You遊
(精神障害者小規模作業所)
<平成20年(2008年)度事業計画>
今年度は事業の徹底的な見直しと,今後に向けた見通しを持つことを最重要課題と掲げ,事業移行に向けた本格的な検討を始めていく1年とする.
今年度のYou遊の事業は手づくり品販売の店舗営業と貸しスペース運営,贈答品販売(夏季限定の梨注文販売)に加え,これまでワーク社で行っていた人材派遣業務をYou遊の事業に位置づけ業務内容となる.これらの現状と課題を振り返り,将来に向けての発展可能性を明確にし,You遊で働くメンバー全員で共有しながら,ともに運営を考え合い行動する姿勢を大切にしながら進めていく.
大宮区天沼町に店舗を移転してから1年半が過ぎたが,手づくり作家との変わらないお付き合いがあり,新しいお客様とのご近所同士の交流が芽生えつつある.この「さまざまな人たちとのお付き合い」を損なうことなく,働きがいある職場として,また気軽に立ち寄れるお店として存在し,さらに地域に根ざすべく努力していく.
<平成19年(2007年)度事業報告>
大宮区天沼町に移転してから,なんとか1周年を迎えることができた.手づくり雑貨の販売と,店舗の一部をフリースペースとして貸し出す事業を継続して運営してきたが,昨年度同様に自立支援法の枠組みの中で事業移行をどのように進めていくかを考え続けた1年でもあった.
1) 店舗営業について
旧店舗(大宮区仲町)から移転し1年半が経過したが,店舗事業に関する目標として新規販売作家と貸しスペース利用者の増加に重点的に取り組んだ.結果的に純増には至らず営業的には非常に厳しい結果となったが,旧店舗より継続販売して頂いている作家,来店してくださるお客様もおり,変わらない親密なお付き合いが続いていることは嬉しいことであり,You遊の財産である.1人1人の作家,お客様を大切にしてきた結果だといえるだろう.ちょっとした差し入れをお客様が持ってきて,You遊でお茶を飲みながらくつろぎのひとときを過ごしていく,そんなあたたかい雰囲気の店舗として地域の中に定着してきている.
2) 梨販売について
昨年度より引き続き,やどかりの里会員であり梨生産者の江原さん(白岡町)のご協力により,梨販売事業を行った.注文数も昨年より2割増加し,仕事量もかなりの労力を費やされることになったが,喜びをともに分かち合える結果となった.しかし,天候の影響
で予定の注文期間を大幅に変更せざるを得なくなり,その結果受付した注文が発送されないお客さまもいて,大変なご迷惑をかけた.このことはミーティングの中でしっかりと反省し,来年度さらにミスを減らすように,メンバー全員で対策を検討,改善すべきチェック体制を徹底することとした.
また,新米の販売も江原さんのご協力のもとに行い,大変好評であり,来年度もさらに継続して行う予定である.
3) 作業所運営について
毎週のミーティング,通常の店舗営業などメンバー自身の手で進められることが多く,その負担感は大きかったが,その一方で個々の責任感が強まり,自主的,積極的に店舗を運営している気持ちも高まり,新規作家の販売までの応対や支払いなどの一連の作業とともに,販売管理すべてに取り組めるようになった.梨販売における販売管理同様に,納品や在庫に関する商品管理,売上や支払いに関する売上管理など,一連の事務手続きとしてメンバーが業務を把握し,こなせるのはYou遊の大きな特徴である.今後は各人がこなせる仕事量と店舗営業における仕事量のアンバランスをどのように解消し,やりがいを見出せる仕事にしていくかが課題である.
昨年度より引き続き,自立支援法の枠組みの中で「You遊とは?」という問いにミーティングと運営委員会で考え,話し合ってきた.いまだ結論に至らず,非常に苦しい時間を過ごし,またしばらく続くことになるが,足元を見失うことなく,将来に向けての希望を見出せるようなYou遊として存続するべく力を合わせていく.(石黒 学)
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