-TOPICS-

2001年度
(2001.04.01〜2002.03.31)


心の豊かさを感じた堀さんの体験発表会

 第20回体験発表会が2月22日(金)に開催された.参加者数は100名を超えて全席満員の状態で主催者側も驚きの表情を隠せないほどだった.そんな中,堀澄清さんが前回の体験発表会に続き,50歳からの15年間を語ってくれた.
 「私たちの人生って何? 命あるかぎりありのままに」というタイトルで堀さんは堂々と100名の前で自分を語った.
 人生50歳をすぎて人間の一生をほぼ全うしたと感じた堀さんが,奮起して山口県の靖国訴訟運動の大会に参加した.そしてその後大阪箕面 で脱力感ともに宿無し(ホームレス)になる.親友に106番(コレクトコール)をダイヤルして助けを求める.「助けてくれないか」その友達は親友の言葉に大金を送金してくれる.その友達に言えなくてうそをついたことは「宿無し」のことだったと振り返った.その後精神症状が現れて精神病院に行くが,住所不定で診察拒否をされる.そこで我にかえる堀さんは,浦和に戻る.全開放病棟の病院に入退院を繰り返し60歳を超える頃,昔歩いて探して見つけることのできなかったやどかりの里を夢の中で見た.当時はこれも運命と自分に言い聞かせた堀さんが,人に施されてばかりと感じて複雑な感情があったが,今度は夢のシグナルを正直に受け止めてやどかりの里に来ることを決心する.
  やどかりの里で茶の間のおばさんとしてメンバーに慕われている志村澄子さんに出会い堀さんの言うに言えないこころのつかえを全て受け入れられる体験をする.それまでやどかりの里に来たもののぼーっとしていた堀さんは,その茶の間の空間とおばさんのもとでやどかりの里の他の活動に興味を持ち,地域作業所食事サービスセンター「まごころ」に通 いだすことになる.1人暮らしで,淋しさを覚えるのは炊事.せめて自炊できるようになりたいと週1回通 うようになる.その週1回の仕事を通して気ままに本を読み深夜まで起きていることが苦ではなかった堀さんが,仕事を大切に考えて,出勤日の為に,体調を重んじるようになった.「自己規制するようになった」「たった1日でも働いたーとふとんに横になって実感するんです」と語っていた.また頭で分かることと実現することはイコールではないことを実感したと語られた.生きることの実感をした堀さんは,「たとえ少数派とされるような立場に置かれようとも祖父がそうであったように,ことの本質を見極めてそのうえで前へ進んでいく」と社会の中で少数とされても発言していくことの大切さを訴えた.
  私は司会の役割を持ちつつも,堀さんに「精神障害を持った仲間は,誰でも幸せになることができるんだよ」と言われているようで,そのやさしい語り口調と伝わってくる何とも言えない人柄と私自身も肯定してくれているように感じて,涙が止まらずにいた.「山に迷い込んでも川を見つけてそれに沿って下れば大海にでるんですよ」という言葉に何人の人が勇気づけられただろうか.私は多くの参加者の人が勇気づけられただろうと信じて疑わない.堀さんの体験を基にした生きることの本当の意義を伝える体験発表に,体験発表会企画者としてこれからも力を注いでいこうと誓った.ありのままにとは,こころを自由自在にすることではないかとふと思った.
(香野 英勇)

機関紙「やどかり」3月号より


第10回精神保健福祉実務者連絡会議報告
平成14年以降のさいたま市における精神保健福祉について

 2月13日,埼玉 県中央保健所において,第10回精神保健福祉実務者連絡会議が行われた.この会議は,旧浦和・与野地区の中央保健所管内の関係機関で行ってきた.今回は,さいたま市として,旧大宮地区の関係機関にも呼びかけがあり開催された.「平成14年度以降のさいたま市における精神保健福祉について」をテーマに市の各担当者からの説明と質疑応答という内容だった.
 各担当者からの説明の概要は以下のようであった.
<さいたま市障害福祉課より>
  県から市に移管する精神保健福祉業務の中で,福祉の部分について担い,各行政センターの障害者支援課がサービスの窓口となる.具体的には,通 院医療費公費負担制度(32条)や精神保健福祉手帳の手続き,社会復帰施設等利用に関すること,居宅生活支援事業(ホームヘルプサービス事業,ショートステイ事業,グループホーム事業)を担当する.
<さいたま市保健所準備室より>
 平成14年4月より,さいたま市保健所を開設し,県の保健所で行ってきた業務を受け継ぐ.ソーシャルクラブ,家族教室,精神科医による精神保健相談も行っていく.場所は,県の大宮合同庁舎を借りていく.これに伴い,大宮保健所と中央保健所は平成14年3月で閉鎖する.措置入院や移送の業務については,平成14年度は県が担当するが市も協力していく.平成15年4月の時点で,県から市にすべての業務が移る.
<さいたま市健康増進課>
  政令指定都市に向けて必要な施設の整備を担当している. さいたま市保健所の建物の整備. 5年間は,大宮合同庁舎の建物を県より借りていくが,平成19年4月には,さいたま市保健所を新たに建設する. 保健センターの整備.各行政区の区役所の中に設置する.既存の保健センターはそのままの場所で.平成15年4月に開所する. 精神保健福祉センター.準備室を組織し,平成15年4月の開所を予定している.複雑な問題を抱えている人への相談を受けていく.保健婦など担当者の教育などの技術協力,他の機関と協力し市民への啓発も行っていく.

  以上のような説明の後,質疑応答の時間が設けられた.いくつか重要と思われた点について報告する.
 「当事者や家族が困った時,どこに相談に行ったらいいのか」という質問があった.一義的な相談は保健センター,対応が困難な相談については保健所,福祉に関する相談は障害者支援課という説明はあったが,実際に相談するときは,分かりにくい.結果 的に相談に行っても,たらいまわしになってしまうのではと,心配する声があがっていた.
 市の施設は土曜,日曜日に開ける予定はないということから,精神科救急についても話題となった.以前より,県内に精神科救急システムがないことは問題になっている.状態の急変があったとき,家族や民間病院や民間施設だけで対応するしかない現実がある.
 この日会議に参加し,さいたま市に向けた体制が,まだまだ整理されておらず,実際に機能していくには相当な時間を要するという印象を持った.行政,関係機関と協力し,さいたま市を安心して住める町にしたいと改めて実感した. 
(檜山うつぎ)

