画廊喫茶 ルポーズ (精神障害者小規模作業所)


<平成23年(2011年)度事業計画>

  今年度は,作業所You遊と統合し,就労継続支援B型事業へ移行する.
  より多くのメンバーが働けるスペースの確保と収益の向上を目的とし,店舗の改装工事を行う予定である.これに伴う費用は埼玉県自立支援基盤整備事業を活用し,この事業計画にそって事業移行を進める予定である.スケジュールとしては秋口の着工を目指した計画の作成と,工事完了後は速やかに事業移行できる態勢づくりをする.
  この事業移行の態勢づくりとして,新規利用の受け入れを積極的に行っていくとともに,事業収益の向上も同時に達成できるよう,メンバーとの話し合いの時間を密に取り,改装工事や事業移行についてのイメージの共有化をはかっていく.


<平成22年(2010年)度事業報告>

 今年度は,@ 作業工賃の引き上げの実現,A 事業移行に向けた具体的な方針の決定を目標に掲げ,活動に取り組んだ.

1)事業運営
(1)喫茶事業
  昨年度に引き続き,週6日営業と夕食サービスを行っていることで,売上・来客数ともに例年並みの水準で安定している.これまでの常連のお客様も変わらず来店くださっているが,新規のお客様も初めての来店ののち再び足を運んでくださり,そのうちに常連になっていくことが多い.町内会の会合の後に決まってトーストとホットコーヒーで談笑するご婦人のグループも「いつものよろしくね」とすっかり顔なじみになっている.
  法人内部からの食事の注文の機会があることも売上に大きく貢献している.今後も多くの要望に応えていきたい.
(2)作業工賃の引き上げ
  収益が安定してきていることから,8月より作業工賃の引き上げを行った.それとともに,経験年数に応じて時給額が300円から400円に段階的に上がっていく仕組みにメンバー工賃規定を変更した.メンバーが長く働き続けたいと思える環境整備の1つとなっている.今後もより多くの工賃を支払えるように収益を上げていく努力を続けていきたい.
(3)ミーティング
  店の運営を考える時間,メンバー・職員間,メンバー同士の情報共有の場として,これまでもミーティングは重要な位置を占めていた.しかしながら,店舗を営業しながらミーティングの時間を確保できずに開催を見送ることや,メンバー各自に他の予定がある等でミーティングを開催しても参加人数が少ないことが度々あった.そこで,今年度下半期からは,月に2回同じ内容でミーティングを行うことにした.
  今年度のミーティングでは,これまでも行ってきた店の運営や売上についての話し合いや食品衛生に関する講習会のほか,障害者自立支援法の事業移行に向けた情報提供や話し合いをした.新人・ベテランに関わらず,食器の洗い方や洗濯物の干し方など,メンバーが議題の提案をし,話の内容でわからないことも積極的に出し合い,活発な議論となった.参加したメンバーは「内容が難しかったけれど,売上を知ることができた」「気になっていたことが話し合えてよかった」と話している.ミーティングを地道に続けていくことの意義を再確認した.
  また,開催日程については,1回目は午前中,2回目は午後など,なるべく多くのメンバーが参加できるように工夫をしているが,同じ議題でもその日の参加メンバーによって話し合いの進み方が大きく異なることもあるため,更なる工夫が必要である.
(4)メンバー
  今年度の登録人数は26名であった.うち新規登録者は12名,長期欠勤7名(うち体調不良5名,就職活動中1名,その他1名),利用終了となったメンバーは2名(就職1名,仕事が合わず利用終了希望1名)である.
  新たなメンバーが増え,所内が活気づいていく一方で,長期にわたり欠勤するメンバーが増えている.休む期間が長くなるにつれて連絡が取れなくなるメンバーが多く,休んでいる期間中のサポート態勢を再考しなければならない.

2)事業移行に向けた今後の方針
  障害者自立支援法内事業への移行については,昨年度に引き続き,「大宮地区合同ミーティング」での話し合いをもとに進め,今後の方向性が定まった.ルポーズでは,小規模作業所You遊と合併・統合した上で,より多くのメンバーが働けること,より多くの収益をあげて工賃に還元していくことを目的として,補助金を利用して店舗を拡張する改装工事を予定している.合同ミーティングに参加していないメンバーには,ルポーズミーティングで方向性についての合意を得たところである.今後も引き続き検討が必要であるが,全員でじっくりと話し合い,考えていきたい.