やどかりの里通所授産施設

活動紹介
<作業活動>
やどかりの里通 所授産施設利用のご案内
食事サービスセンター エンジュ 事業のご案内
献立はすべてカロリー計算し、栄養バランスを考えたお弁当を提供しています。
家庭の味を大切にし、クリスマスメニューなどのお楽しみ献立も盛り込んでいます。
<平成22年(2010年)度事業計画>
1)通所授産施設 やどかりの里授産施設
食事サービスセンターエンジュ事業
2011年度の移転・新築,新体系事業への移行の準備を進める.あわせて移転後の事業展開について具体的な計画づくりを行う.
日常の食事サービス事業においては宅配サービスの向上に努める.これらを遂行していくため,全体の業務態勢を点検し個々の力が発揮できるよう整えていく.
(1)移転・新築に向けた取り組み
まずは,社会福祉施設等整備費補助申請に向けてさいたま市と協議しながら書類整備,申請を行う.また,エンジュ・援護寮拡張推進委員会と連動し,エンジュの活動を広げながら資金獲得などの取り組みを行う.
(2)昼食・夕食事業の拡大
昼食については1日平均100食の提供をめざす.弁当利用者に嗜好アンケートを行い,食事サービス事業に関する意見を聴く.
夕食については,6月からさいたま市在宅高齢者等宅配食事サービス事業の実施日が1日増えることに伴い,週5日実施していく.
(3)個々の力量形成に向けて
全体ミーティングなどで,具体的な計画づくりの検討,情報の共有や学習を進める.また,事業拡張に向けて,現在の態勢を見直し個々の力が発揮できるよう整えていく.
(4)パソコン教室の開催
外部講師をお招きして毎週金曜日,13時半〜16時に開催する.
<平成21年(2009年)度事業報告>
1.やどかりの里授産施設
今年度いちばんの動きは,エンジュ移転・新築に向けてさいたま市南中野の土地を取得したことだ.2011年度中の建設を目指し具体的な設計図を描き始めた.
働くメンバーは新しく11名迎え,みなで力を合わせ弁当づくりに取り組んできた.
施設活動だけでなく,大宮駅での募金活動やきょうされん第32回全国大会等に参加するなど,外部団体との交流にも努めた.
1)新たな事業展開に向けた青写真づくり
5月の定期総会にて「障害者自立支援法移行に伴う事業拡張に向けた中川将来構想案」を提案.「新しいエンジュを創っていきたい.皆さん,よいだろうか」とエンジュのメンバーからの発言も後押しし,具体的な一歩を踏み出した.
「中川将来構想プロジェクト」や第3木曜会等で話し合いを進め,援護寮の居室確保とエンジュの厨房拡張のためにエンジュを移転させることとなった.建設には社会福祉施設等施設整備費の活用を考え,さいたま市に相談,並行して土地取得に向けて動き出した.
10月の理事会にて土地購入について承認.地元の自治会長,土地に隣接する地主さんを訪問しご理解を得,12月4日土地購入に至った.設計については月2回の定例会を開始,全体ミーティングで検討を重ねている.
1月に,エンジュを利用するメンバーの家族との懇談会を開催.今後の活動展開について説明する機会を持った.8名のご家族が参加し,総勢20名が集まった.やどかりの里の活動や家族の会「浜砂会」のご案内,エンジュの活動状況をお伝えし,日頃感じていることなどのお話を伺った.
土地購入には,約5,000万円かかり,法人資金を投入,不足の3,300万円は借り入れを行った.建築工事費は2億円ほどかかる見込みであり,さいたま市と協議しながら施設整備費申請の準備を進めるとともに,資金づくりに向け取り組むことが喫緊の課題である.
2)地域に向けた食事サービス
(1)昼食事業
前年度まで1日100食平均で提供してきた昼食事業であったが,入院,転居,他の宅配サービス利用といった理由で中止する人が相次ぎ60食に落ち込んだりし,食数を読むことが難しかった.利用希望があっても継続利用につながらないケースが多かった.背景に,一般企業による高齢者向け弁当宅配の参入がある.弁当利用者にとっては選択肢が増えたのだが,エンジュにとしては利用減少の原因の1つとなってしまった.一方で,継続利用者の中には,一家庭で2〜3食利用したり,週1〜2回の利用から毎日利用に変わったり,以前利用していた人が再開したりした.最終的には1日平均88食の提供に落ち着いている.しかしながら,企業と競合する中で,弁当やサービスの質を向上していく改革が必要である.