機関紙「やどかり」3月号より



浦和東部生活支援センター閉所のお知らせ

浦和東部生活支援センターの学びを今後に生かす

 浦和東部生活支援センターは今年度末で閉所することになった.多くのご支援をいただいた方々にお礼を兼ねてその経緯をご報告させていただきたい.
 浦和東部生活支援センターを開所するにあたり,平成12年度からさまざまな準備を進めてきた.地域で暮らす精神障害者を支える拠点としての役割を担い,生活上の問題や課題に直接的または間接的な支援を行うこと.また,3市合併後の政令指定都市の区割りを念頭におき,浦和東部地区の生活支援センター開設に取り組んだ.同年6月に「浦和東部生活支援センター開設準備室」を設置し,「浦和東部生活支援センター開設準備委員会」を発足させた.開設準備委員会は,2週間に1回開催し,日頃の暮らし振りや思いを話し合うことから始めた.外部の生活支援センターを見学したり書物で学習しながら,各々のイメージを膨らませた.近隣の病院や保健所ではやどかりの里以外の精神障害者の状況について教えてもらった.地図を広げ幾つかの物件を見て11月から現在の場所を借りた.具体的な使い方など話し合を重ね,平成13年1月に浦和東部生活支援センターを開所した.その間,埼玉 県健康福祉部障害者福祉課に設置申請を行っていたが申請は通らなかった.埼玉 県の財政の問題が理由であった.しかし活動を継続することとし,生活支援センターの中ではメンバーがボランティアで受付に入るなどできる範囲で活動に参加した.そして,「より良い浦和東部をめざす会」を設け,将来構想や資金確保の問題等を検討していくことにした.6月には関係機関の方をお招きし開所式を行った.
 平成13年1月に浦和東部生活支援センターを開所し1年以上が過ぎた.多くの精神障害者が毎日利用し,さまざまなサービスも活用されている.その間に2名の退院者を迎えることができた.階下に住む家主のおばあちゃんも「ここは遊びに来てもいいところかい」とお菓子袋を片手に毎週のようにやってくる.近所のアパートに住み皆がいるからと来る人,プカプカとタバコを吸う人,ごろりと横になる人,各々の暮らしに活動が染み込み始めている.こうして仲間同士の交流や相談の場として機能し始めていた一方で,平成13年7月に次年度も補助金申請が通 らないことが明らかになった.そして9月に政令指定都市後の区割りが提示され,浦和生活支援センターと同区になることが明らかになった.
 浦和東部生活支援センターに集うメンバーも職員も自己資金づくりに向けてバザー開催に取り組んだが,資金集めをしながらの活動の継続には限界があることも確かである.
 こうした状況の中で浦和東部生活支援センターは閉じることを決定した.ともに活動してきたメンバーへ申し訳なく思い,また事情を汲んでくれた優しさに感謝している.今後この地域におけるメンバーの活動は,「上木崎憩いの家」で行われる.
 やどかりの里の生活支援活動では5つの課題が出され早急に取り組んでいく必要がある.また,さいたま市に向けて,精神保健福祉施策の充実を働きかけていくつもりである.  振り返ると内部ばかりでなく外部の方にも随分支えていただいた活動だった.今回の学びを今後に活かしていくことで皆さんへのお礼にさせていただきたい.
(佐々木千夏)

機関紙「やどかり」3月号より


作業所活動報告

イベントを通したネットワークづくり

 昨年も作業所を中心にイベントへと積極的に参加をした年だった.中には事務局や実行委員としてイベント全体を共に作り合う立場で参加した作業所もあった.イベント全体として,そしてそこに参加した作業所として,振り返る意味でまとめてみた.

<福祉の店「人力車」>
 一昨年の秋「OMIYAばりあフリー研究会」から「あゆみ舎」へと声がかかったのが参加するきっかけだった.研究会は心身障害者地域デイケア施設を運営する団体であるが,その枠に全く捉われていない.障害を持つ者を施設に閉じこめるのではなく,地域で共に暮らしていくのが自然ではないかという考えのもと,車椅子のまま積極的に街へと出ていく.一度市役所で打ち合せがあったとき,研究会のメンバーと待ち合わせたことがあった.彼が見ず知らずの人に「トイレに行きたいのですが手伝って頂いていいですか?」と声をかけるのを見て驚いたのを覚えている.人間きれいごとでは生きられない.積極的に街に出掛けることで多くの人と知合い,楽しいことも苦しいことも共有していきたいというのが研究会の大事にしている考えで,様々な形で地域や行政に働き掛けを行なっていた.
 そんな研究会が声がけ人となって始まったのが福祉の店「人力車」である.現在の参加団体は9つ.
「OMIYAばりあフリー研究会」,心身障害者地域デイケア施設の「歩歩舎」「いーはとーぶ」「さくら作業所」「茶色いお家作業所」,さらには「大宮シルバー人材センター」「大宮障害者団体協議会」「大宮ボランティア連絡協議会」,そして精神障害者地域作業所からは「やどかりの里・喫茶ルポーズ,あゆみ舎」が参加している.
  私も「あゆみ舎」の担当スタッフ,そしてこの1年は事務局としても参加した.場所は大宮ふれあい福祉センター1階の一角をお借りして,曜日ごとに分担をして各団体の自主製作品や仕入品を販売している.販売活動を通 して利益を産むだけではなく,そこに携わる多くの人々が交流を深められる場としても大切に活動してきた.民間の自主運営団体に公的施設が店としての使用を許可されたのはごく稀なケースであると言う.最初はお互いにぎこちなかった福祉センターの職員とも,最近は困っていると誰ともなく声をかけてくれるようになった.相手が行政の職員にしろ,お客さんにしろ,そこで店を開いて活動をしていれば,それを見てもらい,一緒の空間で時間を共にすることで理解は深まるものなのだと改めて思う.外部への働き掛けはそこで店を開き続ける事で地道に行なってこれた.
 しかし,これだけの団体が集まって活動していくというのは「人力車」内部としても課題は多い.それぞれが自分たちの活動を抱えながらの参加である.単発のイベントとは違い,常設ならではの難しさもある.たとえ売り上げを上げることだけが目的ではないとはいえ,「売れないと1日が長い.疲れるね」というあゆみ舎メンバーの声を聞くと,自分たちの作る物が売れることで喜びを感じる機会になればとも思う.それはどの団体も同じである.参加団体が販売等を通 してやる気を持ち,大きな目標へと進んでいければと感じる.
 あゆみ舎としても,私個人としても,外部団体と一から共同で進める活動への参加は初めてだった.他団体から刺激を受け,今後も共に活動を担っていければと感じている.
(高村 美鈴)
★「人力車」に関する問い合わせは下記へ
 やどかりの里 大宮中部生活支援センター 048(643)2624 高村まで

<共に創りあうリサイクルマーケット>
 リサイクルマーケットは市内の障害者団体,学童保育,市民ボランティアなどが,個人の営利目的ではなく,団体の活動資金を確保することを目的に3ヶ月に1回,定期的に市内の公園でフリーマーケットを開いている.合言葉として「リサイクル・障害者・ボランティア」と挙げている通 り,様々な立場の人が参加し,お互いの交流を深めたり,地球環境について理解を深めている.誰でも,健康で安心して生活していくことを目指している.
 やどかりの里からもルポーズ,ドリームカンパニーが出店しており,ホットサンドを実践販売したり,リサイクル品の販売をし,持ち味を生かした参加をしている.
 毎回,フリーマーケット開催の前後には地元の公民館で準備会がある.そこでは清掃,広報,交通 整理などの役割が各団体ごとに分担される.それでもできないことはボーイスカウトにボランティアをお願いする.無理をせず,自分たちができることを少しずつ担うことで共に活動を作り上げていくのもこの活動の特徴である.
 公園には手作りの手芸品やリサイクル品などを販売している店が20ほど並ぶ.見て回るのは楽しみの一つ.また餅つき,カレー,焼きそばなどの模擬店が出店し、作りたてを青空の下で食べるのは格別 である.
 参加する中で他団体との繋がりも出てきた.衣類の処分について困っていたら,ファイバーリサイクルの団体が,古着の引き取り先や,活用法を教えてくれた.親身に話をしてくれるその姿に感動した.今まで他団体との交流は消極的だったが,他の活動の良さを感じ始めている.これから交流を深め,相手を知ろうとする視点がお互いの向上に繋がると感じている.この出会いを活かしていきたい.
(鈴木 恵)

