9日(日)に中川自治会ふれあい広場にて開催されました.今年はお天気にも恵まれ,開場前にはお客様の長い行列ができ,一日を通して大勢の方にご来場いただくことができました. 収入合計:2,043,865円 売上金は,エンジュ・援護寮の新築・移転,改修のための費用に充てさせていただきます. (大バザー事務局 町田 絵里奈・若林 那津子) |
機関紙「やどかり」2011年10月号より 小規模作業所You遊とルポーズが新たに歩みはじめます 喫茶ルポーズの改装工事が決定, 平成23年度第2回埼玉県自立支援基盤整備事業の交付が決定し,いよいよ喫茶ルポーズの改装工事が10月3日から始まった. ※1階店舗スペースが広くなり2階席もできます.また,店内の一角が手づくり雑貨コーナーになる予定です. (田中 学) |
機関紙「やどかり」2011年10月号より さいたま市退院支援事業の取り組み 事業終了を目前にして 2006年度より開始された「さいたま市精神障害者退院支援事業」(以下事業)は,さいたま市保健所が中心となり,市内の精神科のある6精神科病院,各区の障害者生活支援センター,当事者と有資格者で構成される自立支援員等関係機関が連携し,長期入院者の退院,地域生活の定着を目指していく事業である.やどかりの里としても,市から事業委託を受けて取り組みを進めてきた. 新たな試み〜見学会と交流会〜 今後に向けて |
機関紙「やどかり」2011年10月号より 3.11東日本大震災 被災地支援報告 震災から5か月, 先月号に引き続き,日本障害フォーラム(JDF)が行っている東日本大震災被災地支援活動に派遣された2名の報告を行う. 安心・安全な暮らしへつなげる支援 宮城震災支援活動に参加して |
機関紙「やどかり」2011年10月号より 第3木曜会 年に一度,活動の足元を再確認した里祭 9月15日(木)会館ホールにて里祭が開催された.里祭は,やどかりの里が社団法人として活動を開始したことを記念して,毎年開催される.今年は約70名が参加した. 第1部 「やどかりの里と私」 前半は,入職3年目の職員3名とメンバー3名に,やどかりの里(以下,里)に出会う前のこと,出会ってからのこと,大切にしていることなど,それぞれの体験や思いを語ってもらった. 第2部 おいしい食事を囲んでの交流会 後半は,ルポーズのおいしい食事を囲んでの歓談.里祭は,久々に顔を合わせて再会を喜ぶ機会であり,新たに里の活動に加わった人たちが顔を合わせる機会でもある.特に今年は,会館ホールで開催する最後の里祭という事で,普段は活動から遠のいている仲間も多く集まり,昔を懐かしみ,話し声がつきない楽しいひと時となった. |
機関紙「やどかり」2011年9月号より 一方通行の思い 民主党議員との意見交換会を終えて 2011(平成23)年7月28日,参議院議員会館にて,民主党障がい者政策プロジェクトチームと自立支援法違憲訴訟原告団弁護団との意見交換会が130名余りの参加者のもと行われた.15時半から16時半までという限られた時間の中,東日本大震災や総合福祉法への取り組みの報告,そして意見交換というひじょうに内容の詰まったプログラムであった. (萩ア 千鶴) |
機関紙「やどかり」2011年9月号より 3.11東日本大震災 被災地支援報告 迅速に継続的な復興支援が重要 3月18日,日本障害フォーラム(JDF)は東日本大震災障害者総合支援本部を立ち上げ,やどかりの里からもこの5か月,職員をみやぎ支援センター,きょうされんの設置してる岩手県の拠点に派遣してきた. いきいき働くメンバーと時間を共有して 復興支援のバトンをつなぐ (木村 千夏) |
機関紙「やどかり」2011年9月号より さいたま市精神保健福祉地域ネットワーク連絡会報告 真の権利擁護につながる条例にするために さいたま市保健所を会場として,8月23日にさいたま市精神保健福祉地域ネットワーク連絡会(以下,連絡会)が開催された.この連絡会は,障害のある人が安心して生活できる地域づくりを目指し,@ 障害のある人たち,家族の願いや思いを中心にすえ,安心して暮らせる地域となるよう,関係する人たち(機関)が顔の見えるネットワークをつくること,A 障害のある人がどのような状況にあるのか,施策に反映できるように学習の機会を持ち,たくさんの「声」を出し合える場とすることを目的として2005年から取り組みが始まり,2009年から「さいたま市障害者福祉総合支援計画」(以下,障害者計画)の重点プログラムに位置付けられ,年2回の活動を継続している. 今回の連絡会では,2012年度よりスタートする次期障害者計画に向けて実施された障害のある人へのアンケート調査の結果と,今年度より施行された「さいたま市障害者の権利の擁護等に関する条例」(以下,条例)についてさいたま市障害福祉課からの報告が中心となった. 連絡会の強みは,障害のある人や家族,様々な機関が見えている地域の実態から議論を積み上げてきた点にある.今年6年目を迎え,参加者のアンケートからは,つながるネットワークから活動を創り出すネットワークへの転換が求められていることが伺える.これまで積み重ねてきた議論を,条例施行を踏まえ,さいたま市のしくみとして生かしていくことがこれからの連絡会に求められている. (渡邉 奏子) |
