アトリエなす花
(精神障害者小規模作業所)
<平成23年(2011年)度事業計画>
今年度は,@ 事業移行に向けての準備を進めること,A 計画的な製作による在庫の確保と新たな販路の拡大,の2つを重点課題として取り組む.
事業移行については,今年度が最終年度となっており,ドリームカンパニーとの統合や就労継続支援B型事業への移行に向けた申請手続きなどを具体的に進めていく.
計画的な製作による在庫の確保については,昨年度行った製作数・販売数の把握で整理したデータを活かし,開催されるイベントや注文の時期や売れる製品を把握し,製作につなげていく.それにより在庫を確保し,ホームページの立ち上げなど,インターネットの活用も視野に入れ,販路の拡大に取り組む.
また,新規利用相談が増えており,今利用している人はもちろん,1人でも多くの人の「働きたい」という希望を実現するために,仕事づくりや環境整備にも取り組んでいく.
<平成22年(2010年)度事業報告>
今年度は,@ 計画的な製作と新たな販路の開拓,A 愛着のもてる製品づくり,B 事業移行後の目標の検討,の3つを重点課題に取り組んだ.今年度は,ドリームカンパニーが行ったアンケートをきっかけに,ボランティアが新たに6人加わったことは大きな変化であった.週に1回定期的に来てくださる人,月に1回の人など,参加のペースはさまざまであるが,それぞれの得意を活かし,製品づくりに協力してくれている.
1)計画的な製作と新たな販路の開拓
今年度は,計画的な製作を目指し,年度当初より,製品別の製作数と販売数の管理,イベントやピアショップなどの販売機会別の売れ筋商品の把握を行った.
革製品をはじめ,手工芸品,木工品など,今年度製品数は,49種類2,291個.そのうち,イベント,委託販売,ピアショップなどでの販売や注文による販売数は,1729個.委託品を除き年間で製作する製品のほとんどが売れている.その一方で,在庫の確保ができず,イベントや注文に追われての製作となり,新たな販路の開拓には至らなかった.
新たな販路開拓のためには,ある程度の在庫商品の確保が必要である.1人1人の技術アップと,今年度の販売実績を基に,販売機会に合わせた売れ筋商品を予測し,製作に反映させていくことが来年度の課題となる.
2)愛着のもてる製品づくり
今年度は,利用者が新たに7名増加した.
なす花の製品づくりは,経験と技術が必要なため,新しい利用者が技術を身につけ,よりよい製品づくりに活かせるようになるためには,時間が必要である.しかし,大量注文やイベント繁忙期には,新人もベテランも関係なく,一丸となって製作に取り組むことが必要になる.新しいメンバーには,先輩メンバーや職員が自分たちの経験と技術を伝えながら,また,1人1人がすべきことを相談し,時には分業しながら,協力して取り組んだ.
どんなに忙しくても,製作に追われても,1針1針,1塗1塗を大切に,買い手にとっても,作り手にとっても愛着を感じられる製品を作るという思いが浸透した1年であった.
3)事業移行後の目標の検討
事業移行については,ドリームカンパニーとの合同ミーティングを通して検討を行った.しかし,事業移行についての具体的な検討やイメージについては,まだまだ不十分である.本来なら,移行に向けた具体的な検討を行うべき合同ミーティングも,今年度は,新たな利用者が増加したこともあり,国の動向や今置かれている現状,やどかりの里全体の動きなどの情報共有に占める時間が多くなり,具体的な検討が進まなかった.
今年度は,統合後をイメージしながら,お互いの事業への協力を始めた.なす花のイベントでの販売や,イベントや注文対応など繁忙期の布やフェルトの型どりなど作業の準備段階にドリームカンパニーのメンバーが協力し,一緒に取り組んだ.なす花も,ドリームカンパニーの行う裂き織りの作業に協力した.お互いに協力しながら,統合後の活動のイメージづくりを進めた1年であった.
2012年3月には,事業移行の期限を迎える.残された時間は1年を切った.来年度早い時期にドリームカンパニーとの統合,事業移行の具体的な方向性を決定し,準備を始めていく.
4)来年度に向けて
前述のように,@ 計画的な製作による在庫の確保と新たな販路の拡大,A 事業移行に向けての準備,は引き続き来年度も取り組んでいく.また,新規利用相談が増えており,今利用している人はもちろん,1人でも多くの人が「働きたい」という希望を実現するための,仕事づくりや環境整備を行いながら,事業移行に臨む. |