<繋がりを深めたフローラの森バザー>

 フローラの森バザーは,始まってまだ間もない手作りのバザーである.鴻沼福祉会の「生活支援センター来夢」の声かけで,さいたま市近辺の作業所や病院のデイケアなど約10団体が,一昨年の11月に第1回目のバザーを開催し,これまで4回行なってきた.やどかりの里からは,「あゆみ舎」と「まごころ」が参加している.
 バザーの目的は,自主製品やリサイクル品を販売し資金を得るということ,地域の住民の方たちとの交流である.できるだけたくさんの方たちに来ていただくために,餅つきを企画したり,あれこれと工夫を重ねている.
 以前は,バザーを賑やかにするために,同じ地域の精神保健福祉以外の団体にも声を掛けようという話も出たが,まずは,今までなかなか連携できていなかった精神保健福祉関係団体の横の繋がりをもつことが大切だということで行なってきた.この活動を通 じて,他の作業所の状況や,他の団体の方たちと何気ない会話を楽しんだりできるようになった.
 また,誰かにお任せするのではなく,各団体で役割を分担し,自分たちの手でつくっていこうとしているのがフローラの森バザーの特徴で,準備されたところに乗っかるのと比べると大変なことも多いが,自分たちの意見が一つ一つ実現していくのは,うれしい.
 私は「まごころ」の代表者として集まりに参加しているが,そこで話し合われた内容を十分に報告できていないのが現状である.情報を伝えたうえで検討し,そこで出た意見を大切に,集まりに参加していきたいと思う.
 次回のバザーは4月13日(土).ドイト与野本店近くの「フローラの森」で行っています.名前の通 り木が生い茂り,日常の騒がしさから少し離れた,ゆったりとした空間です.ぜひ足をお運び下さい.お待ちしております.
(福田むつみ)  

機関紙「やどかり」2月号より


ヘルスケア団体ワークショップに参加して
違いを超えて,横のつながりを創る

 2001年4月,日本コンチネンス協会(排泄のケアに関する会)会長の西村かおるさんから,障害や疾病を超えた関係者の集まりを持ちたいのだけれど,世話人の1人に加わってもらえないかという声がかかった.やどかりの里でも違いを超えて横のつながりを作ることの大切を実感していたので,第1回の世話人会から参加することにした.世話人は小林孟史さん(全国腎臓病協議会),高畑隆さん(埼玉 県立大学),成瀬正次さん(全国脊髄損傷者連合会),西村かおるさん,長谷川美枝子さん(日本リウマチ友の会)ワット隆子さん(あけぼの会),そして増田一世(やどかりの里)の7人であった.いずれも障害者運動や患者会運動の先達たちで,世話人会でのさまざまな討論が,私にとっては毎回とても大きな学びとなり,楽しみだった.
 しかし,障害や疾病を超えた集まりを組織し,学習していく企画をどのように進めていくのか,大変難しい課題であった.アメリカで開催されたワークショップに参加された経験を持つ西村さんの思いを聞きつつ,企画が練り上げられ,10月27日〜28日にかけて,ファイザー製薬の研修施設であるアポロラーニングセンターを会場に,ワークショップが開催された.海外からのゲストを交え,全国から集まった参加者は46名で,ここにスポンサーであるファイザー製薬の社員の方々がサポーターとして参加した.
 やどかりの里からは三石麻友美と香野英勇が参加した.ワークショップは世話人の西村さんと小林さん,海外からはアンジェラ・ヘイズさん(国際患者団体連合),ルイス・バートンさん(前オーストラリアニューサウスウエルズがん協会)が発表した.その発表を受けて,5つのグループに分かれて討論が進んでいった.
 この企画の前提に,ヘルスケア団体のリーダーたちに集まってもらい,お互いの障害や疾病の固有の問題に注目するのではなく,共通 に考えていかれるところに着目しよう.また,活動を継続する中で,行き詰まっていることがあれば出し合い,悩みを共有し,前向きに歩いていかれるような集まりにしようということが確認されていた.そうした基本的な考え方にもとづき,各グループにはファシリテーターが配置され,グループ討論が展開されていった.
 参加者は,さまざまな疾病や障害を実際に体験した人であったり,家族であったり,そうした活動に従事する職員であった.ほとんどが初対面 で,最初はぎこちない話し合いであったが,それぞれ大変豊かな経験を持つ人たちであり,各グループはそれぞれの体験をもとにしながら,話し合いが進んでいった.今回は,まずは参加した人たちがお互いに知り合うこと,お互いの体験に共感する機会であった.多くの参加者がこうした機会の大切さを実感し,次回の開催を望みつつ散会した.
 今の社会の中で,横のつながりを作っていくことは,気づいた人が声を上げ,行動することから始まっていく.今回は西村さんの思いが全国の関係者の心に届き,関係者が前向きになっていかれるような研修会を開催できた.第一歩を記したわけである.そこから,どんなアクションを起こしていくのかが重要になっていく.まずは記録づくりに,やどかり出版が関わっていくことになる.そしてどのような見通 しを持つことになるのか,精神保健福祉という枠組みを超えて,一緒に考えていきたい.
(増田 一世)
 
機関紙「やどかり」12月号より


埼玉県精神保健福祉事業功労
受賞おめでとうございます!

 谷中輝雄理事長が埼玉 県精神保健福祉事業功労者として表彰を受けた.精神保健福祉事業の向上に献身的に貢献した人への賞だ.10月13日,県民健康センターにて授賞式が行われた.理事長はスピーチの中で
  「30年間活動を続けてきたスタッフの代表として賞をいただいた.日本で精神障害を持つことは,二重の不幸と言われるが,埼玉 県では施策の遅れから三重の不幸だった時代もあった.この10年で飛躍的に状況は良くなったが,これで満足せず,更なる挑戦を続け,私も貢献していきたい.」
と述べた.
  理事長は,さいたま市の障害者プラン策定委員や県の社会復帰対策検討部会の座長も引き受けており,対外的にも重要な役割を担っている.
  この日授賞式に同行し,改めてやどかりの里の活動の重みを感じる機会となった.
(檜山うつぎ)

