やどかりの里グループホーム (共同生活援助事業,共同生活介護事業)


<平成22年(2010年)度事業計画>

 入居者の高齢化に伴い,生活習慣や体調に変化を伴う人が増え,日常的な見守りが必要な人や体調の急変,事故や怪我などで入院する人もいる.そのため,365日の日常生活の見守り態勢を整備し,切れ目のない支援を行っていく.特に健康面に関しては,楽しみながらバランスの良い食生活について学べる機会として,定期的に食事会を開催する.また,戸別訪問を定期的に行い,健康状態の把握を行い,より生き生きとした暮らしを実現するため,定期的な支援計画の見直しを行う.
  その他,災害時への対応として避難訓練を実施し,救急法の学習会も行う.
  また,今年度より定員9名のグループホームを新設する.職員が日中常駐し,入居者への家事支援,日常生活の相談を行う.食事提供も行い,健康面で配慮の必要な人に対して,安心して暮らせるような環境を整える.


<平成21年(2009年)度事業報告>

定員;45名
入居者:44名
 
  今年度,新しくグループホームに入居した人は6名.退所は1名.全体で44名となった.新規入居者の内訳は,援護寮を退所した3名,家族同居であった1名,病院から退院した2名である.また退所理由は再入院によるものである.   
  入居者の年齢構成は60歳以上の人が約5割を占め,高齢化が進んでいる.
  入院した人は4名で,昨年度よりは少ないが,3名は身体疾患との合併による入院であった.家事支援を定期的に利用している人は12名.宅配利用者は24人で,全体の6割の人が定期的な食事の支援を必要としている.

1)日常生活支援

 入居者への日常生活支援として主に家事支援,移動支援,相談支援を行ってきた.新規に入居した人には,地域生活の定着を目指し環境整備や訪問を密に行った.
  家事支援については件数が増えている.理由として,足が痛い,疲れやすいなど精神的,身体的理由によるもの,加齢によるものである.個別の状態や希望に合わせて掃除,洗濯,食事づくり,入浴介助,散歩,買物,相談支援等を行った.
  身体疾患のある人,公共交通機関の利用が難しい人に対しては移動支援を行った.

2)健康課題への対応

 今年度,入院した人の4人中3人が身体疾患を併発しての入院であることから,身体的な健康課題への対応は今年も継続して行ってきた.健康診断を受けることを勧め,インフルエンザ流行に対しても,予防についての注意喚起や毎日の検温を行った.
  食事も健康に暮らすための重要な要素である.入居者の中には糖尿病,肥満,低栄養など食に関する課題を抱えている人がおり,専門的な対応も必要である.今年度はグループホームの全体行事として食事会「バランスDEランチ」を3回行い,食事について楽しく学べる機会とした.エンジュの協力を得,みなで昼食をいただき,食品の役割やバランスの良い食事の取り方について栄養士より学んだ.毎回20名程の参加があり好評であった.食事会をきっかけに食生活への関心を持ち,食事の支援を受け始める人もいた.

3)検討会議の開催

 今年度から支援計画の検討を目的に各区の生活支援センターと定期的に合同で検討会議を開いた.主に生活支援センターの支援計画を共有し,グループホームにおける支援の見直しを行った.
  定期的に協議,検討することによって,具体的な支援課題が明らかになり,入居者1人1人の支援計画に反映して支援を進めることができた.
  また体調の変化の大きい人に対しては迅速に対応することができるようになった.検討会議を行ったことでグループホーム以外での活動の様子を把握し,支援のあり方を見直す機会となった.

4)他機関との連携

 医療機関,行政機関等の関係者が集まるケア会議に参加した.定期的に参加し,役割の確認や安定した暮らしが営めるよう連携を図った.また社会福祉協議会の「あんしんサポート」による金銭管理を活用.本人の財産を守れる環境づくりを行った.

5)施設整備

 さいたま市消防署の指導により,全居室に防炎カーテンを設置した.   (鈴木 恵)