画廊喫茶 ルポーズ
(精神障害者小規模作業所)
<平成20年(2008年)度事業計画>
今年度ルポーズは,メンバーの運営参画を基本に据え,@ 事業収入の向上,A 働くメンバー各々が体調を整えながらやりがいを持って働ける職場環境づくりの2点を目標に事業を展開する.
店舗の運営においては,ミーティングでの話し合いを基盤にして,手づくりのよさを存分に生かしたメニューづくり,来店されるお客様の満足感やくつろぎのある店舗空間を追及していく.また,運営委員会を立ち上げ,安心・安定して働くことができ,かつ働きがいのある職場を目指して,じっくり話し合いを重ねていく.そして,お客様の視点を大切にした店舗経営と自分たちの働く場としての作業所運営とを両輪で進めていきながら,地域の人びとにとっても,ルポーズで働くメンバーにとっても居心地のよい喫茶店をより具体的に形にしていく1年とする.
<平成19年(2007年)度事業報告>
今年度は,4月よりメニューをすべて変更し,リニューアルオープンした.ご近所の常連のお客様も増え,賑わいを見せている.多くのお客様が来店することで,メンバーの働くことへの意欲ややりがいも大きくなっている.ミーティングでは営業に対する積極的な発言も目立つようになり,ルポーズ立ち上げ当初の活気を取り戻した1年であった.
1)作業内容の充実
今年度,ルポーズでの最も大きな出来事は,お店を大幅リニューアルし,すべて一から手づくりのメニューをお客様に提供するスタイルとしたことである.パスタのソースやサラダのドレッシングも一から仕込みで作るものになった.メンバーも手順を覚えることから始まり,作業量もこれまでとは比べられないほどに増えることとなったが,「気持ちいい疲れを感じる」「楽しく働けている」「充実感がある」「自信がついた」など,働き甲斐を感じられる職場になった.また,これまでの常連のお客様にも「美味しくなったね」と喜んでいただき,これまで以上に店に足を運んでくれるようになった.新しいお客様も徐々に顔なじみになってきている.その結果,売上も前年度より大幅にアップし,数年ぶりに賞与を2か月分支給することができた.「ボーナスが出ることは,張り合いになるから,これからも売上を伸ばしていきたい」とメンバーの働く励みにもなっている.
2)ミーティングの充実
毎月第1火曜日,第3水曜日にミーティングを開催している.店舗営業・作業所運営について自分たちで考えていくことを目的に,これまでは月1回の開催であったのを2回に増やし,さらに司会をメンバーの持ち回りで行っていくことになった.ミーティングでは,店舗の状況や自らの近況を報告したり,1人1人が日々どういう思いで働いているのかなどを率直に語り合える場となっている.また,今年度はミーティングで売上収支の報告を重点的に行った.表を用いて店舗の売上状況を視覚的に把握することで,売上に対する意識化が図られ,店舗の営業に関する密度の濃い話し合いが行われるようになった.メンバーからは「自分たちで考えることを大切にしてくれている,メンバー主体の作業所になった」という声が上がるなど,1人1人が自ら考え,それを話し合いで共有し,みんなでルポーズを創っていくための土壌が形成されたといえる.
3)利用者の増加について
今年度は5名のメンバーを新たに迎え,現在14名のメンバーが利用している.一般就労・アルバイトへのステップを目的とした20〜30歳代の若いメンバーが増えている.多くの人が働く場として利用できるよう,作業内容の拡充が今後の課題となる.(水村 舞)
|