 機関紙「やどかり」11月号より 


秋空のした賑わったバザー

 10月7日(日)午前10時秋晴れの下,「やどかりの里大バザー」が中川自治会館とグラウンドにおいて開催された.
  今年のバザーの準備は例年に比べると出足が遅れてしまった.そのこともあったがバザーの荷物の保管場所の確保の問題や,人手の問題などがありバザーの荷物回収のエリアも縮めて行った.その中でも地域の多くの方々に品物を寄贈していただいた.荷物を取りに行く際に地域の方々に励ましの言葉を多く頂きとても勇気づけられた.また組織としては各部会の代表者で実行委員会を作り,各部署ごとに役割を担っていった.当日までの間数回集まりを持ち進行状況などの確認をしあい連携をはかった.
 当日は開始直前から毎年の常連の方や大勢の方々が詰め掛けてくださり,小槌会の太鼓の勇ましい響きでバザーの幕が開かれた.
 衣類や雑貨などの売り場にはたくさんのボランティアや学生の力を借り,各売り場にはメンバーの人たちもボランティアとして様々な方々と一緒に汗を流した.外部の模擬店としては刃物研ぎや手打ちそば,新鮮な野菜の販売なども行なわれ,それぞれにおおいに賑わった.
 イベントではバザーに来てくれた人が楽しくなるようにと思い,会場の模擬店をやっているところの協力を得てクロスワードパズルを企画した.さらに昨年にひきつづき第2回やどかりの里杯アームレスリング大会を開催した.地域の方や,ボランティアの方など多くの方が参加され,おおいに盛り上がった.
 またOver Castのバンドの演奏は迫力さの中に優しさが込められていた.そして毎年恒例になっている手品は子供も大人も楽しむことが出来,その場の雰囲気に花を咲かせてくださり,バザーを盛り上げて下さった.皆それぞれに秋空の下1日を堪能されていた.
 このバザーでは多くの皆様のパワーと明るい笑顔と優しさによって支えられているということを実感させられた.このように支えて下さる方々に感謝をしている.
 バザー後行った「打ち上げ」ではカレーライスやサラダなどを食べ,司会進行は浦和東部生活支援センターで行った.前半にボランティアの方々に食べていただいたが会場はたくさんの方で賑わい皆で労をねぎらった.ボランティアの方やメンバー,職員たちから感想などを聞き,楽しい一時を過ごした.

 ≪会計報告≫
〔収入の部〕  
自治会館内・外売り雑貨・衣類・靴・カバン・アクセサリー・おもちゃ・古本 
売上小計 : 824,762円
そば・焼きそば・おでん・漬物・フランクフルト・じゃがバター・ホットサンド・炊き込み御飯・ジュース・ヨーヨー・缶 コーヒー・ピーナッツ味噌・Over Cast CD  
模擬店小計: 330,911円
寄付等  : 120,710円  
売上げ合計:1,276,383円
〔支出の部〕

模擬店材料・備品・謝礼・通信費・印刷・雑費  
支出合計  337,350円
収 益   939,033円
  今回のバザーの売上は浦和東部生活支援センターと上木崎憩いの家の活動資金とさせていただくことになっている.今後の活動に潤いを与え,ますます活動が充実していけるようメンバー職員共に活動を作っていきたいと願っている.
 多くの皆様にご協力いただきましてありがとうございました. 
(浦和東部生活支援センター 福島理恵子)

 
 機関紙「やどかり」11月号より 


コンシューマーのイニシアティブの実際に触れて
カナダトロントでの刺激的な体験

 カナダのオンタリオ州で展開されているコンシューマーのイニシアティブについて,昨年から学習を続けてきた.そして,ファイザー製薬からの助成金を受け,9月11日から23日まで,実際にオンタリオ州トロントを訪れ,実際の活動に触れ,その考え方を聞く機会を持つことができた.
 しかし,実際に成田空港を出発し,オンタリオ州に到着したのは,9月16日の未明であった.これはアメリカで起こったテロリストによるハイジャックのためで,事件が起こった時刻に飛行機に乗り合わせていた私たちは,ニューヨークに到着する予定がアラスカ州アンカレッジに緊急着陸した.この間のことは次ページからの報告に譲るが,アンカレッジで過ごした数日,そしてトロントで過ごした数日,ともにさまざまなことを考えさせられる2週間であった.
 さて,この研修旅行はカナダのコンシューマーのイニシアティブを学びつつ,日本の精神保健福祉活動について考える学習グループが基盤になっている.そのグループの中から3人のメンバーと7人の職員が参加した.(やどかり出版顧問の西村氏の夫人も同行)そして,トロントでのさまざまな訪問や会合を,現地のアディクションとメンタルヘルスセンターのジョン=トレーナー氏と交渉しながらコーディネートをして下さったのが,木村真理子(関西学院大学)さんだった.この旅行にも同行し,私たちの研修を助けていただいた.全員で12名のグループであった.3人のメンバーは,海外での研修を受けることが,自分自身の体調や将来にとってどんな意味があるのか慎重に考え,参加を決定した.職員は,やどかりの里の方向性,さいたま市の中でやどかりの里がどのような役割を取っていくのか,あるいは日本の精神保健福祉活動のビジョンを描きたいという思いがあった.
 トロントに滞在した5日間は,大変刺激的な経験の連続であった.オンタリオ州の精神保健政策にとっても,コンシューマーのイニシアティブを基盤にした政策は革命であったという.そして,コンシューマーや専門職の意識を変え,実際に事業化が進められることで,そのことの有効性が確かめられてきた.今ではさまざまな組織や活動の理事会にコンシューマーが参加し,コンシューマーが運営するビジネスが盛んになってきている.10年の歳月がかかっている.日本の長期入院者の多い現状,精神障害者であるということで,さまざまな機会が失われていく現実.その現実に対しての憤りを感じた5日間でもあった.私たちが気づいたことを,次なるアクションにどうつなげていくのか,これからの課題は大きい

トロントでの研修を終えて
コンシューマーの力を信じ,さまざまな機会を作り出すこと

 9月22日早朝,トロントでの研修を終えた私たち11人は,ノースウエストで帰国する木村さんと別 れ,トロントからアトランタに向かい,アトランタでデルタ55便成田行きに乗り込み,いまその機上にいる.
 この2週間を振り返り,ご報告したい.目的はもちろんトロントでの学習であったが,トロントに行き着くまでの経験も,さまざまな意味のある経験であった.
 想像もしなかったことでアンカレッジに降り立った時,私たちはとても大きな不安を抱えていた.アンカレッジの空港のオフィスに映し出されていた航空機がツインタワーに飛び込み,ビルもろとも炎上するシーンは,とても現実のこととは思えなかった.先行きの見えない不安は大きかった.アメリカとカナダの飛行場が封鎖され,一切の航空機がストップしていた.昼食を求めて,アンカレッジの街に出ると,頭の上を軍用機が飛んでいった.戦争が始まるのだろうかと気持ちが重たくなった.
 結局アンカレッジには2泊したのだが,通信がままならないこと,十分な情報のないこと,そのためにどういう判断をしたらいいのか,大変しんどい2日間を過ごすことになった.グループメンバーのほとんどが,できればここから引き返して,日本に帰りたいという思いを抱いていた.しかし,日本に帰国する便のチケットを手に入れるには,アンカレッジでさらにとどまらなくてはならないこと.やっとのことで連絡が取れた木村さんとの話し合いで,ジョン=トレーナーさんが到着が遅くなる分,研修日程を延ばすことを提案された.このことにとても勇気づけられ,後ろに戻るよりも,予定を前に進めることを選んだ.3日目の朝ロサンジェルス行きの飛行機が飛ぶことになり,ロサンジェルスに向かった.しかし,ロサンジェルスから先の見通 しはなく,不安は強かった.この日どこに泊まれるのか,トロントには安全に行かれるのか,私たちは大変高いストレス状態にあった.アンカレッジのホテルを朝7時前に出発し,何とかロサンジェルスのホテルにたどり着いたのは,22時を回っていた.デルタのカウンターで長時間並び,やっとのことで手に入れたチケットは2日後のシンシナティ乗換えのトロント行きだった.ロサンジェルスのホテルで,私たちがグループとして,どう行動していくのかの話し合いを持った.誰かが決めるのではなく,参加者の合意に基づく決定であるべきだという問題意識からだ.この話し合いは大変重要であった.危機に遭遇し,この危機にどう立ち向かい,対処していこうとするのか,参加者の共通 認識にする意味があった.
 そして,9月16日未明にトロントに到着した.やっとほっと人心地がついた.木村さんも何とかバンクーバーからトロントに到着し,やっと会うことができた.ジョン=トレーナーさんがホテルに出向いてくれて,5日間の研修の打ち合わせを行った.
   トロントでの5日間の日程は以下の通りである.見学先はいずれも非営利の民間組織である.

