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さいたま市の障害者施策の向上を目指して
第2回さいたま市障害者施設連絡会全体会・研修会開かれる
11月6日(土),大宮ふれあい福祉センターでさいたま市障害者施設連絡会(以下,さい障施連)の全体会・研修会が開かれた.今回の目的は,今後のさいたま市の障害者施策の向上を目指し,さい障施連として必要な取り組みについて話し合うことだった.研修会の内容は,第1部は今後のさいたま市への要望などの取り組みについて,第2部は10月に厚生労働省から示された今後の障害保健福祉施策(改革のグランドデザイン案)について,第3部は交流会の3部構成で組み立てられ,およそ40名が参加し,やどかりの里からは10名の職員が参加した.
まず,さいたま市への障害者福祉施策に関する要望について,8月にさい障施連としてさいたま市に提出した要望内容に対するさいたま市からの回答について報告された.要望内容は多岐に渡っているが,中でも精神障害者小規模作業所の補助金の引き上げ,心身障害者地域デイケア施設の処遇改善費の増額や補助金の重度者範囲の拡大,障害者施策全般の要望などについて説明がされ,それらの要望内容については,市からの回答の多くが財政難で厳しい状況にあるという内容だったことが報告された.
次に,厚生労働省から示された障害福祉施策(改革のグランドデザイン案)について,鴻沼福祉会の斉藤なを子氏から説明があった.改革のグランドデザイン案の内容が規制緩和と財政抑制から描かれていることをおさえた上で,障害のある人にとって改革の中味がどうなのかという視点を持って読み解くことの必要性など,改革のポイントを幾つかに整理して話された.また合わせて,さいたま市の障害者福祉施策の今後の動向についての説明がされた.
今回の研修会は,さいたま市内の障害者施設が日頃の活動や思いを率直に出し合う機会となった.三障害の障害者施設で抱える課題は様々にあるが,障害者を支える体制や制度がまだまだ不十分であることも明らかになった.障害をもった人たちの暮らしを豊かにしていくためにも,私たち障害者施設の取り組みは重要である.今回,さいたま市内の障害者施設の職員が集まり,障害者施策の動向や現状と課題などを話し合えたことは意義深い.障害者施策が大きく転換されようとしている今,自分たちの地域に立脚して,障害をもった人たちが一人の人間としての尊厳を保障され暮らしていくことが実現できるよう,今後もさい障施連として継続した取り組みをしていくことが重要だろう.
研修会の中で,斉藤なを子氏が次のように語った.「制度がどうあろうと障害のある人たちの安心,安定した暮らしは変わらない.本当に障害者が人間として生きていくために,ニーズを受け止め,どう行き届くための社会資源としていくのか,そのあり方やアイデアなどさいたま市における代案づくりが必要なのです」.目まぐるしく変わる情勢の中,私たちの地域で,私たちの取り組みが,今まさに問われている時なのだと感じる.
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