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機関紙「やどかり」1月号
(2008.1.15発行)


<1面 記事>

未来を明るく照らす
やどかりの里の宝物

 2008年が始まりました.障害者自立支援法の3年後の見直しの年に当たり,障害分野には厳しい状況が続くことが予測されます.1970年にやどかりの里の活動が始まって38年,さまざまな危機的な状況を乗り切ってきたやどかりの里です.活動を継続する中で培ってきたやどかりの里の強み,特徴を再確認してみたいと思います.

1.1人1人が生きる力を獲得し,日々生きることを楽しむ
 精神疾患の発症,精神科病院への入院体験を通して人生のどん底を経験してきた人たちが,仲間との出会い,自分の力を発揮できる場を得ることなどを通して,もう一度生き直す人たちの輝くいのち.やどかりの里のエネルギーの源泉です.

2.学習し,実践につなげる力
 やどかりの里は学習することを大切にしています.新たな知識や情報を得るだけではなく,実践から学び,その学びを実践に生かしていくこと,それがやどかりの里に関わる1人1人の成長につながっています.

3.やどかりの里に集う多様な人たちの輪
  −互いを認め合い1つにまとまる力−
 精神障害のある人,その家族,職員,役員,多くの支援者,さまざまな生き方や価値観を持つ人たちがやどかりの里に集い,互いに認め合い,尊重し合い,まとまっていく力.この力がやどかりの里を支えます.

4.やどかりの里を後押しする多くの人たち
 やどかりの里後援会をはじめ,やどかりの里を応援する人の輪が広がっています.バザーのボランティアは150名を超え,チェコイトロ少女合唱団のコンサートには1,000名を越える人が参集しました.やどかりの里の応援団にエネルギーをもらっています.

5.さいたま市内のいろいろなつながり
 行政との連携・市内の障害者施設や障害者団体とのつながり,エンジュのお弁当を利用する高齢者との関係,作業所のドリームカンパニーや喫茶ルポーズを利用して下さる地域の人たち等々,さいたま市内に幾重にも重なるつながりが生まれています.やどかりの里の未来を切り拓くことにつながっていきます.

6.地域社会で支え合う力,地域社会を創る力
 やどかりの里は,地域で他の施設と力を合わせ,障害のある人の問題や課題について,地域住民に理解を求める取り組みを進めてきました.同時に地域社会の一員として,視野を広げて地域を意識すること,地域に貢献できること,やどかりの里が大切にしていることです.

7.全国に発信する力
 障害のある人たちの体験や意見,やどかりの里や各地の地道な実践を全国に発信していくことは,やどかりの里らしい運動の取り組みです.全国の人たちとのつながる力を強めています.


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