9月17日(月)
午前  ダンダス・オーサーパートナーシップというハウジングの見学.4つの機関が連携して行っている住居の活動.
午後 ジョン=トレーナーさんの働くアディクションとメンタルヘルスセンターを訪れ,ジョンさんからオンタリオ州の精神保健政策の大枠の説明を受ける.2時からは,木村さんと香野さん,私が日本の精神保健活動の現状ややどかりの里の実践について発表した.50人近くの人が熱心に聞いてくださり,時間いっぱいまで質問が続いた.

 
ダンダス・オーサーパートナーシップ          アディクションとメンタルヘルスセンター

9月18日(火)

午前 リジェネレーションハウスの訪問.やはりハウジングの活動で,1977年に精神科の病院が閉鎖になったことで始まった活動で歴史がある.重症の患者さんたちが管理された生活から,自立的な暮らしに移っていくプロセスを伺った.前日の住居の活動でもそうだが,こうした活動の運営を決定する理事会には,必ずコンシューマーが複数参加している.
午後 CSDI(コンシューマー・サバイバー・デベロップメント・イニシアティブ)の事務所を訪問した.ここではコンシューマーであるマニー=シェパードさんが説明をしてくださった.コンシューマーのイニシアティブがどのように発展してきたのか伺った.


リジェネレーションハウス    CSDI(コンシューマー・サバイバー・デベロップメント・イニシアティブ)オフィス

9月19日(水)
午前 メトロCMHAを訪問.CMHA(カナディアン・メンタルヘルス・アソシエーション)のトロント市の支部である.ここでは直接的サービスとメンタルヘルスに関するヘルスプロモーションが行われている.
午後 オークセンター・ナイアガラを訪問.ここはクラブハウスモデルの1つである.そして,今回唯一の観光でナイアガラの滝に行く.霧の乙女号という観光船に乗り,滝の目前まで行く.滝のしぶきでびしょ濡れになるが,楽しい時間をすごした.

 メトロCMHAのスタッフ              オークセンター・ナイアガラ(クラブハウス)


                          ナイアガラの瀧

9月20日(木)

午前 CMHAのナショナルオフィス.ここで日本にも来て下さったボニー=ペイプさんと再会.ここで展開されている雇用・早期発見,早期治療・高等教育などの事業について,それぞれの担当者が説明してくれた.
午後 サウンドタイムズという活動を訪問.活動内容はクラブハウスモデルに似ている.職員自身もホームレスを経験したことのあるコンシューマーであり,普通 のサービスを受けられない人,利用したい人は誰でも利用でき,過去は問わない.
夜 やどかりの里の香野英勇さん,辰村泰治さん,宗野政美さんとCSDIで働くコンシューマー3人が交流を目的とした夕食会を開いた.


CMHAのナショナルオフィス前             サウンドタイムズ 

9月21日(金)
午前 4日間の研修を振り返っての12人での話し合いを行った.午後の最後の話し合いで何を明らかにしていきたいのかということを確認する意味もあった.
午後 アディクションとメンタルヘルスセンターで,ジョン=トレーナーさんのコーディーネートによる話し合い.政府のシニアスタッフ,雇用のプログラムの担当者,センターの職員など,10数人が参加してくださり,私たちの質問に答えてくださった.

   ホテルでミーティング           ラウンドテーブル(アディクションとメンタルヘルスセンター)


 限られた紙面では,私たちの受けた刺激をお伝えできない.これから何回かにわたって,参加者の感想を伝えたい.この5日間,トロントでの活動を鏡にして,もう一度活動を振り返ることになった.そして,コンシューマーの力を信じ,さまざまな機会を作り出していくことの重要性を感じた.カナダも財政は厳しい.政策にどれだけ住民の声を反映させていくのか.「人間中心」の政策をどう展開していくのか.これは住民自身の力も問われるのだ.アトランタから13時間に及ぶフライト,まもなく成田である.帰国後,振り返りの機会を持ち,この経験をどう報告するかを検討する.私たちの経験を多くの人と共有し,これからの日本の精神保健活動が人間中心に展開されていくために生かしていきたい.
(やどかり出版 増田 一世)
 
機関紙「やどかり」10月号より 



トロントへの道
The Load to Toronto

Time Clocks
9月11日(火)
AM
 台風15号が関東を通過中
 (午前中のフライトは軒並みキャンセル)
PM
15:25  成田発 デルタ26便 / ニューヨーク行き 
    11名が搭乗     (9/11 15:25到着予定)
      ↓ 
 6時間30分後,アラスカ〜カナダの上空で
      ↓ 

 米国同時多発テロ発生
      ↓ 
「アメリカ政府から現在飛行している全ての飛行機に,すぐに着陸せよとの命令があり,デルタ26便はアンカレッジに緊急着陸する」のアナウンスが,パイロットからある.飛行機はUターンする形でアンカレジに向かった.

AM
10:00頃(現地時間) アンカレッジに緊急着陸。
 ↓  詳しい情報もないまま,デルタが容易するバスに乗り込む
10:30頃 デルタが用意したINLET Tower Hotel着。
 ↓    チェックインまで約1時間。
     (私たちは早いほうで夕刻までチックインできないで
      いる人もいた.香野さんの状況判断と交渉力による
      ところが大きかった.感謝)       
11:30頃 各自部屋ヘ,CNNの放送に釘付け
PM
12:00  ホテル発 徒歩でマリオットホテルへ。昼食
 ↓
13:30  ホテルで30,000円をexchange → 230.45 US$(当座の資金)
     皆,目的地がカナダであるため,US$を持っていなかった.当然といえば
     当然だが.
     〈スーパーで食料品を買い出し〉
18:00  部屋に集まり食事。CNNの放送に釘付け状況が段々と分かってくる  
  ↓
19:00  公衆Telで木村さん、Y里と連絡がとれず。FAXで始めて連絡がとれる。
    
 <この時点では明日7:00ホテル発,9:00 JFKへと向かうとの連絡で各自準備)
      (アンカレッジ泊)

  


9月12日(水)
AM
6:00  ホテルで朝食。(デルタ待ち)  
  ↓
7:00  チェックOUT。(長い行列)     
     玄関で向かえのバスを待つが来ない.
     9:00に変更との連絡が入り再び部屋へ。
8:30  本日のフライトはないとの連絡。再びホテル泊に。
    各自チェックイン(カギをもらって)部屋へ。
PM
12:00  ホテルで昼食。(デルタ待ち)  
  ↓
14:30  気分転換にホテルから歩いてダウンタウンへ。
 ↓  各自、カナダドルからUS$へ両替。ショッピング、
     キャプテンクックのレゾリューションへ。
17:30  ホテルに戻る。
18:00  ホテルで食事。(デルタ待ち) 
  ↓  この間もTelがなかなか通じず。FaxはOK!
20:00  部屋で白石さんを囲んでの結婚(来年2月)表明のParty
    (こういう時にめでたい話の一つもと企画)
 
