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やどかりの里の理念を今後に繋げよう 〜1年の活動を振り返る総括会議開催〜
2006年2月16日(木),やどかりの里の総括会議がやどかりの里2階ホールにて開催された.この総括会議の目的は,今年度やどかりの里の取り組んできた活動と,やどかりの里を取り巻く情勢の動きを皆で共有し,今年度の活動の意味を確認するための会議である.
今年度は障害者自立支援法(以下「法」)に向けて,実に様々な取り組みを,多様なネットワークの中で進めてきた1年であった.やどかりの里内部においても,情報共有のための学習会が頻回に開催され,きょうされんをはじめ関係する団体と力を合わせて,「法」に関する要望書の作成,国会議員への要請行動や緊急大行動などに取り組み,これらの取り組みに延べ280名を超えて参加している.自分たちの実情や思いを声にして伝えることを学び,法律についての意見を持ち,その意見を何とか「法」に反映させようと行動してきたといえるだろう.
報告の中で「障害者自立支援法が成立したから終わりではない」「やどかりの里設立から目指してきた『ごく当たり前の生活』を忘れてはならない」という投げかけがあり,これから法律が施行されていく中で,我々が忘れてはならない原点がそこにあることを皆で再度確認することができた.
そして,午後はこの「法」だけを見ていくのではなく,保健・福祉・医療に関する国の動向を幅広くみていくこととした.その1つに介護保険法の改正がある.介護保険と障害福祉との統合が叫ばれてから,その後グランドデザイン案が提示され,今日の障害者自立支援法成立に至っている.介護保険も2度目の見直しがされ,2006年4月より新たに施行される.介護保険の仕組みや動きは,まさしくこの「法」そのものを表していることが見えてきた.
また,憲法改正をはじめ医療法改正,生活保護法の改正などについても報告がされ,国の責任の転嫁,安心・安全を守ることから規制緩和へ,公共の福祉から自己責任へといった,我が国の姿が見えてくるようであった.
こうした大状況の中で,やどかりの里は組織としても各個人としても大きく成長した1年だったといえる.総括会議での各取り組みの報告から(詳細は2頁)は,それぞれが情報をつかむ力と発信する力を確実に身に付け,やどかりの里の内部に限らず,県内,市内のネットワークの中で学習を積み重ねてきたことが,一連の運動を推し進める大きな力になってきたことがうかがえた.また,国や政治が遠くにあることではなく,自分たちの暮らしやいのちに関わっているのだということを,この一連の取り組みを通して,皆が共通に感じたことは,これからの大きな力になることだろう.
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