食事サービスセンター まごころ(小規模通所授産施設)

<平成20年(2008年)度事業計画>
メンバーが継続的に働けるよう支援していく.1人1人の健康を守りつつ,各自の力が十分に発揮され,まごころ全体が運営されていく実感を持って働くことを大切にする.個別支援は,各区障害者支援センター等の相談機関や,必要に応じて労働支援プロジェクトにも協力を依頼する.
食事づくりを切り口に,働く場を展開してきたまごころの活動も,この秋で丸15年.地域のニーズ,社会情勢,活動を担うメンバーや職員も移り行く中で,思い切った事業形態の見直しも必要になってきている.今年度,料理技術の鍛錬,新しい仕事の開発,作業環境の整備等に取り組み,次年度以降の展開への準備期間としていく.
障害者自立支援法下への事業移行の期限は,2年後に迫っており,今年度中に具体的な方針を,労働支援連絡会や法人全体とも諮りつつ決定していく.
<平成19年(2007年)度事業報告>
今年度は,より多くのメンバーの働ける場になること,より事業収益を上げることを目標に日々の活動に取り組んできた.
しかし,職員の数か月の療養,メンバーの休みが相次ぎ,恒常的な人手不足が続いた.弁当事業の拡大は実現したが,メンバーを増やすことには,十分に取り組めなかった.
2年後に事業移行期限が迫る中,どう事業移行するのか,具体的に描けなかったが,今後の活動の基盤づくりに取り組んだ1年であった.
また,学習や自立支援法の改善運動にも力を入れ,研修会や署名活動,集会にメンバー・職員ができる限り参加した. (檜山うつぎ)
1)弁当事業
1日80食の製造販売を目標としたが,実際は65食だった.それでも,今までにない成果として,昼・夕食合わせて,1000食を超える月が8回あった.新規のお客様も8か所増え,昼食の配達ルートも1便増やした.店舗を構えて10年経ち,近所の方が店にお弁当を買いに来てくださるようになり,頂いた注文に応えられるように態勢を組んだ.
だが日々の仕事の緩急は激しかった.忙しい時にはそれぞれにかなりの負担がかり,作れる数や人手,設備などにおいて限界も見えた.改善策として,以下の3点に取り組み始めた.
@ メンバーを増員していくと,今までの作業スペースでは厳しいため,作業場を拡大.
A 弁当づくりの技術を上げ,家庭料理からの脱却を目指し,新しいお客様を増やす.
B 事業収益を上げていくため,また仕事の幅を広げるためにまんじゅうの製造を始めた.協同ネットさいたまに加入し,新しい仕事おこしに取り組む.(中村 恵子)
2)働く場として
新規利用者はいなかったが,長期休みに入った者は3名,退所者は2名となり,年間延べ利用者数は昨年度に比べ12.7%減少した.
1日1時間働いてきたあるメンバーが,長期目標にしていた1日3時間の就労を実現させた.メンバーのたゆまない努力と働き方の相談を重ねながら,少しずつ仕事の時間と幅を広げていった.段階を踏んで仕事を積み上げ,幅を広げていく彼の取り組みを,より多くのメンバーが働ける職場づくりにつなげていきたい.
今後,事業を充実させながら,健康を守り,安全に働ける職場環境を作っていくことは課題である.
また,今年も旅行や忘年会等の行事を通じて交流を深めた.普段忙しく働く仲間同士だからこそ,大切な時間となった.
全員に呼びかけをした拡大ミーティングでまごころの良さを話し合い,前述の弁当事業の改善点を確認した.来年度も今後の事業運営について意見を出し合う機会として開催していく.(椿原 亜矢子)
3)次年度の課題
活動開始15年の節目の年.自立支援法下への事業移行も含め,働く場としてどう発展するのか具体的な計画を練っていく.