     木村さんに10:00すぎ初めて連絡がとれる
    
  <明日7:00ホテル発。ロス着のフライトに変更との連絡が入り,各自準備>
      (アンカレッジ泊)

  


9月13日(木)
AM
6:00  朝食をホテルでと思っていたが有料になるとのことで、
     部屋に戻り余りものですます。
7:00  ホテル発 バスに乗って空港へ。
7:30  空港着。すぐにcheck in。     
    10:30のフライト予定だが、とても無理そう。(行列・・・)
11:30 飛行機に搭乗するが飛ばない。
PM
12:30 飛行機が離陸。2時間遅れでフライト。
 ↓
17:30頃 LAX着。すぐにデルタのカウンターに並ぶが、H*Sの現地
     スタッフにH*Sのツアーとエアーオンの人(航空券のみ
     購入した人のことを言うらしい) はバゲッジを先に受け
     取るように指示され, 誘導される.その数50名くらい.
     バゲッジを受け取ったの後, 集められ,なんの説明もなく
     名簿で一人づつ名前が確認される. 
    その後,スタッフが変わり, H*Sが ホテルを容易(有料)
     しておいたので宿泊希望を取りたい.そのために集まって
    もらったと初めて説明がなされた.
     宿泊先の確保を第一優先 にと考えていた私たちにとっては,
    大変 ありがたかったが,誰もが混乱したエアーチケットの
     予約を早くに済ませたいとの思いは同じで,チケットは
     後回し,宿泊先の確保が先と,一方的に H*Sが決める形と
    なったことに対して,一同 憤慨した.

    結局ホテルは,デルタと交渉せず,H*Sが用意したホテルを
     予約.一方,香野、増田、三石がデルタのカウンター に並び
     早々にトロント行きの便を交渉。
        ↓   
     9月15日発のチケットをなんとか予約できた.
    帰りのチケットも2日遅らせて予約することができた.

21:30  H*SのバスでH*Sの用意するホテル クオリティInnへ。
     (1泊50$/部屋) ×6部屋持ち出し
 ↓   チェックイン後夕食へ出る。
22:30  マクドナルドで夕食。
23:00  閉店となり持ち帰って食べる。
      (ロスアンゼルス泊)

     


9月14日(金)
AM
11:00   いったん1Fロビーに集まり1日の各自の行動を確認する。
     また、状況が良くないこと、トロントに行くにせよ、状況に応じて帰国すること
      も考えるなど方針を決め、それぞれが不安の中でもトロント行きを決める。
     体を休めるためにも1日フリータイムとした.
PM
12:00  ホテルを出て両替。(円→US$のみ)
     リトルTOKYOに行く人、ホテルで休養する人、それぞれFree time。
    スーパーでお酒を購入
18:00   ホテル近くのコリアンレストランで食事。(食べ放題の店)
19:30   翌日の空港までのミニバンを予約。
20:00   お酒を飲む。(西村夫妻の出会い話に一同感動!)
      (ロスアンゼルス泊)

  

9月15日(土) (ロスアンゼルス〜シンシナティ〜トロント 移動の一日)

AM
9:30  チェックアウト。
     10時まで昨夜予約したミニバンを待つがすでに来ていた
     ミニバンに他の者が乗っていってしまった様子。
     同時刻H*Sのバスがホテルに来ており急きょ乗せてもらうことに。
    1人10$(各自負担)
10:00 バスに乗り2ケ所のホテルを廻りLAXへ。
11:30  LAX到着。すぐにチェックイン。長い列。
PM
12:50 チェックイン終了。
14:20  10分遅れで離陸。シンシナティへ。(デルタ32便)
 ↓
21:15(現地時間) シンシナティ空港でトランジット。
22:00 定刻で離陸。トロントへ。(デルタ5439便)  
  ↓
0:27 トロント空港着。

  

9月16日(日)
AM
1:20   トロントコロニーホテル着。
     チェックイン .
PM
12:00   ホテルロビー集合。木村さんと合流.一同一安心.
     夕食時間を確認。
19:00   夕食。(奥東飯店)
      一段落するものの,帰国便も
      アトランタ経由で米国に再入国,米国か,テロリストの
     なんらかの動きが帰国までないかと数日間は不安であった.
      (トロント泊)

  
   成田からトロントまでの 所用時間128時間(5日と8時間)
    通常ならば約13時間

9月17日(月)〜22日(土)視察研修

9月23日(日)午後1時 成田着 
             全員無事帰国した

 SONOメモより


第19回体験発表会の報告
今,生きている喜びを実感して

  去る7月27日(金)にやどかり情報館コミュニティーホールにて,第19回体験発表会「私たちの人生って何,こころの全体性に向かって」と題して,堀 澄清さん(地域作業所,食事サービスセンターまごころ)が発表者となり開催された.当日は90名近い人たちの参加があった.また浅賀正之氏による写 真展を同時開催して(タイトル「春から春へ」−花物語−)色とりどりの花の写 真に見にきた方々は感動しているようだった.私は企画者としてやりがいのあるイベントとなった.
 堀さんは,発表を丁寧にゆっくりとした口調で行い,ご自身の生まれた時から現在に至るまでの心の遍歴を語ってくれた.会場の多くの方々が引き込まれるように話に聞き入った.堀さんという人間の姿がしっかりと見えてきて今までの体験発表会の発表とは一味違った物になったと思うのは私だけであろうか.
 堀さんは,生まれてから現在に至るまでの思いを発表したので,発表の時間を大幅に上回ってしまったが,内容が充実した話でみんな引き込まれた.そんな堀さんの体験発表会の参加者の感想をアンケートの中から抜粋して紹介しよう.

  堀さんの話を聞いて,1番印象に残ったことは何ですか,という問いに,
 「人間としての生き方『人間は土の動物である』ということばに胸がうたれました.堀さんのことばは,とても感情ゆたかで一言一言に含蓄がこもっており,やさしさにあふれていました.話にひきこまれました.生きる知恵や苦しいときに自分自身を救う方法など,とても役に立ちます.話をきかせてもらい感謝の気持ちでいっぱいです」 (20代,学生)

 また疑問があったらお聞かせくださいという問いに,
  「全体として恵まれた環境で生育したと思われるのに,障害には出会うのだなあと不思議に思った」(60代,一般 )
  「精神障害者の方々が気軽に相談できる機関はないものでしょうかね.また病気は何をもって治ったと言えるのか,難しい」(30代,医師)

 そして「体験発表会」に期待することがあればご記入くださいという問いには,
 「どんなテーマでも構わないが,スタッフの方の自由な語りの時間があっても良いのではと思います」(60代,当事者)
 という感想もいただいた.

