やどかりの里の今 書き下ろし,やどかりの里30年の集大成!
職員主導からともに創り合う やどかりの里への転換
〜生活支援活動と福祉工場の胎動〜


  版元:やどかり出版
B5版  242頁
本体価格 2,500円
ISBN4-946498-46-X

在庫あり
篇者 
「やどかりの里」30周年記念出版編集委員会 
初版発行 
2000年09月
 

 本書は,1994(平成6)年からここ6年間のやどかりの里の実践をたどり,その中で 何を気づき,何を学び,どう活動を展開させてきたのかをそれぞれの視点でまとめた ものです.

 やどかりの里では,福祉工場,通所授産施設に続き,2000年現在4つある生活支援セ ンターがそれぞれ独立運営をするようになりました.1人1人がそれぞれの地区や活 動で実践を展開するようになっていくと,地域を足場にした活動づくりの重要性を改 めて感じ,街の人たちとの協働のあり方を考えるようになりました.街の中では精神 障害者の問題は部分の問題であり,街で生きる1人としてこの街でどう生きるかとい うことを問われているのだと感じるようになってきたのです.

 そして,もう1つの大きな気づきは,メンバーとの協働のあり方でした.「ともに活 動を作る」といいつつも,どこか枠組みは職員が作って,その範囲での「ともに」 だったのではないだろうか,という反省がありました.もちろん,職員がそれぞれの 専門性を磨きつつ,仕事を展開するのは当たり前のことですが,活動の作り方の転換 が迫られています.形から入る「ともに作る活動」ではなく,活動を進めていく上で 重要なこと,本質に関わることからともに協議し決定するような進め方や組織づくり が大切なのだと考えています.

 こんな思いからできあがった本書を,精神保健分野に限らず共生・協働に関心のある 多くの方々にご一読いただきたいです.



目次

第1章 支援から共生へ支え合いから協働へ
 1 新しい組織としての成長を求められた6年間のあゆみ  坂本智代枝
第2章 生活支援活動の胎動
 1 座談会 生活支援体制の確立と理念の共有化を果たした5年間
 2 支え合う街づくりを目指して             大澤美紀
 3 ともに歩み,育ち合う街づくりを目指して       三石麻友美
 4 食事サービスセンター「エンジュ」の開設過程と
    3年間の活動の中で大切にしてきたこと       坂本智代枝
第3章 福祉工場の胎動
 1 やどかり情報館設立の過程と
    3年間の実践から見えてきたこと           増田一世
 2 やどかりの里における印刷事業の意味と役割      宗野政美
第4章 やどかりの里の理念の形成過程
 1 理念的な問題を追求した研修,研究,出版活動     増田 一世
 2 みんなで創り合うセミナーで,生き生きとした
    活動を広げよう                   佐々木千夏
資料篇
エピローグ



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