まごころ(就労継続支援B型事業)


<平成23年(2011年)度事業計画>

  障害のある人の働く権利を保障できる事業を目指し,協議を重ねていく.短時間の仕事を希望するメンバーも,プロとしての意識と技術を磨けるよう,役割分担等を工夫する.
(1)事業移行
  9月に就労継続支援B型事業へ移行する.1日10名のメンバーが働けるように登録者を増やし,働くメンバーには,移行の際の手続き等,丁寧に説明をしながら進めていく.
(2)弁当事業
  1日平均70食の製造販売を目標にする.新たに導入した設備を活用し弁当の内容と製造力を,営業活動で販売力を高めていく.新たな仕事として新商品の開発に挑戦する.
(3)まんじゅう事業
  1か月1,500個の製造販売を目標にする.2年目となるこの事業を軌道に乗せるには販路の確保が必要だ.そのための営業活動と平行し,翌日も安全に召し上がれるような包装の導入,冷凍での販売等で,売り上げを伸ばしていく.


<平成22年(2010年)度事業報告>

 昨年度改装工事を実施し,事業内容を変更した.今年度は弁当事業とまんじゅう事業の拡充と安定を意識し,活動を進めた1年となった.

1)多様な働くニーズに応える
  新規利用者は2名.3月末日現在試験利用中2名.利用に向けた手続き中1名.
  地域のお祭りやイベントに積極的に参加するため,臨時出勤を9回募った.弁当事業で働いている人がイベントでまんじゅう販売に関わるようになって,仕事の幅が広がり,労働時間も増え,結果工賃アップにつながった.継続して安定して働く人も多く,皆勤者は延べ32名にのぼった.
  また働く人の特徴が明確になってきた.平均して週2回,1〜2時間の労働時間が合っている人が多い.短時間でもプロの仕事が果たせるよう,得手や特性を活かしながら,仕事の役割分担を決めた.そのことが働く安心や仕事の習得しやすさにつながっている.

2)地域の協力者の輪を広げる
  今年度いろいろな人とつながり,お客様が増えた.商店会に入り,会の一員として自治会のイベントに出店し,イベントを盛り上げたり,商店会主催の行事にも積極的に関わった.またボランティアが増え,日々の活動を支えてくれた.たくさんの人と出会い,協力者の層が厚くなった1年となった.

3)弁当事業の拡充と安定
  昨年度から昼食弁当の製造販売に事業内容を絞った.宣伝活動も意識して,与野夏祭りではコロッケを約260個販売.地域の人に知ってもらうために,個人宅,会社や公共機関にチラシを配り営業活動を展開した.民生委員さんからは高齢者の個別宅配の依頼もあり,夕食宅配を終了したことで一旦落ちた売上を,1年かけて昼食弁当だけでカバーできるようになった.平均食数は1日49.5食.今年度増えた配達先は20件.また,店舗での販売数も昨年度より1.5倍に増えた.その中で,他の店にはないまごころの弁当のセールスポイントやターゲットとするお客様の層が明確になった.そんなことを意識して,女性や年配の方に喜んでいただけるよう,材料はなるべく国産のもので,季節の食材も取り入れた15品目以上の食材を使用し,新しいメニューにも挑戦した.伸びた食数に対応するのは大変だが,1人1人の力量アップと設備整備で対応した.

4)まんじゅう事業の拡充と安定
  まんじゅう事業を担うメンバーも3人から5人に増え,技術もあがっている.短時間労働の中,個々の力量がアップしたことで,製造力も上がり,1,200個の注文にも応えることができた.働くメンバーは小麦粉やあんこなどの材料を計量することから始まり,生地作りや製品に焼印を押すなど,マニュアル化できない部分の技術を習得中だ.
  また7種類の商品開発をし,5種類の新商品を販売した.店頭にチラシを貼り,宣伝もした.チラシ効果はあり,お客さまを増やすことができた.開店して1年目の記念日に店舗前で蒸かしたてを無料で振舞った.事前に配ったチラシを見て来てくれた人や,店舗前の通行人にまんじゅうの味を知ってもらうことができた.
  店舗販売に加えてイベント出店や配達を行ってきた.十分な販路確保ができず目標数を達成できなかったので,定期的なイベント出店先など見つけていく.

5)来年度に向けて
  来年度は障害者自立支援法の事業移行の具体的な準備と手続きを進めていく.移行すると公費が日割り計算となるため,利用者を増やすことが課題となる.また,今年度行った備品整備により,事業拡大の可能性が広がる.両事業のさらなる充実と多様な働くニーズのバランスをとりながら,地域に密着した店を目指していきたい.