 堀さんは,生まれたときから虚弱児として育ち,人間の生と死の狭間を身体的にも,精神的にも味わった.堀さんが幼少の頃から 「生きるとは何,死とは何」と大人に質問して皆を困らせたという話も,身近に死があったり,またはそれを思わせる状態であったのならば,そう考えるのは当然だと思った.当時は回りの大人たちから煙たがられた質問だそうだが,生きることと向き合うことの凄まじさを堀さんの発表を聞いて深く感じることができた.その堀さんが,今働いている「食事サービスセンターまごころ」での充実感を,「一日が終わって『ああ生きたあ』と思うんです」 と語ったが,その『ああ生きたあ』の実感のこもった言葉が何とも言えず,生きてることの素晴らしさを感じさせてくれた.彼の生き様が多くの聴衆の心の琴線に触れた素晴らしい体験発表会になったのではと思っている.
(やどかり出版文化事業部・香野 英勇)  機関紙「やどかり」9月号より転載


様々な期待と想いを胸に
街の雑貨屋「You遊」遂にオープン!

 8月4日(土)14時,遂に「You遊」(精神障害者地域作業所)がオープンした.この半年間,話し合いを重ねに重ねてやっとたどり着いたオープンだった.旧大宮市役所通 り(現在のさいたま市大宮総合行政センターの斜め向かい)の,立地条件に恵まれた場所を借り,あらゆる雑貨を販売する店舗がYou遊である.
 「アトリエなす花」と「あゆみ舎」(いずれも精神障害者地域作業所)の作品を販売する店ということから始まった「You遊」であったが,実際にお店に作品を並べてみて,なす花とあゆみ舎の作品だけでは品数が少なくお店を経営していくには厳しいことがわかった.そのため県内各作業所と,個人作家の人たちの作品とも合わせて,11か所の作品を置くことにした.どの作業所も販売先に困っている現状があり,You遊に対する期待の大きさを感じた.
 現在,商品点数は150点を越え,実にバラエティに富んだ,素敵な作品が集まった.革工芸品,麻ひも製品,木工品,陶器,和装小物,アクセサリー類など見るだけでも楽しい作品が取り揃えられ.今後も素敵な作品との出会いを期待している.
 You遊の定休日は木曜日と金曜日で,営業時間は11:00〜19:00.勤務時間は10:30から19:30の間をシフトを組んで6人のメンバーで働いている.今のところどれくらい売上が上がるのか見当もつかず,時給も決められず,人の募集もしづらいという状況がある.そのため人が足りないのが悩みの種である.
 You遊オープンまでは,運営の素案を提案する準備委員会と,その提案を検討,決定し,店作りを考える拡大ミーティングを組織し,運営と店作りという2つの側面 から話し合いを進めてきた.準備委員会の役割は大きく,手探りの状況の中で「お店を経営する」ということの大変さと,作り上げていく喜び,そしてそれぞれの自覚をもたらしてくれた.
  遊オープンと共に準備委員会は解散し,その役割は新たに組織する運営委員会に引き継がれるが,引き続き腰を据えてじっくり話し合い,考え合って決めていきたい.
 これまでに実に多くの方々からの助言,協力を得ながら素敵な店舗を作ってきた.今,You遊をオープンしてやっとスタートラインに立てたところである.これまでにYou遊に関わってくれた多くの人たちに感謝をすると共に,You遊に込められた様々な期待と想いを大切にして,「お客様と遊べるような」お店としてYou遊をよろしくお願いいたします.皆様のご来店を心よりお待ちしております.
(You遊運営委員会・石黒 学) 
機関紙「やどかり」9月号より転載

 



ご案内図

 
さいたま市大宮仲町2-33-4 守屋仲町ビル1階
電話 048-650-3272
定休日は木曜日と金曜日
営業時間は11:00〜19:00


 


ZEROの会開催

 6月14日(木)やどかりの里ホールにおいて, 湯浅和子氏(前常務理事)の還暦を祝う会(zeroの会)が開かれた.還暦は新たな生まれ変わり,0才になる,にちなんでZEROの会と命名した.有志で結成したこの会に,やどかりの里の職員,メンバー,浜砂会 を中心に約60名が出席した.当初,気軽に数人で食事でも,と企画を進めていたが, 湯浅和子氏が定年を迎えることもあって,会員の反響が大きく,急遽,声をかけられる範囲ではあるが呼びかけをおこなうこととなった.湯浅氏の人柄もあって,とてもあたたかな雰囲気で会は催された.

 



湯浅和子さんの還暦をお祝いする会「ゼロの会」報告


 皆様ご存知のこととは思いますが,湯浅和子さんが6月10日で還暦を迎えられ,6月をもって定年退職されました.  
  湯浅さんは随分と遠慮されていたのですが,やどかりの里の多くのメンバーからの希望もあり,6月14日(木)にやどかりの里会館ホールにて「湯浅和子さんの還暦をお祝いする会」を開催しました.この会は,年を重ね,60歳を迎えると再び0歳に戻るということにちなみ「ゼロの会」と名づけられました.チーフ職員が中心となり企画しました.当日はメンバーや家族,職員など60名以上の参加があり,盛大に行われました.湯浅さんからの気軽な食事会にして欲しいとの希望もあり,楽しくおしゃべりできればとの思いでいましたが,多くのメンバーからは一言メッセージを送りたいと,お祝いや感謝の言葉が次々と贈られました.そして,これから湯浅さんはどうするのかといったことが問いかけられました.
 実は,この日まで湯浅さんは,60歳を区切りにやどかりの里を引退し,のんびりとやっていきたいと思っており,今後どうするのか,はっきりと伝えられていませんでした.やどかりの里に残ってほしいと言うメンバーの希望や,総務として仕事を引き継いだ浅見典子さんや他の職員からの退職後は顧問としてやどかりの里に関わって頂きたいという申し出にも困惑されていました.しかし,この会の中で今後,総務の顧問として活動に関わってくれることを受けて下さいました.
 湯浅さんは,やどかりの里の活動の初期からお金のやりくりはもちろんのこと,ずっとやどかりの里を支えてきてくださった方です.今回は一つの区切りを迎えられましたが,これからもやどかりの里に関わってくださることになりました.今まで本当にお疲れ様でした.そしてこれからも宜しくお願いいたします.
(佐々木千夏)   機関紙「やどかり」8月号から記事掲載. 


やどかりの里の2つの調査から
導き出された課題

やどかりの里30周年状態調査団

 やどかりの里の30周年の記念事業として,やどかりの里の30年の活動の総括をし,今後の活動のあり方を考える際に,メンバーの話を聞いて行いたいという職員が研究チームを組織し,1999年にメンバー23名の協力を得て状態調査を行った.その際にやどかりの里の今後の課題を出していくためには職員の状態調査を行うことが必要だと考え,2000年には20名の職員の状態調査を行った.その2つの調査の結果 にもとづき,職員とメンバー,家族40名近くが集まり,「やどかりの里の今後を考える会」を持った.以下の課題はその話し合いを基にまとめたものである.

