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記事>
2001年度活動方針
継続的な系統だった学習と新たな活動展開に
向けて始動するやどかりの里
1999年,2000年と2年にわたり,メンバーの状態調査,職員の状態調査を行い,その2つの調査結果
に基づき,調査団,メンバー,職員の話し合いが行われた.その中でやどかりの里の課題を明らかにした.
そして,4月15日,チーフ会議が主体となって「調査から見えてきた課題を考える会」を開催した.参加者は30名,朝の9時から夕方の5時まで,やどかり情報館を会場に行った.ここ数年,やどかりの里の見直しや見通
しを考える際には,チーフ職員で合宿を行い,徹底した議論を行ってきた.しかし,今回のことに関して,やどかりの里の今後にとって重要なことなので,チーフ会議ではメンバーや家族,職員が参加できる場を用意し,開かれた場所で討議したいと考えた.そして,その話し合いの内容が,今年度のやどかりの里の活動方針となっていくことになった.
話し合いは,社会福祉基礎構造改革が,どのような背景のもとで進んできたのか,どんな内容と意味を持っているのかを確認した.そして,5月1日から「さいたま市」が誕生し,2年後には政令指定都市になること,精神保健福祉法の改正により,2002年より精神保健福祉サービスが市町村に移管になることが,どのような意味があるのかを話し合った.話し合いの中で,これらのことが,自分たちにとって大変身近な問題であり,見過ごしにできないことであると確認された.社会の中の大きな変化を読み取る目を養っていくことの重要性が認識された.これは,継続的に系統だった学習を行っていくことになった.
さらに,三市の合併により「さいたま市」になっていく中で,住民として,さいたま市に向けて政策提言していく力量
をつけることが急務である.やどかりの里の中で,「さいたま市」との連携のあり方を考え,「さいたま市」における精神保健福祉計画の立案等を目標とするワーキンググループを組織していくことが決定した.このワーキンググループは,チーフ職員が中心になり,やどかりの里のメンバー,職員,家族に呼びかけ,組織化していくこととなった.また一方では,さいたま市内の精神保健福祉活動を行う人たちとのネットワークづくりの必要性が明らかになっていった.そのネットワークの中でも,さいたま市との連携のあり方を考えていくことが必要であることが確認された.
やどかりの里の活動の普遍化については,今後時間をかけて,やどかりの里が大切にしてきたものを明らかにする努力を行うこととした.
課題2の,「精神医療の問題」については,6月24日に話し合い,具体的な検討を行う.
まさに新たな胎動が始まったのである.立場性を越えて,やどかりの里の会員全体で,学習を基盤に新たな行動を起こしていこうということが,今年度の活動の基盤に座った.
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