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機関紙「やどかり」6月号 (2008.06.15発行)
第37回通常総会開催
ビジョンづくり第2章へ
5月24日(土)やどかり情報館において,本年の総会は無事終了した.開会に先立ち土橋敏孝理事長は,厳しい社会情勢,福祉においても効率化を迫る社会の変化,貧困の問題や,精神の病の増加に触れ,「社会の価値観の変化に対応しながらも,やどかりの里として理念を失わず,今後の活動への新しい道をつくる,拓くきっかけとなる総会にしよう」と挨拶をした.
会員総数321名,出席者63名,委任状提出者177名により総会は成立し,掘澄清理事が議長を務めた.
第1号議案:平成19年度事業報告及び決算報告承認の件
増田常務理事は「所報」の“Ⅶイラストで見るやどかりの里の1年”の動きのページから19年度を振り返った.活動理念を明文化したこと,新しい活動の躍動,一方,向かう社会情勢の過酷さ厳しさ,その中にあっても一筋の光はあると確信した1年であったと活動を総括した.相談支援・生活支援活動の現場からは,やどかりの里が活動をしている中で把握した課題を,市内共通の課題として問題提起するために奮闘している様子が語られた.労働支援活動は「健康を守りながら仕事をしていく」が活動のテーマであったと報告した.
そして決算の審議に入った.公益法人新会計基準による初めての決算のため,相違点など丁寧な説明の後,第1号議案は承認された.
第2号議案:平成20年度事業計画案及び予算案審議の件
自立支援法の改善運動や,障害者の権利条約や医療制度改革など,国政レベルの動きに関心をもちつつ,さいたま市では障害者のより充実した暮らしの実現に向けて問題提起・提言を行っていくこと,これが大きな活動方針である.そして,新規の事業として居宅介護事業,2級ヘルパー養成講座の開催,協働ネット推進プロジェクトを通じての仕事おこしの数々,今年も新しい取り組みが生まれる.また,ビジョン検討委員会では,旧法施設の自立支援法にもとづく移行に関して,その時期や事業内容を精査し,年度後半にはより具体的な移行計画をまとめる,以上のような内容でそれぞれの担当者が詳細に事業計画を説明した.
予算規模は約397,416千円,昨年度収支実績より14,000千円ほど増額となっているが,新規事業の立上げ,共同生活援助事業などで単価の変更があるためである.そして,事業計画案,予算案も異議なく承認された.
第3号議案:理事改選の件
本年は理事改選の年に当たる.メンバー代表の理事は立候補を募った.既に辞任している香野英勇に代わり星野文男が,家族代表は小沢直子が退任し平野和子が就任した.他は役員とも変更なく会務にあたる.
審議は終了し,やどかりの里の第1号職員である荒田稔さんが「殻を変えて成長するやどかり同様,次々に新たなことに挑戦し成長するやどかりの里の精神は失われていない,昔のままで安心した」と語り,出席者も「つくる,拓く」の大切さを実感した. |