1.学習をすすめていく課題
  いまグローバルな規模で世の中のシステムの転換がすすめられている.私たちの身近なところでも,社会福祉基礎構造改革がすすめられ,また大宮市など3市が合併して「さいたま市」という100万都市が誕生し,政令指定都市に向け着々と準備が進められている.その何れもが,やどかりの里の今後に,直接影響を与えるものであり,その評価と活動の見直しをめぐって合意されていないことが,職員の状態調査で明らかになった.
 そのため,社会の動きを正しくとらえていくための学習を行っていくことが課題として導き出された.
(1)このように,やどかりの里の将来を見通す際,社会の情勢を的確に捉える力を組織的に形成することは,必須条件である.したがって,集団が継続的に学習する機会と場を作り出し,学習集団を組織化し,学習していくことが急務の課題である.
(2)また,継続的学習課題の中から,具体的課題を導き出し,研究へと結びつけることが必要であるため,やどかり研究所がその中心的役割を担う.

2.精神医療に関する課題
 メンバーの状態調査では精神病院の抱える問題がリアルに出され,やどかりの里としても精神医療の領域に一歩踏み込んでいく必要性を提起したい.
(1)1つの方向としては,提携できる病院を見出していくことである.その際メンバーと共に,地域づくりの視点で精神医療のあり方を考えていくことが必須である.
(2)2つ目は,公立病院に精神科を設置していくことを「さいたま市」に提案し,要請していくことである.しかしこの提案を実現していくためには,何よりも多くの障害者や多くの市民と共同して,「さいたま市」の中に地域づくりの運動を起こしていくことである.とりわけいま「さいたま市」における精神医療は,完全に民間病院に委ねられている.またこのところ管理主義と競争主義によって,教育現場の荒廃が一段と進行し,その結果 教育課程での精神障害の発症が急速に増大しているだけに,教育や子育ての問題とも結びつけながら,総合的に地域づくりの運動を起こしていくことが求められている.そして,そこに運動を大きく発展させていく条件がある.

3.働き場所を広げていく課題
 メンバーの状態調査では「働きたい」という要求が,多くのメンバーから出された.精神障害者が働いていくためには,病気であることをオープンにして,気兼ねなく働けること,その人の働き方で働けること,そして労働することを通 して人間として発達することが保障される働き場所であることが求められる.
(1)このところ競争社会の中にあって,競争社会とは異なる方向で,要求を基礎に共同労働を行っている,いわゆる“仕事起こし”が各地で展開しはじめているが,この実践に学び,メンバーが中心になって,ときには地域の住民とも共同して,それぞれの資質を活かした“仕事起こし”をしていく.とりわけいま,“生きづらさ”が多面 的に生起しているだけに,地域づくりを展望できる共同労働の条件は増えている.
(2)@JS@01ところで,やどかりの里においてこの課題を実現していくためには,何よりも生活支援活動の考え方,あり方を変えていかなくてはならない.つまり既存の資源にあてはめて考えていくのではなく,まさしくメンバーとスタッフが,地域を見る目を養いつつ,地域づくりにむけて共同で仕事を創り出していくことが,いまの時代が求めているものと言える.

4.財政基盤を拡充していく課題
 メンバーの状態調査においても,職員の状態調査においても,結婚し子どもを産み育てていくという,人間として当たり前の営みが可能な労働報酬を求める声が多く出された.また補助金に大きく依存しているやどかりの里の現状にたいする不安や心配も,多くの人から出された.こうして財政基盤を拡充していく課題が,避けて通 れない課題として提起された.
(1)現状におけるやどかりの里の財政基盤は,主として補助金に依存するという状況になっている.ところがその補助金は絶対額からみても,やどかりの里の運営にとって十分なものとはいえない.また補助金はその使途についていろいろと制約があり,そのことがときには運営を歪める弊害にもなっている.したがって絶対額の増額を要請するとともに,その使途についても実態にそぐわない場合には,そのことを具体的に指摘し,代案を提起していく.しかもこれをすすめていくうえでは,いま障害者に関係する施設で働く者の多くが,共通 の想いを抱いており,したがって障害者の施設の多くに呼びかけ,運動として取り組むこととする.
(2)以上のことと併せて,自主財源づくりを考えていく必要がある.前項にもあった地域を見る目を養うことによって,地域を見る目が変わっていくであろう.その結果 ,地域に必要とされる仕事が見出されてくるであろう.その1つとして作業所を前記の働き場所づくりと同じように,地域づくりに向けて住民の要求を事業化していく方向も考えられる.

5.やどかりの里が30年かけて築いてきた価値観を普遍化し,競争優先の社会ではない社会をつくっていく課題
 メンバーの状態調査では,社会や病院で受けた差別的非人間的な扱いによる苦しみをのり超えて,居場所を持ち,働きはじめ,夢を語り,人間として再生していることが浮き彫りにされた.またスタッフの調査では,家庭や学校や社会の中で深い傷を負って福祉の道を選び,やどかりの里にきてからはメンバーの深い優しさに触れて壁をのり超えていることが如実に描き出された.何れも競争社会にはない価値感を見つけ出し,その価値感にもとづく社会と文化を創り出している.だが他方では,競争社会の文化がやどかりの里に押しよせ,とりわけ転換の時代である今日においては,やどかりの里が30年の年月をかけて築いてきた社会と文化を壊そうとしている.そのような状況のもとで,やどかりの里のメンバーとスタッフは,やどかりの里が築いてきた社会と文化を普遍化し,競争社会の中に,効率優先の社会ではないやどかりの里の文化を押し広げようとする想いを強めている.今回の2つの調査では,メンバーとスタッフのそうした想いが鮮やかに描き出された.21世紀を迎えた今日,そして転換をめぐる2つの道の争いが熾烈さを増す今日,メンバーとスタッフの以上の想いに応えることは,不可避の課題と言えよう.
(1)やどかりの里のメンバーとスタッフが見出した価値観や,その価値観を基礎とした社会と文化の普遍化については,専門的な分析・研究を必要とするが,さしあたっては,やどかりの里の30年の歴史を整理し,客観化することである.この作業についてはやどかり研究所がチームを編成し,進めていく.
(2)競争社会の中に,競争社会とは異なるやどかりの里が築いてきた文化を押し広げていくことについては,前記の地域づくりの視点に立った公立病院における精神科の設置運動や働き場所の確保の運動,そして財政基盤を確立する運動など,地域づくりに向けた諸運動の中で意識的に広げていくこと.また第一の課題である社会の動きを正しくとらえる学習活動の中で,転換をめぐる彼我の対抗関係が明らかになり,やどかりの里が築いてきた社会と文化を理論化することになろうが,そうした学習・研究を通 しても,次第に社会的になっていくことになろう.
 なお以上は調査団としての提案であり,したがって理事会,総会において審議を重ね,他方各活動で課題を共有化することが必要である.また,これらの課題をやどかり研究所が中心となって,運動の方向性を具体化していくことを提案したい.
 また以上の課題は何れも短時日で実現できるものではなく,したがって一定の期間を設定しながら,しかし急を要するものについては,できるだけ早い時期に足を踏み出す必要がある.
      2001年3月21日   やどかりの里30周年状態調査チーム一同

ご案内
やどかりの里がなぜ状態調査に取り組んだのか,その背景,2つの状態調査の結果 ,2つの状態調査を踏まえて,話し合いにより出された5つの課題.その課題にやどかりの里がどのように取り組もうとしているのか,詳細については,「響き合う街で」18号 やどかり出版(2001年9月発行予定)に報告されます.ぜひご購読ください. ご予約は,やどかり出版まで.TEL 048−680−1891  FAX 048−680−1894  E-mail:johokan@yadokarinosato.org

 

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