機関紙「やどかり」2011年8月号より 労働支援の現場から 働く場の事業移行問題を考える 7月1日,作業所「あゆみ舎」が働く場の先陣を切って就労継続支援B型(非雇用型)事業所に移行した.これまで,援護寮やグループホーム,生活支援センターが障害者自立支援法に基づく事業へ移行している.移行期限となる平成24年3月末までに,やどかりの里の働く場も全て,事業移行をする予定だ. さいたま市内の小規模作業所の現状 やどかりの里の働く場すべては,一旦,自立支援法下の事業所になるが,障害のある人達の働く権利を保障できる事業所を目指していることに変わりはない.障害者自立支援法に代わる総合福祉法の動向を注視しながら,実践を重ねていこう. (檜山うつぎ) |
機関紙「やどかり」2011年7月号より 6.25 全国一斉署名活動報告 広げよう!つながりの輪 6月25日(土)13時〜15時,大宮駅西口ぺデストリアンデッキにて全国一斉署名活動が行われた.当初,3月25日に行われるはずであった全国一斉署名活動は,3月11日に発生した東日本大震災によって延期となっていた.しかし,復興支援の中で,生活や仕事を取り戻すとともにこころの健康へのニーズが一層高まっている状況が明らかになってきており,再度,こころの健康政策構想会議で緊急提言したこころの健康推進を進めていくことが重要と確認し,今回の開催が決定された. |
機関紙「やどかり」2011年6月号より こころの健康を大切にする社会の実現を! 6.25全国一斉街頭署名 こころの健康を守り推進する法を我が国の基本法に! 全国から届く署名を集計 全国に広がる運動の輪 埼玉県の方は,大宮駅に集合してください. |
機関紙「やどかり」2011年6月号より 3.11東日本大震災 被災地支援報告
繋げる復興支援
2011年3月11日の東日本大震災で被災した障害のある人たちへの支援協力を目的に,やどかりの里から宮城県のみやぎ支援センターに5名,岩手県宮古市の拠点に2名,福島県での支援会議に2名を派遣してきた.被災地の状況や支援内容などについて,実際に支援活動をした職員の声を元に報告をする. ひとつひとつ情報収集を積み重ねる 「元の生活に戻る」ことを目指して1歩1歩 震災から時間が経過し,復興も自治体によって格差が出ている.日常の繋がりがなかった人ほど安否確認が難しいという.やどかりの里として,被災地支援に取り組んでいくことと併せて,さいたま市において,支援を必要としている人に支援の手を届けること,そのために必要な支援の仕組みづくりをすること,日常的に地域の人たちとの繋がりをつくっていくことが,人が生きていく上で欠かせないセーフティーネットを紡いでいくことになることを,この大震災で改めて学ばされた. |
機関紙「やどかり」2011年5月号より 3.11東日本大震災ドキュメント その時,あれから,やどかりの里では…… 2011年3月11日14時46分頃,別館1階の事務所では,ミシッという音とともに強い横揺れを感じた.いつもの地震にしては長く,パソコンラックや本棚がガタガタと揺れた.インターネット速報を見ると,宮城県沖震源,最大震度6強という表示が目に飛び込んだ.だが,この時はすぐ後に三陸沿岸を飲み込む津波がやって来るとは思いもしなかった. 地震直後はメンバーの安否確認から 緊急時の対応を再検討 計画停電・物資不足への対応 余震と停電に不安が募る 被災地派遣,避難者への施設提供 今回の被害は,かなりの部分が津波によるものだという.住民のいのちも暮らしも,跡形もなく飲み込まれた.さらに,レベル7の原発事故という深刻な事態が起こっている.ようやく明るい話題が出始めていた経済への影響は計り知れない. (日野 陽子) |
機関紙「やどかり」2011年5月号より エンジュ新築計画進捗報告 国庫補助協議への道のり エンジュ新設,援護寮の改築に向けて,昨年8月に社会福祉施設等設備整備補助金計画書を提出,11月にさいたま市での本審査会を経,国の協議にあげられた.ここに至るまでに,特にエンジュでは,建築基準法に基づく協議が必要となるなど長い道のりがあった. さいたま市での審査会,直前で 開発行為って? 住居地域でエンジュは建てられない? 公共性の高い施設として 南中野の住民の人たちに見守られて 許可申請,公聴会,建築審査会 国の協議が通れば6月に内示,それから入札,着工の運びとなる.一方で資金づくりが大きな課題である.当初2,000万円としていた目標額を,2,700万円に上方修正しなければならなくなった.今年度中に2,000万円の資金獲得が必要だ.多くの人たちと共に精一杯取り組んでいきたい. (香野 恵美子) |
機関紙「やどかり」2011年4月号より さいたま市議会傍聴報告 3月4日,さいたま市議会にて「さいたま市誰もが共に暮らすための障害者の権利の擁護等に関する条例(以下,条例)」が制定した. 条例制定までの短くて長い道のり 2009年12月,さいたま市長の諮問を受けて条例づくりがはじまり,シンポジウムや全11回に及ぶ100人委員会での議論,パブリックコメントなどによる意見募集等を行いながら,条例が作られてきた. 実効性のある条例にするために 3月2日には市議会の保健福祉委員会が開催され,条例についての質疑,討論,採決が行われ,75名もの人が傍聴した. この間条例づくりに参加してきた大宮中部活動支援センターの東京子さんは,「100人委員会に出席できない時もあったが,皆の熱意や,ここが困っているなどの生活に対する真剣さを目の当たりにした.この条例で障害があってもあたりまえに生きていく権利が保障されることを期待するとともに,条例づくりを支えてくれた皆様の力を忘れずに,自分がこれから生きていくエネルギーにしていきたい」と語った.条例が羅針盤となって,皆が安心して暮らせるさいたま市を創っていけるように,この条例を皆で育てていきたい. |
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