(2)夕食事業
7月より新たにさいたま市宅配食事サービス事業の緑区の一部を受託した.さらに,やどかりの里の食事支援業務の調理部分を受託し,1日85食平均から平均120食となった.
また,カロリーや塩分調整など個別対応が必要な人の夕食宅配の依頼を2件受けた.市の委託事業を優先しているが,市の夕食サービスにつながらない人に対しての提供について検討が必要である.
(3)「バランスDEランチ」の開催
やどかりの里グループホームと活動支援センターと共同して「バランスDEランチ」を年3回,やどかりの里会館2階ホールで開催した.メンバーを対象に,バイキング方式で食事を楽しみながらバランスのよい献立の選び方を学ぶ目的で企画し,毎回20名近い参加があった.参加者からは「自分は糖尿病があるが何をどれくらい食べたらいいかわかった」「また参加したい」といった感想を得たり,食生活を見直し,夕食サービスの活用を始めた人もいる.
(4)「配食ネットワーク見沼」への参加
見沼区内の配食ボランティア団体とさいたま市西部圏域地区の地域包括支援センター,さいたま市社会福祉協議会見沼区事務所で3か月に1回,ネットワーク会議を開催した.参加者も定着し,地域に住む高齢者の状況と各活動報告の場となっている.市内で長く活動してきた団体から,ボランティアの高齢化問題や担い手不足により現状維持に困難が生じる状況などが報告された.
また,地域包括支援センターからは,高齢者のおかれている状況について議題が出され,エンジュとしても弁当利用者との関わりから見えてきた課題など発言した.
3)障害のある人の働く場として
(1)働きやすい環境づくり
登録者40名,うち6名が長期である.ベテランメンバーが講演のために休みが重なる中,メンバー同士で仕事内容を伝え合ってきた.1年の振り返りでは,
「パソコンの入力の仕事を始めて仕事の幅が広がった」
「限られた仕事であるが与えられた仕事をこなすようになった.前日は,遊んだり,酒を飲まないように気をつけている」
「体験発表や仕事の面でもいろいろなことに挑戦した」
「遅刻する日も多かったが,売上の計算仕事は慣れてきた」
など,それぞれが力量アップしている実感が語られた.
定例の全体ミーティングは,参加者が増えたため場所を2階ホールに移し,毎回,司会,書記,ボード係を決め,みんなが参加することを意識して進めてきた.ミーティングを参考にしたい,と市内の障害者施設から職員2名が2か月にわたり体験参加した.
(2)エンジュ通信
年4回,毎回90部発行した.記事がマンネリ化しつつあったが,担当者間では,「新しい職員の加入が刺激となった」「スキルアップに目覚めた」と振返った.
(3)スキルアップ
毎週水曜日に行なっている援護寮の夕食づくりを今年は,339食提供.「日々の料理づくりでレシピを見る癖がついた」「料理は難しいが洗い物と違って楽しくできる」「料理は得意ではないけど頑張った」「出席率と楽しさはクリアできた」と振り返った.
(4)ピアショップ販売
メンバーの強い要望でピアショップ販売(大宮区役所)を6月から再開した.月1〜2回ほどの販売であったが,区役所でエンジュの蒸しパンを待っていた人がいることを知り驚いたこともあった.「楽しみにしてくれる方がいて楽しく作れる」「販売も気分転換になる」と振り返った.
(5)レクリェーション・講座・研修
・旅行:11月21〜22日新潟越後湯沢へ12名参加.天地人バス観光で,新潟を満喫した.
・講座:5月に,食器の洗い方についての講座開催.洗浄をしたあとの残留物を調べる検査をし,普段の洗浄の仕方について見直す機会となり,衛生的に扱うことの再認識と確認がとれた講座となった.
・研修:12月,働くメンバー交流会に12名参
加.エンジュの活動と自身の体験を春原秀幸さんが報告した.
4)パソコン教室の開催
毎週金曜日に開催(全164回).のべ164名が利用した.(財)いきいき埼玉いきがい大学パソコンクラブOB新保多氏に来ていただき,マンツーマンに近い形で教えていただいた. (金子 猛)